モナコ日記２

今回二度目のモナコ訪問も再び当所に30年来通院されていらっしゃるモナコ在住の患者様のお招きにより2005,5/19〜24迄の6日間 　今回はF1モナコGP観戦と言う愉しみもあり、元より車好きの私にはたまらなく嬉しい機会であり、眼下にサ−キットの隅々まで見渡せるお部屋をお借りし予戦〜本戦に至るまでその醍醐味を生で全身で堪能して参りました。　耳を劈くまでもの騒音、内臓を揺さぶられるまでもの振動…生でなくては味わう事の出来ないビッグスケ−ルでした。　その様な趣味の時間も有りましたが、今回のデモンストレ−ションに於いては前回にも増して「針治療」と言うものを更に多くの方々に伝導出来た事と確信して居ります。 　集まられた方々はモナコ在住の方、フランス、イギリス、イタリア等など多国からのお顔ぶれが集まり針治療の全容に意欲的に耳を傾けられ、又全員の方が針治療を希望されました。 　どなたも初めは針を見ただけで『痛いのではないか…？』と不安を抱いていらっしゃいましたが、いざ治療が始まるとほとんどの方がその心地良さに眠っていらっしゃいました。　私がいつも患者さんにお話している通りそれは血行が促進され、内臓へと血液が集められる事により自然治癒力が高まり、自ら治そうとする充電型に切り替わるからです。　今回いつも通りの説明文は抜きにして、痛みのある方は僅か一回の治療でもその痛みの改善を確認されその威力に驚かれていらっしゃいました。 　針治療は自分本来の治癒力を高めると同時に健康な身体へと導き副作用の無い、且つ安全で効果の高い療法なのです。 　又、針治療を受けられた方々も異口同音に「たった針一本でこんなにも楽になるのなら…薬を使わずに済むのなら…副作用の心配が無いのならこれから針治療を受けて行きたい」との感想でした。 　私にとっては嬉しい手応えですがセレブ達の集まる豊かな国モナコでさえ針治療の存在、知名度が無いに等しい事に悔しくまた残念な思いでなりません。 　この度の訪問で治療をさせて頂いた中の数人の方から、又次回に講演と針治療のデモンストレ−ションのご依頼を戴きました。次回は更に各国からの方々がお集まりになる予定とのことです。 　一歩ずつではありますが私は自分の使命として針治療が世界の医療の基準となる事を、又私の針治療が世界の基準となる事を願って今後も更に伝道し、定着させて行きたいと願って居ります。それは自らを鼻高々に申すのではなく、私から「針治療」を取り上げたら何も出来ない一人の人間と解っているからです。 　33年間全身全霊を賭けて続けて来た私の針治療に少しでもご興味のある方は是非一度針治療をお試し下さい。又、ご相談だけでもお気軽にお出掛け下さい。その極意を感じ取って頂ける事と信じています。 　F-1決勝の終りを告げるかの様にヨットハ−バ−に停泊中の沢山の船から一斉に汽笛のシンフォニ−となり---その鳴り止まぬ絶え間ない響きは祭りの後の様に何故かもの哀しくも---今でも私の耳に残っています。 　今回二度目のモナコ訪問は趣味も兼ねて双方に充実した数日間でした。

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