Tyan Thunder K8WE(S2895)
仕様
Chipset : nVIDIA nForce Professional 2200 + 2050 + AMD-8131
Memory : Registered DDR SDRAM DIMM x8
拡張スロット : PCI Express(x16) x2, 32bit PCI x1, PCI-X(100MHz) x2, PCI-X(133MHz) x1
電源端子 : EPS 24pin + 8pin
ボード形状 : Extended ATX(12" x 13")
BIOS : Phoenix
こちらもTyanのSocket 940 Dualマザー。2005年にx16のPCI Expressを2本持つマザーが
登場したと話題になったマザーです。仕様だけで言えば、Socket 940マザーの中で最強
と言える製品の一つになるかと。
入手は2008年春。ジャンク\5,980で売られていたマザーを友人から「これ買って早々に
PCI Expressデビューしろ」と言われて買わされたのが入手経緯です(苦笑)
マザーボードの裏側、CPU1側のDIMMスロット辺りでチップが一部剥がれたり剥がれかけ
だったりするのですが、結果的にはまったく問題なく動いてしまったので遅まきながら
PCI Expressデビューを果たすことになりました。
個人的には、このマザーの魅力はほぼ全てのOpteron 2xxが動作可能な点にあると考えて
います。Thunder K8Wだと後期型でマルチコアに対応してもリストに入らないCPUが結構
ありますからね。
実際、CPUも最初は少し省電力に振ろうと言うことでOpteron 246HEを購入したのですが、
すぐ後にOpteron 252(OEM用のOSP252FAA5BL。TDP 68W)を安く仕入れたので、こちらで
稼動させることにしました。
これにより、我が家はPentiumIII-S時代からSocket940 Opteron時代に突入しました。
その後、K8WEはセカンドマシンとして使用していたのですが、2ヶ月程で壊れてしまい、
1CPUしか認識しなくなって引退、廃棄となりました。壊れたことについては、ジャンク品
ですから文句は言いません。
そして、K8WEの故障これに伴いPCI Express資産を使うための代替マザーボードとして、
H8DC8(Supermicro)を購入することに・・・
Thunder K8WEが動かなかった時の保険として購入していたHDAMAI-Fは、親用のマシンに
使用されることになりました。
正常に動作していた際の印象ですが、Thunder K8Wと比べて所々レスポンスが悪いように
感じました。原因として候補になるのは下記のあたりでしょうか。
・メモリー4Gbyte(2Gbyte x2、CPU1側に実装)でWindows XP Professionalを使用していた
(Thunder K8Wは2Gbyte(512Mbyte x4、2枚ずつCPU1,2両方に実装)
・CPUのコア数の差(K8WEはOpteron 252 x2の2コア、K8WはOpteron 270 x2の4コア)
それと、K8Wと比べてOS(Windows XP)の起動が遅いです。
これはnForceが読み込むドライバーの数が多いせいだと思いますが、OS起動まで時間が
掛かるのは頂けませんでしたね。同じチップセットのH8DC8を使うようになったら慣れて
しまいましたが。
このマザーも、やはり問題はBIOS。
古いBIOSは問題が多数あるので、最新のBIOSを使用するべきです。