World Inter-gender Wrestling Championって?
昔、お祭りの催し物としてレスラーが賞金をかけて挑戦者を募りレスリングの試合をしていたような、エキサイティングなものを再現したいと思い、自分のショーにレスリングを取り入れることを思い付いたアンディ。でも、アンディ曰く、男性相手だとすぐに負けてしまうのは目に見えていて面白くないので、自分を負かせる可能性もある、女性達を相手にすることにしたのだとか。ズムダさんの本によれば、アンディは単に女性と触れ合えるから、という理由で対戦相手を女性に限定していた、というけど、ほんとのところは....どうなんだろ?
とにかく、「World Inter-gender Wrestling Champion-世界無性別級レスリングチャンピオン」というのを勝手に作り上げ、アンディを倒した女性には賞金を支払う、と呼び掛け女性とのレスリングの試合をしていた。生涯対戦数は400試合以上にものぼり、無敗だったという。
プロレスの世界には悪役と呼ばれるレスラーが必ずいて、その存在によって試合の面白さや、観客の盛り上がりが増すこともある。ドラマや映画には悪役がいるのに、アンディがいるエンターテイメントの世界にはなぜ悪役がいないのか、いたっていいじゃないか、というところから、全女性を敵にまわすような、あの悪役レスラーとしてのアンディが誕生したそう。
「女は台所にでもいればいいさ!」とか「女性というのは実に素晴らしい!掃除はウマいし、じゃがいもの皮だって上手にむける」など、女性蔑視な言葉で挑発し、会場をヒートアップさせていた。
実際のアンディは女性を大切にするフェミニストだったというけれど、プロレスでのこの演技によって、本当のアンディも女性を軽蔑するヒドイ奴、と思われ多くの人の怒りを買った。
アンディの周りの人達も、なぜアンディがわざわざ自分の人気を危険にさらしてまで、プロレスを続けるのか理解に苦しんだという。
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