日常的日記
2004年4月28日(水)
忘却の旋律
ウテナに比してキチガイ度が足りないのは、やはり音楽の差だろうな。
アニメの演出は半分以上音楽で決まると思っているので。
「旋律」というタイトルのわりに音楽が印象に残らないのは伏線だろうか?
2004年4月26日(月)
ジャンプ22・23号
ゲドー
下の人にキャラ付けの試みをしてるが、成功しているとは言いがたい。
怪力程度の能力ではキャラ立ちにはならないだろう。目的や意思が上の人とまったく変わらないのではキャラは立たない。
無口な大男キャラというのは成功例も多いが、その場合たいてい生意気なチビキャラとのコンビになっている。
上の人をもう少し毒気の強い性格にしておけば、対比関係で下の人のキャラ立てもできたのではないか。
2004年4月21日(水)
攻殻機動隊
人格は記憶にあるのか、肉体にあるのか。
人格とは社会的な概念なのだから、「何であるか」ということよりもむしろ「何として」見做され、外部に対してどう行為するかに規定されるものではないか。
まぁ キャラクターは「関係」によって立つということなんだが。
2004年4月16日(金)
JG4 マリみて4
ジェスターズ・ギャラクシー4 新城カズマ
新刊読了。
既刊よりずっと文章も筋立ても平易で判りやすくなった。
読者層を考えれば妥当なんだろうが、4巻にもなって路線変更して意味があるのだろうか。
帯に「これも新選組!?」という惹句があるのは笑った。テコ入れなのか?
マリア様がみてる ロサ・カニーナ 今野緒雪
既刊分を順調に消化中。
「長き夜の」のユキチが可愛すぎ。
男子校でお姫様状態の彼を克明に描写しているのは何巻ですか?
2004年4月14日(水)
サンデー20号
犬夜叉
西遊記スタイルの四人組だが、実は犬夜叉と珊瑚というのはいままでほとんど接点がない。
かごめと犬夜叉、弥勒と珊瑚はカップルだから当然として、犬夜叉と弥勒、かごめと珊瑚も男同士と女同士でコンビになることは多い。
かごめと弥勒も、最近減っているがそれなりにある。
だが犬夜叉と珊瑚というのは二人で行動することがほとんど無いし、お互いをどう認識しているかすら定かではない。
両者とも受身のキャラというのも原因なんだろうが。
ほとんど初めてとも言えるこのコンビがどう転ぶのか。
暗号名はBF
この主人公には主体性がないと思っていたが、完全に受身のキャラになったようだ。
強力なワキ役をレギュラーとして確立すれば長期連載も視野に入る。
美鳥の日々
美鳥の存在を知ったとたんに退場。順調に終了への伏線を張っているが、その度にキャラを減らすつもりか?
ゴーストロジック
やってることは十五郎と大差ないが、こなれた絵柄とラブコメ風味で成功している。
いかにもサンデーらしいヌルさはご愛嬌。
十五郎
企画の練り込み不足としか言いようが無い。
後半のツッコミ女性キャラはそれなりに機能していたので、まるっきり見込みがないわけでもないと思うが。
2004年4月8日(木)
新番組
今期の新番組もそろそろ出揃ってきた。
「エヴァ」のシンジや「ウテナ」のミッキーによって確立され、「ゴーダンナー」の忍、「カレイドスター」のケン、「一騎当千」の周瑜公瑾らによって受け継がれたヘタレ系美少年の系譜は今期「爆裂天使」の恭平、「天上天下」の高柳へと結実したようだ。
すでに一つのジャンルと言っていいと思うが、いまだ統一した呼び名がないというのは問題だ。
「ショタ」というには育ち過ぎているし、一時あった「フェミ男」は既に死語だ。「ヘタレ系」そのままではあまりに不憫だろう。
誰か提唱してくれないだろーか?
2004年4月5日(月)
るみけっと5 感想
売り手は女性が圧倒的だが、買い手には男性も多い。
オンリー系でこのバランスというのは相当に珍しいのではないか。
成人向けもいくつかあったが、男性向けの成人向けは皆無。
やおいは別としても、ノーマルカップリングの成人向けも通常のラブストーリーの延長に過ぎないものがほとんどだった。
少女漫画の文法とエロマンガの文法は別なんだな、と改めて思った。