ヴァレッタ市街
City of Valletta


 マルタ共和国の首都ヴァレッタには、2001年10月8日から3日間滞在しました。
 ヴァレッタは、1656年、マルタがトルコ軍に包囲され攻撃を受けた後、フランス人の騎士団長ジャン・ド・ラ・ヴァレッタにより建設された城塞都市です。
 ヨーロッパ屈指の天然港グランド・ハーバーを一望に見渡せるヴァレッタは、宮殿の街と呼ばれ、考古学、歴史、芸術、文化の遺産が豊富にあります。

「グランド・ハーバーの眺め」


 周囲を堡塁で固めた城壁の中には、多くの重要建造物がひしめいております。
 世界遺産に指定されているヴァレッタの「騎士団長の宮殿」、「聖ヨハネ大聖堂」、「考古学博物館」などを訪れましたのでご紹介します。


 ホテルの窓から撮した「要塞都市マルタ」です。
 ヴァレッタ市街地への「シティ・ゲート」です。
 シティ・ゲートから市街地の中心を貫いている「リパブリック・ストリート」です。
 一階より二階の、二階よりも三階の、バルコニー風の出窓が突き出て独特の建物が連なっている美しい街並みです。
 マルタの色彩鮮やかな名物のクラシック・バスです。
 街中には中世を偲ばせる建物が随所に見られます。
 バスターミナルからヴァレッタ要塞を望む。
 「アッパー・バラッカ・ガーデン」から、「グランド・ハーバー」の眺め。
 「アッパー・バラッカ・ガーデン」から、「セングレアの聖マイケル砦」の景色です。
 「アッパー・バラッカ・ガーデン」から、「ヴィットリオーザの聖アンジェロ砦」の景色です。
 「アッパー・バラッカ・ガーデン」から「ラスキャリス埠頭」を望む。
 マルタ共和国初代首相の銅像です。
 この建物は、1574年に建設されたもので、カスティーリア、リヨン、ポルトガルのオーベルジュ(宿舎)だったものです。
 オーベルジュの中で一番大きく美しいもので、現在は、マルタ共和国首相官邸となっています。
 
 「騎士団長の宮殿」です。
 マルタ観光の目玉の場所ですが、ここは現在マルタ共和国大統領の事務所となっておりまして、生憎大統領が在庁のため、中に入ることが出来ずがっかりしました。
 正面に見えるのは、「ネプチューンの中庭」と呼ばれている庭で、ネプチューンのブロンズ像が置かれています。
 騎士団長の宮殿の大ホールにある「兵器庫」です。
 各時代の沢山の甲冑、刀剣、銃器、大砲などが展示られています。
 なかには、いくつかの弾丸を受けた凹みのある甲冑も見受けられます。
 
 1578年に完成された「聖ヨハネ大聖堂」です。
 観光客が必ず訪れるところです。
 厳かな雰囲気の外観からは、内部の豊かさが想像し難いほどの絢爛豪華な大聖堂です。
 大聖堂の内部です。
 壁面は、金箔の施された石灰と寄せ木細工で装飾されています。

 
 床は、四百個にも及ぶ騎士団の貴族階級の人の墓石を利用して造られています。
 天井には、聖ヨハネ騎士団の保護聖人である聖ジョヴァンニ・バッティスタの生涯が描かれています。
 「国立考古学博物館」の内部です。
 国立考古学博物館は、かってプロヴァンスのオーベルジュ(宿舎)だった建物です。
 この博物館には、先史時代の陶器、彫刻、石器やマルタ島の神殿の巨石が保管されています。
 
 マルタ島の巨石神殿の模型。
 「眠る女性」

2001.11.25