祭・ 飯 田 お 練 り ま つ り  (04・03・27
        伊那谷7年に一度の大祭

 飯田お練りまつりは、諏訪神社の祭典、式年祭が起源となっています。この式年祭は寅と申の式年毎に、諏訪では御柱祭が、飯田では大宮諏訪神社の「神輿渡御」が行われてきました。この祭礼に合わせて、大勢の人が街に出て、出し物を出したり、趣向と工夫を凝らして練り歩いたことから、お練りまつりといわれるようになったとのことです。
 その主な出し物は、7年毎の大名行列と、東野の大獅子舞に加えて、近在近郷の獅子舞が25組、太鼓が5組、若衆踊りなど全部で40組の伊那谷の伝統芸能が集まり、それぞれ競演し、それを見る大勢の人出で賑わいました。今年は3月26日から28日の3日間、行われました。

祭の賑わい 正面の山は飯田のランドマーク、風越山

大名行列
 この行列に使用する、諸道具は大名家から譲り受けた江戸時代からのものや複製したものですが、百万石の格式ある貴重なものといわれています。行列は先頭の掛け声が順次後に引き継がれるとともに、それぞれの行列道具(先箱・道中槍の各種、白車熊・蓬莱大鳥毛・富士形)の受け渡しなどの所作がみものです。

 行列の先頭 化粧傘を持ち、掛け声をかける

先箱 箱を担ぐ二人の呼吸が一致する優雅な所作

 

白車熊 道中槍のひとつ、3人で2本の槍を投げ合う勇壮な所作

 

蓬莱大鳥毛 豪華さと風格で道中槍の筆頭、重さ25キロ、これを持ち上げて回転させる

 

富士形 槍の頭が富士山の形をしている道中槍

東野大獅子舞 7年に一度登場する大獅子、頭の重量が約30キロ(他は10キロ程度)頭から屋台まで長さ25m、頭の舞、笛、太鼓含めて230人掛り、日本一の屋台獅子と言われております。長野オリンピックの閉会式に出演しました。

宇天王 舞い狂う獅子をなだめたり、獅子を起こして舞狂わしたりさせる役目です

近在近郷の獅子舞

飯田市鼎 下山の親子獅子                 飯田市羽場     

 

飯田市切石                 飯田市上茶屋の黒獅子

 

飯田市山本

信州御代田竜神太鼓 鼓響   老若男女が打ち鳴らす勇壮な太鼓の響き (信州の北部から来ました)

大洲七椙神社のおかめ踊り 松川町上新井の小学6年生の女の子が踊ります。

  

竜神の舞                 天竜太鼓

  

座光寺八木節の踊り   踊り終えてホット一息

  

目抜き通りの人出 道路いっぱいにあふれていました。


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