YAMAHA SW1000XG
ヤマハが1998年に発売したMIDI/サウンドカード。
MU100相当、と言うことになっている強力なMIDI機能とMU100同様にプラグインカードが
実装できるという特徴を備えていた。
実際のMIDIの音色はMU100とはまるで別物で、方向づけとしては後に出るMU128等に近い。
単純にMU100の音が他のXG音源とかけ離れた音が出るだけと言えばそれまでなのだが。
また、同軸デジタル出力を装備しておりMIDI/PCMがデジタル出力可能となっている。
SW1000XGはヤマハ純正のXG音源で唯一、同軸デジタル出力が出来る音源でもあるのだ。
ローランドでもSC-D70位しか同軸デジタル出力出来る音源は無いので、デジタルアウトに
こだわりがある方ならば手に入れておいても良いだろう。
SW1000XGはWin9xの頃に設計されたカードだけに機能という点では豊富ではないが、対応
OSの多さでも知られている。Win9x、WindowsNT、Windows2000、WindowsXPとここ10年の
Windows系OSには対応ドライバが一通り揃っている。
若干動作不安定やノイズの混入があるが、それでもこのカードの魅力が下がると言う事は
無いだろう。
32bit PCIが空いているなら、とりあえず埋めるという行為にもお勧めだ(笑)
ただし、マルチチャネル出力のオーディオカードと組み合わせると、デバイスの数の面で
問題が出るかも知れない(Windows系OSでは、Wave出力を行うデバイスは10個までしか
表示されないので、場合によってはデバイスの数が足りなくなる可能性がある。SW1000XG
自身も複数のWave出力デバイスを登録するので)。
そんなカードを使う人はそんなに多くはないだろうが、参考までに。
SW1000XG