文房具


ペーパーウェイト・・・・・洋服の柄を描いていた頃、フルタンが使っていたこの重石がシンプルで使いやすくて、買ってきてもらった。元々は、文化服装学院で型紙を作るとき、紙がくるくる丸まってしまわないように使っていたもの。積み重ねられるように突起が付いていて、使いやすい。
金属の定規・・・・・・・・・ずいぶん昔、としか言いようがないけど可愛くてつい買ってしまった。こんなに長いあいだ使うことになるとは思わなかった。パッチワークで小さな型紙を切ったりするのにも、ペンケースに入れて携帯にも便利。12センチまで測れる。
カッター・・・・・プロ仕様の使いやすいカッター。力を入れるときに手があまり痛くない。かなりがっちりした作り。これを手に入れてからは、これ以上のものにお目にかからない。カッターだけは、切れ味のいいものでないと許せん!昔、写植の切り張りを良くやってた頃に欲しかったなあ。うっすら切れ目を入れて、一番上の薄い部分だけを剥ぎ取る、なんていう芸当、今は必要ないんだろうな。
ホッチキス・・・・・多分道具の中で一番古いかもしれない。何しろ旧姓が書かれている・・・・!小学生の頃に買ったもの。文房具の好きな子供だった。お年玉で初めて『インクの吸い取り器用紙』の束を買った事があって、これを眺めているだけで嬉しかった覚えがある。今時、吸い取り器自体、『それって、なんですか?』と聞かれてしまうもんねえ。下が円形になって、ここに吸い取り紙がセットされて、まあるい握りを持って、前後をゆらしてインクを吸い取る・・・。偉い人の机の上にある、という感じがしていたっけ。  それはともかく、このホッチキスも様々な形が今や山ほどあるけど、この形はやっぱりいい。針の取替えに、あれ〜どこを、どう開けるの?という悩みがない。