日常的日記


2003年10月29日(水)
サンデー48号

美鳥の日々

結局モラトリアムのままかー。
どんなコメディやっても裏で泣いてる人間がいるのでは素直に笑えないような気も。
そのへんの二面性を狙っているんだろうが。

なんにしても、美鳥自身が変わって成長しなければこの話は終わらないわけで、そうすると美鳥が他のキャラクターと関係を持てない今の設定はますます苦しくなるな。

どーやって終わるんだ?

2003年10月23日(木)
され竜 1巻

されど罪人は竜と踊る 浅井ラボ

読了。
デビュー作には作家のすべてがある、と言うが、このシリーズに関しては二作目の方が野心的に、好き勝手書いてるような気がする。
黒幕役のキャラの描写が、二作目の方がずっと緻密というのも要因なんだろうが。

それにしても、主人公のメンタリティが中学生レベルというのはなんとも。ジュヴナイルであれば違和感も無かったのだが。

2003年10月20日(月)
ジャンプ47号 サンデーGX フルメタ

ジャンプ47号

NOW AND ZEN


連載経験者だけあって、作画、演出は及第点。

ただ、まきこまれ型の脚本でキャラに強い動機がない上にキャラの背景も描写してないから共感しにくい。
敵キャラに魅力がないのは、まー仕方ないとして。
キーのはずの「雑念」や「集中力」は言葉で説明するだけでなくエピソードとして描写しなければならないのだが。
連載もそうだったが、キャラ立てをキーワードに頼るのは安易すぎる。そのキャラがそうである必然性が背景にあるはずなのに。
そのうえ設定や世界観に強力な個性があるわけでもないから、勢いだけで底が浅い印象は拭えない。

この人、いい原作者がつけば大成しそうな気がするが。

ハンター

上記とは逆に、主人公から敵キャラ、ザコキャラに至るまでしっかりと立っている。
ただ話を進めるための駒のような「捨てキャラ」がほとんどいないのはたいしたものだ。
考えてみるとこの作品、非常に多くのキャラが一人称で語っている。
この、脇役にも視点や人生があるという複次的構成が独特の覚めた感覚や奥行きを作品に与えているのだろう。


サンデーGX

吼えろペン

結局富士鷹先生の選考方針は明かされなかったな。
本人の了承がなかったのか。
「ガーって感じで!」としか言わなかったのか。

フルメタルパニック?ふもっふ

説明は皆無かい。
しかしこんな媚び媚びキャラになるとはなぁ。

2003年10月16日(木)
サヴァイヴ

十五少年モノで、仲間同士の確執や協力があって成長物語があってクリフハンガーでヒキ。
堅実すぎるほどに堅実だが、やはりいいもんだ。

どうやったってつまらなくはならない素材なんだから、できる限りはっちゃけてほしいものだ。

2003年10月15日(水)
サンデー46号

美鳥の日々

耕太だったか。順当といえば順当。
しかし恐ろしく複雑な三角関係だな。

2003年10月12日(日)
ジャンプ46号 ガンスリ追記

ジャンプ46号

ごっちゃん


続くのか?
弱いのがバレた時点で作品の構造的に終わってるんだが。
次週から新しい構造を作りなおすのだろうか。

神撫手

能力バトルになったら打ち切りコースだなぁ。
この作者に「熱いバトル」は無理。マインドアサシン系の泣きモノだったら、今のジャンプに競合作品がないから生き残る可能性はあるが。

しかし、ライバルキャラは用心棒かい。これだと別の絵を盗む時どーやって出すんだ?

ガロン

ジャンプの希望の星。それはいーのだが、最近のジャンプの読み切りは敵がショボ過ぎる。
連載を睨むなら主役とパートナーの関係をメインにしたほうがいいのだろうが、短編としては主役と敵の関係をメインにしたほうが完成度は間違いなく上がるぞ。

武装錬金

何処へ行くんだ、和月。


ガンスリンガーガール 追記

原作をちらと立ち読み。
やはり物語の無い作品らしい。
「物語」の基本というのは、キャラが「目的」を持っていて、目的を達成することでキャラの何かが「変わる」ことである。
ファーストガンダムでは、目的を持っていたのがシャアで成長したのがアムロだったりするが。(ちなみにエヴァも同じ構図)

この作品には「目的」を持つキャラがいないのだ。テロリストの撲滅は組織の目的であって個人の動機ではないし。
私は物語が作品に必須とは考えていない。ギャグ漫画等なら無いほうが普通だ。ギャグの部分を萌えに替えれば、萌え漫画も十分作品として成立する。
物語という不純物がないぶん、より進化した形態といえる。まぁ、進化の袋小路のような気はするが。

私は「目的意識」を脚本上の概念として、「行動原理」を演出上の概念として使っているが、「目的意識」を持たないキャラはいても「行動原理」を持たないとキャラとして成立しない。
『苺ましまろ』のような純粋な萌え漫画は、キャラに行動原理もあるしキャラ間の関係も確立している。立派な作品だ。

一つのジャンルが生まれつつあるのは事実である。

2003年10月12日(日)
人魚の森

実はシリーズ中一番好きな話。一番コメディ色強いし。

やっぱり 流血シーンは徹底して排除するのな。

2003年10月9日(木)
ガンスリンガーガール
原作は未読。
陰気なガキが鉄砲打ちまくる話、という印象だったが、その通りだった。

これが成長物語になるか、物語のない純粋な萌えアニメになるかは未知数だ。

2003年10月6日(月)
ジャンプ45号

神撫手

新キャラ登場。
年齢的にヒロインというよりマスコットキャラだろうか。
マザコン主人公だとラブコメ展開は無しか。セオリー通りなら次週あたり探偵キャラが出るんだが。

設定に無理があるのは事実だが、小綺麗な絵と安い涙で、叩かれながらもヌルく続きそうだ。

サラブレ

主人公の行動原理が支離滅裂だ。続かんだろう。これ。

ごっちゃん

主人公が意味不明なのは、この作品に関しては問題ないが。
しかし、この絵でシリアスやるのは無理だろう・・・

青年誌ならアリだが。

2003年10月5日(日)
人魚の森

一話から大崩れの作画というのはなんとも。
頑張ってほしいけどねぇ。

2003年10月2日(木)
最遊記

西遊記モノ
そのわりにパーティ構成は西遊記スタイルではなく、ジャンプスタイルの変形だった。
ジャンプスタイルの代表は熱血・クール・参謀・ギャグだが、この作品は冷酷・温厚・キザ・ガキのようだ。

一話の時点ではキャラの相関関係はまだ見えない。同人での攻受関係も見えない。

2003年10月1日(水)
マガジン44号感想

ツバサ

実は「ホリック」のが好きだったりするのだが。
つーことで、久々のリンク。

ファイのお陰でそれなりにパーティにはなってるが、まだ多少ぎこちない。
同じ構図の「レイアース」がかなり早い時期に人間関係を作ったのと対照的だ。
このへん、身近な人間関係を重視する女性と遠大な目標を重視する男性とのジェンダーの差が表れているのかも。

ちなみに、3+1のパーティ構成は「西遊記スタイル」と勝手に呼んでいる。
「犬夜叉」もこのスタイルなんだが、「ツバサ」では、無力だけど一番のキーキャラの三蔵役がさくら、前衛専門の悟空役が小狼、ムードメーカーの八戒役がファイ、第三の男の悟浄役が黒鋼ってとこか。

ファイのボケに黒鋼がツッコめれば、いい感じになるはずなんだがなぁ。