ポテトチップス事件


 また、サークルネタになってしまう。これはそう、大学2年の夏休み。陸上部の合宿に行ったときのお話です。尚、今回のお話は「大食い」とは異なります。

 9月某日(日にちは忘れた)、陸上部の合宿へ行く。場所は千葉県の勝浦の方。個人的には千葉在住なので、場所に対して不満たらたらだった。(だって千葉から出ないで行けるんだもん)
 集合場所は宿舎最寄の駅。僕はマリオカート号・パチンコマンと一緒に行く予定だったが、遅刻したため、先に行くことに。その後、電車の中でたまたまシーサーに会った為、一緒に行くことに。・・・と話の内容がそれていた。
 集合時間が過ぎ、宿舎のバスで宿舎まで行く。着くとそこにはYたけさんがいた。しかし、この時初対面。にも関わらず、この人はテンションが高かった。
 部屋に荷物を置いてしばらくすると、Yたけさんが「少し走らない?」と誘うが、誰ものらない。走り終わったYたけさんが風呂で汗を流し、ビール片手に再登場。昼間からビールを飲む姿はまさに、親父そのものだった。

 本題の事件は2日目に起こる。夜、僕ら同期がテレビを見ていると、またYたけさんが登場。「ビール飲みたい奴いるか」と聞き、僕だけもらった。この人買出しで6缶セットのビールとポテトチップスを買ってきていた。つまみ代わりにポテトチップスを食べる。しかし、このポテトチップス、気がついたら一人の男が全部食べてしまう。そう、僕である。最初はそんなことをするつもりじゃなかったのだが、誘惑とでもいうべきか、一度食べ始めたら止まらなくなり、気がついたらエンジン全開!バリバリ食べていた。回りの同期もあっけに取られる。

 Yたけさんが袋に手を入れる。・・・ない・・・。さすがにYたけさんもこれには怒ってしまい、「食い過ぎだ!」と注意される。しかし、僕もビールを飲み、少し酔っていたのでその当時は言ってる事をあまり理解できなかった。
 しかし、事件はこれだけでは終わらなかった。はじめの方にビール6缶買ってきたと書いたが、そのうちの半分を僕が飲んでいたのだ。これにはさすがのYたけさんも泣きそうになっていた。そりゃそうだろう。自分で金出して買った物の半分以上を僕に食べられたのだから。


〜おまけ〜
 この陸上部は酒の強い人が少なく、飲み会も最後の夜くらいにしかやらない。このときも3日目の夜に飲み会が行われた。そこで、僕は1コ上の先輩にちょっと嫌なことを言われ、気分を害してしまう。それについて、他の人にあたるつもりはなかったのだが、つい同期の元・部長に、
おめーじゃねーよ!
という暴言を吐く。これには元・部長をはじめ、みんなが驚いたようだ。僕も翌日謝った。それ以降、何かにつけ「おめーじゃねーよ!」とネタのように言われるようになった。そう、これが後に僕の名ゼリフ(迷ゼリフ?)となった「おめーじゃねーよ!」の誕生の瞬間であった。

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