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日本人にあまり馴染みのないペルシャ陶器。文様が東南アジアを継由して
日本に伝わっているという説はあるものの、そのもの自体はやはり軟陶であるせいか、
実用には至らないのでしょう。全て発掘品である為殆どは大破しており、現地で
共色直し(傷がわからないよう修理すること)されています。ペルシャ陶器の楽しみは
色の鮮やかさ、伸びやかで豊満な筆裁きです。また、画面左下の口辺あたりについた
豪快な指跡4つも当時の陶工の息吹を感じるところです。

水への憧れなのか、水に関係したことに使用していたのか、口辺に魚がぐるりと描かれ
ています。
日本の陶器にはない美しさを楽しむことができます。








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■ペルシャ青釉黒彩唐草文鉢■

    13世紀 イラン

  幅27cm 高さ14センチ

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