神代ザクラ・麻績の里 舞台桜
山高神代ザクラは樹齢2000年とも云われるエドヒガンの古木で、1922年10月
(大正11年)に、桜としては初めて国指定の天然記念物に指定されています。
薄墨桜、三春滝桜と共に日本三大桜で、日本武尊が東夷征定の折この地に
留まり、記念にこの桜を植えたのだと云われています。
この桜は、大津山実相寺(日蓮宗)の境内にありますが、このほか境内には
身延山のシダレ、薄墨桜の子桜など多くの桜が競うように咲き誇っていました。
この神代ザクラの極盛期は幕末から明治初期と考えられていますが、その後
次第に樹勢が衰え、昭和34年8月には台風7号により主幹が折れるという被害
を受け、いまのような樹形になったようです。
平成14年から4年かけて、樹勢回復のため根の周りの土壌を全面にわたって
入れ替え現在に至っています。その効果は今後現れることでしょう。
神代ザクラ
山高神代ザクラ
南側から見た根元です。2000年の風雪が偲ばれます。
北側からの根元です
山側(北)の枝です
東側の枝
実相寺の山門からの桜
甲斐駒ケ岳と神代ザクラ(中央)
身延山枝垂れの子桜、30年に満たない樹齢とのことですが古木の風格がありました。
薄墨桜の子桜、樹齢12−3年
中央が薄墨桜の子桜
実相寺境内で咲き誇る桜
境内では中学生が思い思いに神代ザクラを写生していました
桜と共に雪山が印象的でした
麻績の里・舞台桜
大石垣から見上げる舞台櫻
今年も美しく咲きました。
この桜の名称の由来となった舞台校舎です。明治6年に建てられ、長野県最古の木造校舎です。