もう10分だぞ…ガッコー出てから。
まだ終んねーのか…?
部活終ってセンパイと一緒に校門出た。
そん時センパイのケータイ鳴って…
出てもいーかって言われたから、出れば?って言った。
けど…なげぇ…
「あー、昨日ね。楽しかったわ」
昨日?
用事あるってセンパイ先帰った。
ダレかと会ってたんか…?
「そうそう!やったの久しぶりだったからね。やたら燃えたわよ」
ヤったって…ナニを?
「え、またしたいの?やってもいいけど…あんたヘタじゃない。
もっとテク磨かないとねぇ」
ヤってもいい…?
ヘタ?
…なんのコトだ…
「ちょっとー、それって私がいかにも遊んでるって言い方じゃない?
…そりゃ前は年上と付き合ってたし、結構そういうの誘われたけど…。
はいはい、そうです!ついハマっちゃってやりまくってましたよ」
む…
…なんか…ヤラシー話…か?
「はぁ?今からって…私まだ制服よ?
ああいうとこは18歳未満立ち入り禁止なんじゃない?一応はさ」
ホテル…?
「うまい人?そうねぇ…ああ、カズキ先輩は上手よ〜。
一緒したときは思わず惚れそうになった!しかもね…」
カズキって…ダレだ?
センパイの…昔の…とかか?
『ダレと話してんだ』
『ヤったって…なに?』
『カズキってダレだ』
聞きてぇことはいっぱいある。
ホントはセンパイのケータイ取り上げて切っちまいてーぐれぇだ。
んなことしたら、ぜってーセンパイ怒るから…やんねぇケド…。
けどなんか…さっきから心臓イテェ。
なんだコレ…
「うん、また今度ね。じゃあ」
終ったんか?話…
センパイは切ったケータイ、ポケットに入れた。
「待たせたね、ごめん。友達からだったんだけど」
「………………」
聞きてぇコトはいっぱいある。
けど…コトバが出てこねぇ。
「…やっぱり怒ってるね?」
「…んなことねぇ…」
「別にいいよ、隠さなくても。今日のは私が悪いんだし。
…どうしたら機嫌直す?」
「……………」
さっきのデンワのコト…聞きてぇけど…
なんかカッコわりぃ…よーな気がする…
「…じゃあ…」
「ん?」
「頼みごと聞いてくれたら…許す」
「頼みごと?なに…?」
「…ナマエ…」
「名前?」
「ナマエで呼びてぇ…センパイのコト」
「…………うーん…」
…嫌なのか?
「さん付けなら…いいわよ?」
「…なんで…」
「年上だから」
「む…付き合ってんだろ?」
「そうだけど…けじめは大事よ?」
「ふぅ…」
「…馬鹿にしてるでしょう…そのため息…。
卒業するまでは、私が先輩なのよ!」
「チッ…」
「うわ、舌打ち…。あんた最近ナマイキよ!」
「るせー」
まーしょうがねーな。
「じゃーさっそく」
「…なによ…」
「……」
「…さん…」
「…サン」
「よろしい」
「………やれやれ…」
「腹立つわねぇ!」
今日のとこは、こんぐれぇでいーか。
…サンに勝ったくせーし
デンワのことは…しかたねぇから忘れてやる。
後書き
かなり無理矢理っぽい…
タイトルと関係ない話になったねぇ。
てか…うちの流川ってこんなキャラだっけ?
ちなみに、ヤったとかウマイとか…ビリヤードの話。
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