1.きっかけは・・・近所の兄ちゃん(小学生時代)
元々運動神経が良くなく、かけっこも苦手だった。
でも、体を動かすことが好きだった。
その頃の僕は、かけっこの速い人に憧れていた。
え、理由?そんなもの特にありません。
近所には走るのが速く、市内陸上競技大会の校内代表(100mとリレー)になっていたお兄さんがいた。
そのお兄さんは本当に足が速く、走ってる姿が格好よかった。
僕はその人に憧れて、
「陸上部に入れば、足が速くなる!」
と思い、小4の頃、陸上部に入った。
無論、この頃は長距離に全く興味がなく、短距離しか見てなった。
・・・今だから言えることだが、陸上部に入った理由はもう一つあり、流山市内の陸上大会は平日開催のため、選手と補欠は学校を公欠できる。そう、さぼりじゃなく、正当な理由で学校を休めるというのも理由でした・・・てへへ。
陸上部に入ると、同い年にも他に足が速い人もいたし、自分は遅い方だったので、選手はおろか、補欠にも選ばれない。足も中々速くならない。
そんな僕が最初についたパートは長距離。長距離(と言っても1000m)では、同級生には何とか勝てた。とは言ってもトップではないが。
この年の校内マラソン大会、僕は学年で14位だった。
小5になり、夏以外は陸上、夏は水泳という生活に変わった。
この当時は、1000mで4分を切ることが目標で、ギリギリ切ることが出来た(3'59")。
冬、とある熱血な先生に目をかけてもらい、体力作りをした。
ひ弱な体で、体力のなかった僕としては当然だったのかもしれないが、各種目別に別れ、練習していた同級生がいる中、体力づくりというのは屈辱的だったし、悔しかった。
しかし、これが自分にとっては幸いだったのか、みるみると力がついてくるのが自分でも分かった。
この年のマラソン大会は1位と3秒差の2位だった。
それから今まで校内でノーマークだった僕が一目置かれるようになったのは言うまでもない。
小6になり、校内代表も狙えるかと思ったのだが、1コ下の後輩に速いのがいて、結局選考会では3番。
補欠には選ばれたが、市内大会は走れず、悔しい思いで試合を見ていた。
冬、マラソン大会。
この時は狙っていた、優勝を。
周りからも
「優勝でしょ!」
とか
「お前に優勝させない!」
と言われていたが、全く気にならず、自分のやることだけをやった・・・それでも不安はあったけどね。
結果は、2位に20秒差の優勝!!めっちゃ嬉しかった。
この結果は自分に自信となったが、中学で陸上をやる予定はなかった・・・。