料理ベタのレシピ

  春を告げる
  いかなごのくぎ煮
くぎ煮

出来上がりが錆びた古くぎに煮ていることから
『くぎ煮』と名付けられたそうです。

関西だけの季節料理(3月〜4月)で
港に揚がってから2時間以内に調理しないと
味が落ちると言われている為
この時期主婦は大忙し。
お昼ごろから夕方にかけて外を歩くと
醤油の匂いがあちこちから漂ってきます。

そして隣近所に配ったり
遠くの親戚や知人に宅配便で送ります。
いかなご(玉筋魚

スズキ目イカナゴ科の魚で、
体長約3cmの幼魚。

全国各地に生息しているらしいが
春先になると瀬戸内海にやってきて
関西に春を告げる。



             材料

いかなご   1k     土しょうが(みじん切り) 50〜60g
醤油     150cc   たまり醤油        50cc
きざら    300g    酒              50〜60cc
みりん    100cc

*一般に配布されてるレシピに比べると
  きざらとみりんを多めにしています。
*生姜は最近みじん切りがお気にいり。
*たまり醤油がない場合、普通の醤油でもO.K.。
*お好みで水アメを加えてもいいです。照りがでます。

*お鍋は大きめで厚手の深鍋を使う。
*新鮮ないかなごを買ってきたらできるだけ早く調理する。
*強火で約40〜45分一気に煮ます。
*いかなごは必ず数回に分けて入れること。
*全部一度に入れるといかなご同士がくっついてしまいます。
*煮ている間はおはし等で絶対にかきまぜない。
いかなごはザルに入れ、ザッと軽く洗って水を切っておく。
ふきこぼれにくいような厚手の深鍋を用意し
しょうゆ、酒、みりんを入れて火にかけ、きざらを煮とかす。
みじん切りにしたしょうがも入れる。
沸騰したらいかなごをひとつかみ鍋にぱらぱら入れる。
また沸騰したらいかなごをぱらぱら入れ、
これを強火のまま数回繰り返す。
いかなごを入れ終わって沸騰したら
丁寧にアクをとりながら
吹きこぼれない程度の強火で煮続ける。
魚がすっかりかくれるくらいに煮汁が吹き上がらない時は
穴を数ケ所あけたアルミホイルで落し蓋をしてもよい。
煮汁が少なくなったら鍋を持って
いかなごをひっくりかえす。
(箸などでかきまわさない。)
少しだけ火を弱め煮汁が少し残るくらいまで
数回ひっくり返しながら煮る。

ザルに入れて広げてさます。
お鍋を斜めにして煮汁を切ってもよい。

できあがりに白ごまをふりかけると香ばしくなり
さんしょの佃煮を加えると大人の味になります。