日常的日記


2004年5月30日(日)
キューティーハニー

ナディア、エヴァ、ハニーとエレクトラコンプレックスの話を描いてきた監督だが、ここに至ってついに父親が作品世界の外に姿を消してしまった。
おそらくこの作品で監督と視点を共有できるキャラクターは父親だけだろうが、それが姿を消したことであずまんが的な主役不在の作品になっている。
「復讐を理由に闘うべきではない」ようなセリフがあったので、ハニーも何か成長するのかと思ってたら、なんとなく流されてしまった。これも父親の描写があれば処理できたと思うが。

見に行ったのは映像に期待してたからだが、これはあまり印象に残るものはなかった。紙芝居アニメはいかんだろう…

2004年5月26日(水)
マガジン26号サンデー26号

マガジン26号

フタツキ


主人公のキャラが薄すぎたのが原因かねぇ。
サンデーでも結果を出せていないんだから、マガジンの編集のせいにはできないだろう。
どうもメジャー誌ということを意識しすぎているような…いまはマニア誌が一杯あるんだから、そっちのほうが向いているんじゃないか?

エアギア

「本職」の技術はもちろんだが、この実況のテンションはもっと評価されていいと思う。

サンデー26号

美鳥の日々


変えるべきなのはセイジの気持ちでなく美鳥の気持ちのはずだが。
つーか、セイジのツボはメガネだろ。ショタにメガネ。これ最強。

暗号名はBF

どんどん特殊能力の影が薄くなってゆく。
ギミックを抜きにしたら、スパイものとしてはそんなにいい出来でもない。
主人公に職業意識が希薄なのに職業ものはできないよなぁ。

2004年5月24日(月)
ジャンプ26号

武装錬金

蝶ノリノリ。主人公サイドより余程面白い。
鷲尾編の失敗の最大の原因は構成でも設定でもなく単に作者が鷲尾のキャラを好きになりきれなかったことだと思う。
もともと躁鬱気質なんだから、無理して理性的になることないのに。

2004年5月17日(月)
ジャンプ25号

カイン

手堅くまとまってるが、ケレン味が足りないなぁ。
主人公の国がどうひどいのかエピソードとして描写しないと、主人公の目的に共感できない。
まわりのキャラの動機も薄いし、キャラ同士の絡みで面白さを出しているわけでもないし。

かといってストーリーや世界観で短編としての完成度を追求したわけでもない。

基本技術は十分なのだが…
この人にも強力な企画・原作者が必要かも。

ゲドー

恋愛フラグが立ってしまった。
ということはどっちかの恋人キャラが新登場する目はなくなったわけだ。
上の人は人間の女性にはまるで興味が無いようなので、ラブコメ展開は封印か。
ヒロインの気持ちだけを描写すると果てしなく報われなくなるし。

2004年5月13日(木)
ヤングジャンプ 絢爛舞踏祭
ヤングジャンプ

極道つぶし

連載初回で物語としては完結してしまうという、掟破りのスタートだった。
逃避行モノになるにしても、子供を生かしておく理由はないよねぇ?

エルフェンリート
アニメ化らしいが、見れないだろうなぁ。
首や手足を引きちぎる「ブチ」という音をどれだけ綺麗に出せるかで成否が決まる。
と 言っとこう。


絢爛舞踏祭
主人公が明確に目的意識を拒否している上に目立った行動原理もないので非常にキャラが薄いのだが、
まきこまれ型の受難キャラになったようだ。

そのわりには無駄にいい男に描かれてる気がするが。
こういうキャラは普通兄貴分の立ち位置だろう。

トラブルシューターを主人公にした物語がどう着地するのか。

2004年5月5日(水)
忘却の旋律
自分の信じる純粋な「正しさ」と世界の現実との矛盾、というテーマはジュヴナイルの定番だが、
ここでは世界の現実、つまり「大人」の側がモンスターとして一方的に悪として描かれている。

ある意味ボッカのやってることは「MONSTER」のヨハンや「攻殻」の笑い男と同じで、破綻するしかないのだが。
そういえば「なるたる」もそんな話だった。

なによりも、ボッカの「正しさ」に何の変化も無いまま、つまり本質的な成長物語の無いままに
世界を変革させても、物語として成立しないのではなかろうか。
「ウテナ」との最大の相違は、前作が二人主人公の関係の変化として成長物語を作ることができたのに対し、
今作は実質一人主人公として描かなければならない点かもしれない。

2004年5月4日(火)
マリみて 感想
マリア様がみてる 真夏の一ページ 涼風さつさつ コバルト文庫 今野緒雪

ユキチが出てるらしいという基準で二冊読破。
彼はいつ祐巳に押し倒されるのか、気が気でなりません。