ぼくをさがしに
シルヴァスタイン さくえ
倉橋由美子訳
講談社
おはなし
ぼくは、何かが足りない。たりないかけらを探しに出かけます。のんびりのんきに探していると、とうとうぴったりのかけらに出会った!

この絵本を読んでいると、いつの間にか自分自身を見つめてしまいます。自分に足りないかけらを探して、日々生きてきたけれど、ぴったりのかけらを見つけたのかどうか、まだわからない。それは、恋愛にも当てはまるし、いろいろ奥が深い絵本です。
3歳の時に私の本棚でこれを見つけた娘は、たぶん子どもには、哲学的で抽象的で、長くて難しいこの絵本をなんどもなんども読んで欲しがりました。何を思っているのか・・・。いまだに謎です。ただ単に、「ぼく」ののほほんとした風体が好きなだけかも。
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