りんごがひとつ
いわむらかずお 作絵
銀河社
おはなし
なっちゃんがりんごをたべようとおかのうえにのぼると、りんごがころころところがってしまいます。「まってまって わたしのりんご」りすさん、うさぎさん「おねがい、りんごをとって」みんなで一生懸命りんごをおいかけます。

自宅にある絵本の中で私が一番好きな絵本の一冊。くまさんにぶつかってりんごもみんなもかろうじてとまったので「おかのうえでたべよう」とたったひとつのりんごを1人と3匹で分け合うんです。ひとりがおいしそうに食べてると、ほかのみんなが食べたいのをがまんして待ってる、その表情がなんともいい!最後にのこった種を埋めてりんごがいっぱいなるね、とうれしそうにそれぞれの家に帰っていく。そのしみじみとしあわせな結末が、わたしをほっとさせてくれるのです。
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