1975-1978

1975(26)
Here I come to save the day! NBCのプロデューサー、ディック・エバーソルがアンディの芸を見て、新番組"Saturday Night Live"への出演を依頼。

10月11日NBC "Saturday Night Live" 放送開始。レコードに合わせて口パクをする"Mighty Mouse"のパフォーマンスを披露。スタジオの喝采を浴びる。

10月25日 同じくレコードに合わせて口パクをする"Pop Goes the Weasel"(イタチがピョコン)を披露。

11月 8日 「ガイコクジン」ネタ。


1976(27)
シャピロ/ウェスト・アンド・アソシエイツの共同経営者、ジョージ・シャピロとハワード・ウェストがアンディのマネジメントをするようになる。

1月23日 "ザ・トゥナイト・ショー"に初出演。以後、何度もこの番組にゲスト出演する。

2月28日 SNLに"Old MacDonald"で出演。

9月20日〜12月30日 ディック・ヴァン・ダイクのコメディ番組 にキャストとして初の連続出演。アンディの「ガイコクジン」〜「エルヴィス」ネタは会場とTVの前のオーディエンスを大いに沸かせた。


1977(28)
1月15日 SNLにエルヴィスで出演。

コメディー界の仲間たちとL.A.のインプロヴでシリーズの深夜ショーに出演。「ミッドナイト・スナック」は午前2:30からのスタートだったが、3回のSNLの出演の成功によってベタ褒めされた。このミッドナイト・スナック・ショーでのパフォーマンスが後にアンディのスペシャル番組の基礎を築くものとなった。"The Has Been Corner"(過去の人コーナー)もここで実験的に披露され、ウェスト・サイド・ストーリーの俳優、リチャード・ベイマーが出演した。

近未来宇宙コメディ"Stick Around"のパイロット版に、ロボットの召し使いとして出演。

何年も離ればなれだったボブ・ズムダとL.A.で再会。アンディの共同ライターとして、"The Andy Kaufman Special"の脚本を書きはじめる。

Mel Shererの強い勧めで、アンディはトニー・クリフトンを「雇い」、ショーのオープニングに登場させる。彼の援助により、ナイトクラブショーで女性とのプロレスを始める。最初の試合(L.A.のインプロヴ)の相手はMarilyn Rubinで、アンディは簡単に彼女をやっつけた。

TV用の映画、"God Told Me To"でサイコティックな殺人警官を演じる。

10月15日 SNL出演。"オクラホマ"を歌う。

12月10日 SNL出演。"ガイコクジン"。


1978.1〜8(29)
アンディのナイトクラブのショーやコンサートのオープニングアクトとして、公式にトニー・クリフトンを「雇う」。

彼の3冊目の著書「The Huey Williams Story」のための下書きやメモを書き始める。「世界一偉大なるエンターティナー」を描いたフィクション。

大陸を渡り歩くカレッジコンサートツアー始まる。ボブ・ズムダがロードマネジャー、ライター、プロデューサー、そして付き人として同行。

アンディとトニー・クリフトン、"The Comedy Store"に出演。客席にいた"Taxi"のプロデューサー、ライターたちがアンディのパフォーマンスに驚嘆。アンディに"Taxi"への出演を依頼する。

"コメディアン・アンディ・カフマン故郷に帰る"-グレートネックノース高校が、地元出身のヒーロー、アンディのコメディと音楽の夕べを企画。故郷に錦を飾ったアンディ、一日2回のショーをこなし、チケットも完売させた。

3月11日 SNL出演。"グレイト・ギャツビー"。

Latka

7月5日 ABCのシット・コム(situation comedy)、"Taxi"の制作開始。
あまり気乗りしないアンディ。TVシリーズにしばられるのが窮屈なのと、"ガイコクジン"のキャラクターが失われてしまうのが嫌だったため。

8月 "Posh Bagel"でバスボーイ(ウェイターの助手、皿洗い)のアルバイトを始める。


1978.9〜(29)
"National College Sex Concert Tour" スタート。
ファンレターをくれたかわいい女子大生のいる大学を目指してコンサートの予定を入れてゆく、というもの。
アンディに写真入りでファンレターを送った女性は皆、アンディからのメッセージカードを受け取った。そのカードをコンサートの入り口で見せるとバックステージパスとして楽屋のアンディと対面することができた。

9月12日 ABCのシット・コム"Taxi"放送開始。
移民の自動車整備士、"ラトゥカ・グラヴァス"を演じる。アンディはエクゼクティブ・プロデューサーにトニー・クリフトンの少なくとも2つのエピソードへの出演を要請したが、クリフトンはそのアンプロフェッショナルなふるまいによって、撮影の前にクビになった。(アンディが、トニーをクビにするよう促した)

12月 ハリウッドの"Huntington Hartford Theatre" でコンサートを開く。
ショーの最後に観客全員に"ミルク&クッキー"をふるまった。アンディが短大で作った自分の番組ですでにやっていた子供向けのこの企画を、今度は大人を相手にやったわけだが、観客たちは子供達と同じようにものすごい喜びようだった。観客をショーの後、"ミルク&クッキー"でもてなすことはアンディの伝説となった。