北のジブラルタルと呼ばれた堅牢な城塞都市「ルクセンブルク市」には、2004年4月18日に、ベルギーのアルデンヌ地方から入りました。 もう4月の後半なのに、まるで冬のような寒い日でした。
ルクセンブルグ市は、その古い街並みと要塞化都市として全体が、世界遺産として1994年に登録されたところです。
ルクセンブルクの由来は、963年、ボックフェルゼンという岩山の上にあったローマ時代の古城が建て直され、できた城塞が「ルシリンブルク」(小さな城)と呼ばれたことによるそうです。
もともと断崖の上にあり、天然の城塞となっていたものに、14世紀末〜15世紀初頭に、長大な城壁がめぐらされ、さらに堅牢な城塞都市となったものです。 現在、撤去をまぬがれた一部の城壁や要塞が残っています。
自然と調和した街並みが広がるルクセンブルクです。 | ||
ペトリュス渓谷に架けられた美しい「アドルフ橋」です。 深い渓谷に囲まれた旧市街と、対岸側の中央駅を結ぶ交通の要所です。 |
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「大公宮殿」です。 当初は、市庁舎と使用されていたものが、破棄され、1573年に再建、幾度もの所有者が替わり、1891年より大公宮殿となったもので、建物正面右側は、国会議事堂となっています。 |
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大公宮殿を守る衛兵です。 衛兵交代は、2時間ごとに行われます。 |
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道路を挟んだ高台から撮した「ボック砲台」です。 この砲台は、963年に城が築かれたのがはじまりで、その後は地下要塞化し戦略的に重要な役割を果たしたところです。 地下にある砲台は、見ものだそうですが、時間の関係で見学することが出来ませんでした。 |
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「ノートルダム大聖堂」です。 17世紀初めに建立された、ゴシックとルネッサンス様式を組み合わせた壮麗な建物です。 ルクセンブルグ市で最も格式のある寺院で、先代大公とベルギー王女が、婚礼式を挙げたところです。 |
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「ノートルダム大聖堂」内の写真です。 | ||
「憲法広場」です。 渓谷に突き出るようにしてある小さな広場です。 中央の金色の女神をいただく塔は、第1次世界大戦時の戦没者慰霊塔です。 |
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上記の慰霊塔の写真です。 | ||
現大公の祖母にあたる「シャロット大公妃」の銅像です。 | ||
「ダルム広場」です。 | ||
「ギョーム2世広場」です。 左手に見える建物は、「市庁舎」です。 |
2004年6月10日