多摩川リバーサイド駅伝 2003.03.16
神奈川県川崎市で行なわれた駅伝に参加した。今回はGAZELLE(男のみ)2チームで参加した。
9時45分に集合し、10時過ぎに会場に着いた。会場に到着すると、1件のメールが来た。高校の後輩のモツからだった。
内容は、
「先輩、今日の駅伝に出るんですね。僕も出ますよ!ゼッケン○○を見てください」
という内容。プログラムをもらってからチェックする・・・アンカーじゃん!
現時点で、力では叶わないのは分かっているものの、久々の直接対決だったので楽しみな気持ちでいっぱいだった。
スタートは11時50分。僕は今回、Bチームの5区の為、スタートから1時間ほど時間があった。
1区の選手を見送った後、アップを開始した。JOGをしていると、モツに遭遇した。それから5分くらい話しながら走った。相変わらず元気な奴だった。
駅伝は1区から白熱の展開に。10kmという距離上、AチームとBチームで差がつくのかと思いきや、Aチームが2秒リード。そして2区ではBチームが逆転し、10秒ほどの差に。
3区でもBチームがリードを広げる。そして、4区。AとBが並んで中継点に到着。ラストでNABさんが3秒のリードをして、僕に襷を渡す。無論、3秒後にはAチームのとくみつさんが祐也君から襷を受け取る。その時の僕ととくみつさんの表情は、いつになく真剣な表情だったと他のメンバーが口を揃えて言ってたのには驚いた(ちなみにNABさんは僕に緊張感を与える為に祐也君を抜いてきたと後で言ってた。う〜ん、見事術中にはまりました)。
襷を受け取ってからはいつも以上に真剣そのものだった。そのせいか最初から前だけを見て突っ走った。とくみつさんも後ろからひたひたと追いかけていたようだった。
500mくらいして、人の呼吸する音が聞こえた。とくみつさんだ!追いつかれてしまった。「しまった!」と思いつつも、冷静に走った。その後ちょっとしてとくみつさんが前に出た。いつもならそのまま前に行かせるのだが、今回はピッタリと後ろに着き、離れないようにした。
2kmくらいの位置で少しずつ離された。こっちも簡単には離れるわけに行かないとおもいつつ離れていった。そして、折り返しの200mくらい手前で後ろからもう一人の選手に抜かれた。モツだった。相変わらず「軽〜いカルちゃんランドセル♪」ばりの軽い走りをしていた。仲間(高校時代やVAAMIX)だと心強いのだが、競走相手だと厄介だ。
結局モツにも簡単に離された。
折り返してからもモツの勢いは止まらない。スイスイス〜と前へ行き、とくみつさんも簡単に抜いていった。
それに対し、僕はドンドンと減速する。「ゴールはまだか?」とずっと頭の中で叫んでいた(と思う)。
ラスト500mくらいからもう一度しっかりと気持ちを立て直して走った。そしてラスト100mは無我夢中でスパート。
結果的には2人抜かれてしまった。しかも一番抜かれたくなかった2人だった。記録は18分11秒。
ゴール後、とくみつさんに
「一人おっさんがいて速くて着いていけなかったよ!」
と言ってきた。・・・ん、おっさん?気になったので、
「その人ってランシャツが青で、ランパンが青の人ですか?」
と聞いた。そしたら、
「そうだよ」
・・・モツじゃん!慌ててとくみつさんに言った。
「その人僕の後輩です。おっさんじゃありませんよ!」
・・・一瞬の沈黙。とくみつさんも驚きを隠せないようだった。まあ、それは仕方ない。彼はよく実年齢より年上に見られてたからなあ、うちの母親とかに。
レース後は近くのビルに入り、そこで遅めの昼食を摂った。
そして3時半に解散。各々の家路に向かいました。