秋冬秘 境 ・下 栗ーしらびそ峠

 南アルプスの南端、山懐に抱かれた下栗は日本のチロルと呼ばれ、いわゆる秘境という雰囲気が残っています。旧秋葉街道(現国道152号)から、南アルプスに向かって遠山川沿いに数キロ遡った谷底から、急な南向斜面のジクザク道を登っていくと下栗で、その道沿いのわずかな平地に家が造られ、斜面の畑が耕されています。 ここには毎年12月に夜を徹して行われる霜月祭など豊かな民俗文化があります。この道を登りきったところに高原ロッジ下栗、蕎麦のはんば亭があり、ここからの南アルプスの雪山の眺めは絶景です。ここから尾根伝いに、快適な南アルプスエコーラインが”しらびそ峠”へ続き、途中には太古の時代に隕石の衝突でできたクレーターの中を走ります。

遠望    (03・01・12)

冬の下栗  左の高い山は、南アルプス聖岳(3013m)です。
  


聖岳
 

下栗の風景(冬)

下栗にある秋葉金毘羅両大権現の碑(古き交流のしるし)

    
霜月祭(下栗 拾五社大明神) (02・12・13)






 しらびそへ行く道路の斜面に咲いていた子供のこぶしほどある大きなフジアザミ
群生するそうですが切り取られて一輪だけ残っていました (03・10・17)  
  

  

  
点線で囲んだ部分が2−3万年前、隕石が衝突したクレーターの一部と確認されました
下側をエコーラインが走っています



しらびそ峠から南アルプスの眺望
     

白樺とななかまどのコントラストが見事

     

ななかまどが青空の映えていました



ななかまどのアップ

峠のロッジ前の広場にかって活躍した森林鉄道が保存されていました

下栗の遠望です。険しい山の斜面を切り開いて暮らしている事が分かります。  (2012・10・20






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