紙遊会 記録  2010

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昨年(平成21年度)の表展(表装展示会)を終えて、10月に紙遊会で反省会と来年度の企画・方向性を話し合った中で、久しぶりに紙遊会で表展に共同作品を出品することになった。
そこで、作品形態は『掛軸』それも大きなもので、お寺にある“涅槃像”を扱うことがあるので、そのクラスの大きさで作品を制作することになった。
次に、「作品本紙をどうするか?」と言うことになり、昨年“京都東寺”で個展をされた『観瀾斎氏』の百観音を見て先生に本紙作品を依頼しました。
作品が出来上がり、今年(平成22年)6月より作品の確認と選考。(作品を2点用意して戴きました。)その後、裂地合わせをし作品の龍に会う裂地を選び、本紙裏打ち・裂地裏打ちを分担して準備し、切り継ぎ作業から高砂市鰍さはら様の工房を借りて作業に入りました。
写真はそれからの記録です。
共同で作業する点でそれぞれのテクニック(技)を披露し、各々が勉強になるのは当たり前で、会員がまるで兄弟弟子のように真剣に作業に取り組む様子が伺えます。
表展は9月23・24日で終了しましたが、この作品は9月25日より11月25日まで、京都・東寺(食堂)『観瀾斎作品展』会場で展示しております。
[時間]  9:00〜16:30  [入場]  無料
裏打ちした裂地、紙本を確認 中廻し(柱) 使用裂地 筋廻し 筋廻し
8筋廻しに折れふせ 裏の様子 折れふせ 増し裏打ち 増し裏打ち 打ち刷毛 宇陀紙継ぎ
上巻き裏打ち 表面チェック 柱幅を決める為に糸を引く 柱裁断 柱の耳折り 宇陀紙継ぎ
耳折り 宇陀紙裁断 総裏打ち
星付き 宇陀の裁断 総裏打ち32 裏ずり 耳断ち 軸先(黒檀面金)
1.8mの軸棒 耳糊 四つ環 表木細工 風帯付け
軸棒取り付け 四つ環の下穴あけ 四つ環下穴細工 表木取り付け
風帯付け 巻き紐通し 神戸新聞記者に取材 観瀾斎先生と記念撮影