ダークマター

 

1 ダークマターの性質

(1)重力を持っている。

 この重力で、宇宙の大構造や、銀河を造った。

(2)光を出さない

 光とは相互作用をしない。

(3) 太陽系にはダークマターは存在しない

ア 太陽系では観測されない根拠

 太陽系は、太陽の引力と惑星の引力で、その回転は説明できる。その他の重力は計算上存在しない。

 地球上でも、ダークマターがあったら、起こるであろう重さの違いは観測されていない。

以上のことから、太陽系や地球上には、ダークマターは存在しないといえる。

2 考察

(1)問題

 なぜ、太陽系にダークマターが存在しないか。

 ダークマターはこの宇宙に存在しないからだ。

(2)理由

 ダークマターがあったら、必ず地球上にも存在するはずである。

ア 理由1

 ダークマターは、宇宙には普通の物質の4倍ほどあることになっている。太陽系でいえば、見えるものだけでも、太陽4個、地球4個、木星4個、等、すべての惑星や、彗星や、岩などが4倍なくてはならないはずである。それがかけらも存在していない。

イ 理由2

銀河ができるとき、ダークマターが通常の分子を日気宇寄せる床によって、銀河ができる速度が速まるという。すなわち、銀河系のできるとき銀河の中にも大量のダークマターがなくてはならない。ということは銀河の普通の構成員である太陽系にもダークマターが存在していなければならない。

ウ 理由3

 宇宙で、分子雲が、星になると、その周りの分子雲は、できた星の紫外線で吹き飛ばされる。これは、分子雲と、光が相互作用するからである。しかし、ダークマターは光を出さないし反射もしないから、あらゆる電磁波と相互作用しないことがわかる。

 このことから、その重力で銀河や大構造を造ったあとも、できた星の電磁波によって、宇宙のかなたに吹き飛ばされることはないはずである。

 吹き飛ばされる分子雲でさえ、太陽系の中に、水素分子などの形で残っている。

 このことから、もし、ダークマターが、通常の物質を重力でひきつけたとするなら、銀河ができた後も、銀河内に多量に残っていなければならない。もちろん太陽ができたときも、太陽のまわりに吹き飛ばされずに残っていなければならないはずである。

 

3 結論

 以上のことから、ダークマターが、もし存在するなら、ダークマターが太陽系や、地球上に存在しない理由を示さなければならない。

 それができないなら、ダークマターは、地球上にない、太陽系にない、すなわち、そのほかにも存在しないということになる。

 

 

 アンチビッグバン論08年分