アプローチの結果、最初に実現できたのは織川真雪さんだった。
東京駅で初めて彼女にあったときの印象は、
失礼ながら、「思ったより年とってるな・・・」といった感じだった気がする。

真雪さんは実に積極的なモデルであった。
スタジオでの撮影では何回もの衣装替えも全く苦にしなかった。
打ち合わせのときに互いに作品イメージを何度も交換し会った。
お互いにイメージ画像を添付したメールで。
当初はCG表現を活用した“Jump”“色彩”“愛慕”といったお遊び的作品から
はじまり、“誘惑”のようなセクシーでキュートなものも
彼女自身のリクエストにより作りあげていった。
私とはかなり住まいが離れていたにもかかわらず、
コミュニケーションは悪くはなかった気がする。
しかし、別れは突然やって来た。
彼女のホームページが閉鎖されたのであった。





何のことはない。
当たり前だが、ネトアというのは、当人が自分のサイトを閉鎖すれば消滅する。
最初から誰に頼まれたのでもなく、
自分だけで自分のためにつくられたものなのだから、
誰の制約も受けずに終了も出来るのだ。
そんな訳で、彼女に理由を聞くことはしなかったし、聞くつもりもなかった。
ただ私は彼女のサイト消滅により、自分の中での一つの区切りをつけたいと感じた。

初めてともに作品づくりをしたネトアが消えた。
理由は充分だった。
“Sa・Yo・Na・Ra”という作品をラストにし
それまでの作品をまとめて『YESTERDAYS』と名付けた。

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『YESTERDAYS』をふり返って(2)〜織川真雪