2004/01/28 |
「 南無妙法蓮華経」掛け軸 表装仕直し前(1) 氷上町のさかがみ工務店さんの紹介で預かった法華経の掛け軸。昭和四十三年頃から三十五年間ずっと掛けたままの状態で 毎日線香と蝋燭の煙と埃でかなりの汚れと、風化で痛みのひどい状態に加え、雨漏りで紙本がひどくなったと言うことで 表装を新しくする事に・・・。 ※注意 丈が普通の表装に比べて短く仕上がっています。床の高さは六尺三寸です。 床の高さに制限があるためにこのようになっている。 決まり事の多い掛け軸も飾る場所に合わせることで、その寸法は若干変わって来ます。 |
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「 南無妙法蓮華経」掛け軸 表装 完成(2) 修理前は、白の角軸に見立てた軸先が付けられていましたが、神仏物には角(骨)を 使うことを避けるので金物の本金鍍金を使い、中廻しは井筒橘本金襴、総廻し(上下、柱)には正絹緞子を使用して、 真の行仕立てになっています。墨と朱の金襴裂地の色合いが鮮やかに、掛け軸が生まれ変わりました。 ♪(*^_^*)♪ |
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