丸い氷でお酒を飲もう!                                             


        第4章 その1

         さっそく実際に透明な氷を作りましょう。(細かい解説は一番後です。)

        まず、用意するものは

        ・ 容器の径が9cmくらいで高さが20cm(高ければ高いほうがいい。たぶん。)、

          径に対して高さが2倍以上(理想は3倍と根拠もなく考えています。)の容器ということです。

         ・ 断熱材 多め

        ・ 輪ゴム

        以上です。

        まず、容器の側面と下面に断熱材を厚めに巻きます。巻き方は自分で適当に考えてください。

        そこに一度沸騰させて冷ました水を静かに入れます。冷凍庫の温度設定を弱にします。

        冷凍庫の温度が−10℃くらいになるのが理想です(たぶん)。私の冷凍庫は100均で買った

        温度計によると−8℃〜−18℃くらいの温度で、一定になりません。開閉が多いから? 

        とにかくそれで48時間凍らせます。24時間くらいで、様子を見てください。上の方から

        凍っているのが分かります。48時間でなくても容器の半分以上凍っていれば、ほぼ完成です。

        我が家では44時間くらいですね。全部凍ってしまうと割れる可能性があると思います。

        (あくまで推定ですが、私は全部凍らせたことはないです。)

        下の方に空気が集まっていますね。まだ凍らずに水も残っています。

        そこで容器を外に出し、しばらく待って氷を取り出します。丸い氷を作るに十分な程の

        透明な氷ができていますね。余分な氷と水を捨てて、透明な丸氷用の氷が完成です。

        あとは、この氷を削るだけです。 

        1、容器です。

        

      

        2、約48時間後。  

         

                                           

        

       

        3、氷を取り出します。上の方の透明な氷を使って丸氷を作ります。                              

        

       

        4、丸く削り、完成です。お疲れ様で〜す。 

        

       

        5、 解説

        すこしお話します。

        第2章で大まかに氷の作り方の考えを書きました。そこでは下から凍らせることを

        考えていましたがその方法が思いつきませんでした。そこで上から徐々に凍らせて

        下の方が凍ってしまう前に氷を取り出す。という方法にしました。

        完全に凍ってしまうとひび割れの可能性があるからです。

        もしひび割れが発生しないならそのまま放って置くことができるので、

        時間の管理の手間が省け楽ですね。    

        もしかしたら、下の方が凍って膨張する段階で氷全体を持ち上げて割れが

        発生しないかもしれません。先日はそれを推測させるようなことがおこっていましたから。

        今後の研究課題です。

       

        容器の中でおこっている現象です。あくまで推測です。     

        

 

        みなさんも自分でいろいろ試してみてくださいね。なかなか奥が深いですよ。

        NGKさんのホームページの実験も手軽にできるので大変参考になります。(第2章のリンク参照)

       

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