Q:「現在も幼稚園で絵カードによるスケジュールを使って良い結果が出てはいるけれど、
  このままずっと絵カードを使っていけば隼兵くんがカードに依存してしまうのでは?」






Q:「時々席を変えなければならない場面があるのですが、隼兵くんは変化を好まないので
  あまり好ましい事ではないんでしょうね」




Q:「絵カードで示してもやれない時があるのですが…」




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A:「逆の考えをしてください。隼兵くんの能力を高めるために絵カードを使っているのです。
  絵カードは視力の悪い人にとっての眼鏡と同じ役割をするんです。絵カードを使うのを  
  やめてしまえば、隼兵くんはとても混乱してしまうでしょう。
  将来の自立に向けてスムーズに成長を促すために絵カードが必要なのです。」




A:「"今日は席が違うよ"と事前に伝え、隼兵くんが納得して座るようにして下さい。
  シールなどを目印として自分で判断し座る事が出来るようにしたいですね。」



A:「絵カードを使ってもうまくいかないのは、隼兵くんに意味が伝わっていないからでしょう。
  隼兵くんが理解出来るような絵や写真を示してあげなければなりません。
  これは色々と試していく必要がありますね。」




この頁で紹介するのはじゅんちゃんが幼稚園の頃のお話です。
じゅんちゃんがお世話になっていた療育センターで、幼稚園での取り組み方の指導について
どういうニーズがあるのかを知るための打ち合わせがありました。
園長先生、担当の先生も参加してくださり、園での様子を療育センターの先生に
伝えて下さいました。
また、幼稚園側からの質問に対し、療育センターの先生が丁寧に答えてくださいました。
TEACCHを取り入れようとお考えの方にはとても参考になると思うので紹介します。
上記のように、とても分かりやすく答えて下さいました。
親の私達も分かっていたつもりでいましたが、隼兵にとってどういう支援が必要なのかを
再確認できた一日でした。