Acer(Wistron) BPL5M
Acerの5Slotバックプレーン。
元々はWistronで製造、取り扱いを行っていた物で、2002年頃はWistronのサイトで
ストレージアクセサリとして紹介されていました。最終的にはAcerでの取り扱いに
なっていたようで、Acerのサーバー製品であるAltrosシリーズのドキュメント内に
その名前を見ることが出来ます。
当時のWistron Webサイト内の製品情報でもUltra320 SCSI対応が明記されており、
実際320Mbyte/sでの使用が可能です。
使用実績としては前述のAcer Altrosサーバ−、それとPentiumIIIの後期頃日立の
HA8000サーバーのデスクトップモデルに使用されていました。
私が所有しているのは二個、2002年春頃にQC PASSで大量に売られた箱入り品です。
これは恐らくHA8000シリーズの保守用だった物ではないかと思います。
因みに箱の中にはバックプレーンだけではなくケージとファン、ターミネーター、
Disk用のトレイとI2Cの接続用ケーブルが含まれていました。
特徴としてはクラスターやバックプレーンの増設、接続を考慮してSCSIコネクタを
二つ持っていること(このためかバックプレーンにターミネーターを持たない)、
オプションのSAF-TEボードを接続するためのコネクタを持つことが挙げられます。
SAF-TEボードの方も手に入れていますが、こちらは会社の人からの頂き物(笑)
SAF-TEボードはBPL3と兼用、スイッチでSlot数やGEM318のSCSI IDの設定が可能に
なっており、バックプレーンともども柔軟な運用が可能になっています。
こちらを接続することでFault LEDを点灯させることが出来るようになりますが、
残念なことに温度情報は取得出来ません。
○画像
SCAコネクタ側
68pinコネクタ側
SAF-TEボード(GEM318側)
SAF-TEボード(SW側)