まず、ピアノ導入期教材(お子さんの場合)について。。。
私が子供の頃には、ピアノ入門には殆ど『バイエル』が使われていました。
これは当時、子供向け教材が他にあまりなかったからでは?と思いますがどうでしょう。
『バイエル』が決して悪い訳ではありませんが、最近は子供向け教材がとても豊富になっていますし、様々な角度からのアプローチが出来るように工夫もしてあります。
生徒さんによって年齢も性格、そして理解度や進み具合も違いますから、豊富な教材の中から個々の生徒さんに合ったより良い教材を選んでいければと考えています。
例えば、学齢が大きくなってからピアノを始められる生徒さんは、頭で考えて弾く場合が多いので、それに合ったテキストを。
また、3〜4才から始められる小さな生徒さんには、目で見て楽しめるような、そして感覚的に音楽が学べるようなテキストを。
音を聞き取る耳が発達なさっている生徒さんには、従来型のテキストに加えて、近現代曲や全調(12調)が自然に学べる曲を含んだテキストをお渡ししています。
さらに、適宜、教材のコピーで調整していく場合もございます。
ソルフェージュについては。。。
ノートに私が手書きした問題を解きながらの学習が基本ですが、その際レッスンの中で弾く曲に関連づけて音楽の知識(楽典)が学べるよう配慮しています。
必要な事柄が必要な時に何度も反復しやすいよう、市販のワークブックは使用しておりません。
この他に、音楽を聞いたり歌ったり、CDに合わせてデジタルパーカッションでリズム打ちをしたりしています。
音楽遊びの重要性。。。
特に導入期における『音楽体験(歌やリトミーク、鑑賞)』は、音楽を学ぶ土壌作りの為に、ピアノを実際に弾く事よりも重要になるでしょう。
それゆえ、自然な遊びを通じて音楽体験をし、その中で音楽に対する「知恵」や「好奇心」を育んで頂けたらと考えています。
この件については、また別の機会にもっと詳しく。。。。
下は導入期に使用するテキストの一部です。
画像をクリックしてみて下さい。