ぼくとべたんだ
(キンダーメルヘン)
伊東美貴 さくえ
フレーベル館
おはなし
ふとっちょつばめは、兄弟たちがみなみへかえるときにも、飛べません。しかたがないので、動物たちに道を聞きながら歩いて南をめざします。すると、こねずみが川でおぼれています。それを助けようとがんばると、ついに飛べた!

はじめは、岸から羽をのばして、こねずみを助けようとするんだけど、出来ないなぁ、と思っててページをめくると、枝をくわえて飛んでる姿が目に飛び込んできます。そこで「あっ、飛べた!」と娘はつぶやきました。たぶん、飛べないふとっちょつばめを心の中で心配したり応援したり、いろいろ考えていたんだろうなぁ、とおもいました。
それにしても、飛べないからって、歩いて南をめざそうとするふとっちょつばめ、のんきでいいなぁ。
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★★★☆☆
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