疲労困憊・・・24時間リレーマラソンin富士北麓 8/3〜4

 今年で3回目の出場となった(昨年のみ、別チームで参加)。朝6時に家を出て行ったのだが、渋滞に遭い、集合時間の10時よりはるかに遅れ、スタート10分前に現地到着。水沼さんのグループが先に着いてなかったら、そうとう焦ってただろう。

 12時ぴったりにレースは開始。1走を務めたのは、僕の時代の柏高エースのモツ。無難に襷をつなぐ。
 今回の走順は、現地に着いた順で決まった。順番を言うと、1走から順に、モツ・奧田・中嶋・岩ちゃん・水沼・丸谷・大久保・雅之・自分・奥山・岡嵜・細川(敬省略)である。だが、僕より後ろの3人は、僕らよりひどい渋滞に巻き込まれ、2時間遅れとなる。なので、その間2周回は9人で襷をつなぐことに。

 奥田は練習不足がたたり、しょっぱなからへばり気味であった。その割には安定したラップを刻んでいた。中嶋は、前半こそ暑さにやられていたが、涼しくなるにつれ、持ち前の走力を発揮し、タイムを稼いでいく。そして、今回のMVP、岩ちゃんは最初っからガンガン飛ばし、チーム1のラップ(しかもずば抜けた)を刻んだ。

 5〜8走は、今回1番苦しかったかもしれない。水沼さんはとても30代後半とは思えないくらいのしっかりとした走りをするのだが、今回は準備不足及び肉離れの影響で、満足に走れない。モツの大学の後輩の丸谷さんは「練習不足」と言ってた割には、イーブンペースで無難にまとめていた。7走は柏高1500m&5000mの記録ホルダーの大久保先輩。大久保先輩も「練習してない」と言ってた割に、そのスピードは衰えておらず、膝を痛めるまでは快調に走っていた。そして、雅之。こいつもスピード自慢の男なのだが、膝を痛めており、そのテーピング姿は痛々しかった。早く怪我治そうね。

 そして、僕はここ最近では信じられないくらい体が動いていた。やはり、体を動かしていると違うものだ。1.6kmのコース(今年から300m短くなりました)を大体6分前後でずーっとカバーした。

 2時間後、遅れた3人が合流し、12人で走る。やはり、人数が増えた分、休めるのはありがたい。っと思ったのも束の間。ここで、事件が起こった。

 15時過ぎ、雲行きが怪しくなり、雷が鳴り始める。雨も少しずつ降り出す。危険を感じた大会関係者が「一時中断」を言い、みんな貴重品類を持ち、トイレや建物で待機する。僕らが待機したトイレの窓からは、グラウンドが見え、そこからテントも見えるのだが、その時に

あ〜!!!

と言う声が。な・何とテントが吹っ飛んだのである。僕らは自分たちのテントでないことを願った・・・のだが、よく見ると僕らのテントの建ててある位置の方だ。そう、吹っ飛んだのは僕らのテントとその近辺だったのだ。これにはみんなガッカリ。意気消沈した。

 30分後、雨が弱くなり、各々のテントに戻る。僕らのように、テントが飛んだり、壊れたりしたチームは復旧作業。その他のチームも雨で濡れたシート等を拭くなどしていた。

 そして16時半に再スタート。実は、中断された際、僕らのチームはゴール手前で止められていたので1周少なくなっている。悔しいが、誰にも文句の言えない現実である。結局それまで維持していた10位から13位へ転落した。が、その1時間後には11位にまで戻っていた。

 夜の10時まで12人の襷リレーが続いた。そこまでは一人8回走った。ここから柏高作戦の4人体制になる。僕は最後のC組。奥山、岡嵜、細川とリレーをする。最初はA組がそのまま走るので、その時に僕らは食事をとる。そして、シャワーを浴びるものもいれば、寝るものもいた。僕は中々寝付けず、岡嵜やマネージャーを務めた斎藤としゃべっていた。時間は0時。僕らの出走予定は2時半。各自仮眠を取った。僕は関村の車の中で眠った。

 2時になり、アラームが鳴ったので眠い目をこすり起きる。そしてテントに戻り、2時半にB組の待機場所へ。先にも書いたが、B組は怪我人が多かったので、予定より時間がかかっていた。そして、3時に僕らはスタートした。

 軽くでも寝ていた甲斐があったのか、意外に体が動く。4人とも前日の勢いそのままの走りで4本走り、A組に襷を渡す。次の出生予定は1時間後。休めるわけがない。が、気がつくとみんな眠っている。僕も椅子に座ったまま眠っていた。そして時間になる。

 2度目の出走、確か、5時半くらいだったかな?今度は一人3本というノルマ。だが、疲れはたまっていて全く取れていないので4人の体の動きが鈍る。それまで6分15秒以内(1回だけ6分23秒かかった)で来てた僕や細川も6分30秒を超え、5分台コンビの奥山・岡嵜も6分かかってしまう。とにかく一番辛い時間だった。

 その後は、僕らC組にちょっと多目の休憩を与えてもらい、そこでみんな眠ってしまう。その間にある程度回復した。7時前から12人体制に戻り、2セット回った。そこから、少しずつメンバーが外れていく「スクランブル作戦」に切り換え、最終ランナーは今回のMVP岩ちゃんで行くという作戦に出る。

 スクランブル作戦では主戦力が3本で僕は2本走る予定だった。が、ここでアクシデントが。エース格モツが体調を崩し、残り2本の時点でストップ。その穴埋めが僕となった。その為3本走った。

 この時点で9位につけてた我が柏高OB★VAAMIXだが、8位との差がミルミルと縮まっていた。そして、ラスト3本のうちの2本目で僕が8位のチームを抜き、僕らのチームが8位に上がった。そして、最後の1本の時に、意地で5分台(5分55秒)で走り、9位に1分差をつけ、逃げ切った。

 最終的に219周の8位でゴール。今年はきついレースとなった。でも、やっぱり入賞は嬉しい(^o^)

 これで、VAAMIXは3年連続の入賞。来年はどうなるのやら・・・。

 今回のレースを通じて、スタッフの方々には本当にお世話になりました。僕ら選手が走りやすい?環境を作ってくれた、千絵さん、塚田さん、後藤さん、篠原先輩、尾木、関村、カブ、斎藤、メガネ。本当にありがとうございました!そして、一緒にレースを走った皆さん、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。今でも、高校の仲間(この中に同期はいないけど)とつながりがあるというのはいつも嬉しく思えます。これからも皆さん、ヨロシコ