キャンプ日記 
      名         称  亀山湖オートキャンプ場(初) 
 紅葉と最高の温泉を求めて
    所  在 地 君津市折木沢字湯の川1306
電話0439−39−3430
施    設 小遊具(ブランコ)あり 、場内釣り、レンタサイクル(半日で300円)、温水シャワー無料 標高170m、
環    境 近くに小櫃川があり、川遊び可
紅葉の時期(12/1〜12/5)はすばらしい。
天    候 5日晴天、6日曇り
日    時 17年11月5日〜6日(土日)
風    呂 場内は温水シャワーのみだが、車で7分に亀山温泉があり、茶褐色で自噴天然温泉。
時    間 朝10時発 午後1時40分到着 翌日11時10分発
勝手に評価 ★★★  マップは此処より


 10月のキャンプは、諸行事と子供の都合でキャンセルになったため、この日程は1週間前の予報では、2日とも曇りのち雨だが、それでも強行した。悩んだのは、かみさんの要望である温泉だが、キャンプ場にある風呂はほとんど露天のため体が冷えるので受け入れられず、仕方なく、キャンプ場から近くの泉質のよい温泉となり、以前来たことのある「亀山温泉ホテル」に近い亀山ACとなった。温泉から逆にキャンプ場を決めたことになります。さてその温泉をかみさんは気に入ってくれたでしょうか
尚、今回のキャンプ場情報は、SAMさんのHPを参考にさせていただきました。
 〔1日目〕
  当日の昼食は奮発して、亀山湖そばの「上総屋京兵衛」と決めていた。11時30分開店で、人気店のため混雑が予想されたため、11時30分到着で予定を立てる。途中、木更津北インターで降りたら、かみさんが「直売」の看板を発見。ちょっと見学のつもりが、ぶらぶら新鮮野菜の見学も楽しい。最近どこにでもある立派な建物の道の駅よりも品物も豊富でしかも安い。私は焼き芋とつきたての餅を購入。その後いつもの君津物産館で水を汲んで一路亀山へ。急いだ所為か、あまりにもカーブ続きのため我が子が車酔いになり休憩。
車酔いのため休憩 お揃いのシューズ
  結果到着したのは、予定をオーバーして12時10分。場所は道すがらでとてもわかりやすい。車も満車状態で、席には30分待ち。裏は亀山湖というロケーション。HPで評判のいい鴨汁そばを注文してみた。鴨汁の器は大きく、蕎麦は意外と太めで量も多い(大盛りメニューがない分、量も多いらしい。)私にとって鴨汁蕎麦はいとこのそば屋(満志粉)がお気に入りなので、つい比較してしまうが、まぁ結構うまい。
    上総屋京兵衛  〈マウス〉      自慢の鴨汁蕎麦  キャンプ場の入り口(この坂を登る)
 目的地の亀山湖ACはカーナビに表示されていないので、だいぶ行き過ぎたが、長崎キャンプ場と同じ入り口から5分。こじんまりとした、まさに山間のキャンプ場である。すでに2組設営していたが、管理人は2家族一緒で、私を含めると今日の泊まりは計2組であるとのこと。意外と少ないので少し寂しい。
南西の方角に太陽が見える 東の方角の我が家のサイト バトミントンをする母子
 サイトは電源サイトなら、どこでもいいとのことなので、できるだけ日陰にならない(かみさんの意見)13サイトに決定。
キャンプ場は四方山に囲まれ、管理棟と電源サイトがある上段サイトと少し下るがトイレ、水回りなどがある下段サイトに分かれる。尚、周囲の紅葉は、管理人さん曰く、「真っ茶色で12月初旬は真っ赤になる」とのことである。
キャンプ場には手作りの遊具があり、泊まり客の子供が4人遊んでいた。陽平も一緒に遊んでくれたらなぁと期待していたが、最近一人で遊ぶことが多いのは、人見知りするようになったのでしょうか。結局、かみさんとパトミントンを始めた。管理人さんが芝生で遊んでいいよ。と言ってくれたので、サイトを使い放題。
   手作りの遊具もいい        疲れて一休み  カマキリの交尾かなぁ(陽平談)
 私はと言えば、立ち寄り湯に行く時間を考えて、その前に夕飯の支度で『豚バラ肉のマーマレード煮』の準備にはいる。レシビ通りに作ったつもりが、できあがったら、半分黒こげ。10インチという底が広いダッチパンで40分とことこと煮た所為でしょう。「レシビ通りなんだけどなぁ」(言い訳)
 がっかりしている間もなく、「亀山温泉ホテル」に行く。2年前に入ったことがあったが、今回は意外とお湯の温度がちょうどいい加減のため、逆にすぐに体が冷えてしまった。何のことはない、前回お湯が熱かったので、後で体がぽかぽかしただけなのである。期待は大はずれでした。これなら、夜遅くまでやっている「千寿の湯」の方にすればよかったと反省した。キャンプ場に到着すると、 失敗した豚バラ肉を薄く煮詰め直し、今日のメインの『ホタテの水煮炊き込みご飯』の作りに入った。 これにはかみさんも力を入れて材料にもレシピより手を加えていた。
かみさん曰く、「まさか、これも失敗しないよねー」。へへへ。実は失敗したのである。
失敗した本日の夕食
原因は、私がダッチオーブンで作ろうとして通常の作業としての最初に強火で沸騰したら中火にするのに、沸騰を勘違いして、沸騰する前に中火で煮てしまったため、蒸らしの後にしゃもじを入れたら、具も米も煮えてなかったのである。しかしさすが家庭の主婦。再度水を足して煮炊きをしたら、何とか食えるまでになって、胸をなで下ろしました。 
   豚バラ肉のマーマレード煮 蒸らしも含めて60分もかかった炊き込み

 しかし、ダッチオーブン2連発の失敗に意気消沈している暇もなく、炭火で、今日買った餅を焼いて失敗を補おうと躍起になりました。でも本当の原因は後ろでチェックしているかみさんの眼光にびびって火加減チェックが甘くなったのかもしれない。〔←餅は成功?〕
しかし、最初の沸騰で大事なんだねー。今わかったよ。その後は、焼き芋を焼いて夫婦でのんびりコーヒータイムとなりました。
 今日は、星空がきれいなのでランタンの明かりを弱くして星を眺めることにしました。時折上空を羽田に帰る飛行機が彩りを添えていた。しかし、夜の星空が深夜の冷えを表しているような寒さであった。〔←焼き芋とコーヒーはよく合う。〕
 就寝はいつもの10時であったが、なかなか寝付かれないのは、思いのほかテント内も寒かったのである。冷え性のかみさんは、寒さが応えているようでした。特に皮下脂肪の少ない額から伝わる頭の冷えには睡眠を妨げるには充分でありました。(ウーム、これもいい勉強になりました。書き留めておこおーっと。)
 また夜中まで談笑する大人の声も気になり、自然の声だけになったときに落ち着いて眠りに入りました。
〔2日目〕
 6時00分起床。いつもの6時と比べて意外暗いことに、「アァそういう季節になったんだなぁ」気づく。朝食は、最近定番になりつつある「特選焼きそば」。今回、兄貴がアメリカ帰りの土産としてくれた起こし金が活躍した。これだけは失敗しないのである。朝食の最中に我が家のサイトから、向かいの紅葉を見ると、「我が家のためだけにこの紅葉があるのか」と勘違いしたくなるうれしさである。
   〔↑サイトから望む紅葉〕                〔1回で3人前のソバを起こすことができる起こし金。↑〕
後は、いつもの撤収にはいる。まぁ、雨風に見舞われていないだけヨシとしなくちゃいけない。しかし、朝露がリビングにしみ落ちる。太陽は雲の向こうに薄く光るが、これでは撤収までに乾燥しそうもないのであきらめる。
キャンプ場の四方はこんな感じです。紅葉の最盛期でないのが残念。
10時過ぎに撤収をすませると、昨日から聞いていた黒滝までのサイクリングに行くことにした。

尚、このコースは亀山オータムフェスティバル(11/23〜12/4)という恒例の紅葉観光コースなのである。毎年その時期はこのキャンプ脇の道をずらずらハイキングする人たちでいっぱいになると言う。そして、以前友人から聞いたことのある、東京大学千葉演習林が年に一度だけ紅葉のためにその扉を開ける場所があり、それは上総亀山駅から歩いていかなければならないと聞いていた。なんとそれがこれから行く場所であると聞いてびっくりした。なんか得した気分である。
〔↑親切な管理人さんと陽平 ---よく近辺の情報を教えていただきました〕
     レンタサイクルと母子   道中あちこちで見られる湧き水  東京大学演習林の鉄索
目的の黒滝は徒歩で20分くらいと言うが、3人でレンタサイクルで行くことにした。道中は、砂利道のため歩いた方がよいかなぁと思ったくらいである。 途中の紅葉も最盛期でないのが残念なくらいであった。
〔←このトンネルを抜けると〕
東京大学千葉演習林の柵を越え、すぐトンネルを越えると目の前に大きな滝が現れた。水量は多くないが約20bも落下する滝底をさらに10b上から望むことのすごさと石の浸食に驚いた。千葉の秘滝をまた発見した。帰りは坂道を滑るように自転車で降りた。気がつかなかったが、キャンプ場から少しずつ登りの道だったのである。キャンプ場に戻ると、釣り堀の池を見学して、キャンプ場を後にして帰路についた。最後まで雨に降られなかったのが幸いであった。                            →〔この黒滝はすごい〕
   夏は川遊びができる    黒滝をのぞむかみさん        黒滝の前で
〔←帰りは下り坂〕
       〔→釣り堀には鯉が〕






今回のキャンプも終わってみればとても楽しませてくれたキャンプ場でした。天気も1週間前の予想を大きくはずれ、味方してもらったようだ。しかし、この時期は思いの外寒かった。猪ノ川渓谷の黒滝は千葉県の奥の深さを教えてもらったようだ。