「山口線」出撃フォトをご紹介いたします。

蒸気の煙写真館
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山口線 「SLやまぐち」号

秋の訪れた山口線に11/19、20の二日間出掛けて来ました。今シーズンはじめての山口線がラストランになってしまいましたが、SLやまぐち号(C57-1)は期待通り良い煙を吐いての迫力の走で元気に登場してくれました。今年の沿線の紅葉は例年に比べて色付きが悪く、少々遅れているようでした。初日、前日からの雨がなかなか降り止まず撮影場所の選定にいろいろ悩みましたが・・・、小河内トンネル飛び出し定番ポイントへ、返し、雨上がりの紅葉映える俯瞰を狙って津和野へ直行、雨は小降りになっていましたが、狙った牧ヶ野の山々には霧が覆っていましたが、ここは迷わず登って賭けることに、雨降る足場の悪い山道を息を切らして登ること40分ぐらいでしょうか、ぼろぼろになって”牧ヶ野Z”下段俯瞰ポイント(さらに見渡しの良い上段があるようです)にたどり着きましたが、そこからの風景は霧で真っ白!まだ、津和野駅発車まで約3時間あるので持参のおにぎりを食べ、霧の中を通過の列車を撮影して構図を確認しながら霧が晴れるのを期待を込めて見守ることに、霧は薄くなったり、濃くなったり、目まぐるしく変化して次から次へと流れて行きます。蒸気機関車の撮影では天候が悪くなり撃沈もありますが、今日は良い方に傾いたようです。通過30分前には真っ白だった霧が晴れて視界良好に、雨に濡れた紅葉は鮮明さを増してさらに鮮やかに見えます。津和野方面から汽笛がかすかに聞こえます。C57-1が白煙を吐いて山々の間に見えてきましたが、まだ距離があるのかなかなかカメラのファインダーの中に白煙のC57-1が現れません、そしてついに白煙のC57‐1がファインダーの中に現れます・・・。二日目は撮影者の多くは人気の長門峡に結集しているようですが、管理人は今回撮影することに決めていた逆篠直ポイントへ、朝早くに到着しましたがその後撮影者が来ません、その後だんだんと増えましたが私のほか3人、追いかけ組が数名です。この場所何回か撮影しないと納得の写真はゲットできない課題のポイントになりました。この後追いかけて徳佐S字コーナーへ!



2011年11月19日












仁保〜篠目  Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
◇小河内トンネルを飛び出した瞬間「SLやまぐち」号は予想以上の高さの白煙を吹き上げます。
とっさに構図を変えて何とか白煙を枠のなかに収めました。







仁保〜篠目 Canon EOS 5DMarkU / Canon EF70-200o F4L IS USM
◇小河内トンネル出た「SLやまぐち」号は25パミールの急こう配をドラフト音を響かせてゆっくりと登ります。
そして山口線で最長の田代トンネルに入って行きます。







津和野〜船平山  Canon EOS 7D / Canon EF70-200o F2.8L IS USM
/ Canon EXTENDER EF1.4×U
◇通過時刻の30分前に霧の晴れた牧ヶ野俯瞰ポイントからは、雨に濡れた紅葉がより鮮明になって現れました。
白煙を棚引かせた「SLやまぐち」号は山の斜面に沿った鉄路を走り抜けます。







津和野〜船平山  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF70-200mm F4L IS USM
◇なんと素晴らしい紅葉の風景でしょうか、本当に苦労して登った甲斐がありました。
SLやまぐち号の吐いた白煙は紅葉の谷間に沿うようにゆっくりと流れて行きます。






津和野〜船平山  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF70-200mm F4L IS USM
◇高峰トンネルに突入した「SLやまぐち」号は白煙とともに勢い良く飛び出します。
※前のカットからトンネルの中にSLが入った間にトンネル先にピントを合わせ構図を整えます。






津和野〜船平山  Canon EOS 5DMarkU / Canon EF70-200mm F4L IS USM
◇俯瞰ポイントへはワンテンポ遅れて響くドラフト音が牧ヶ野の山に沿って響きわたります。




牧ヶ野俯瞰「SLやまぐち」号通過前の風景




◇「SLやまぐち」号通過30分前に新山口行の普通列車が霧の中を通過していきます。




◇霧の中を行く「スーパーおき」です。




◇色の違う二両の普通列車ですが、こちらは通過12分前に津和野に向かって行きます。




※霧が来る前に「SLやまぐち」号が早く来てほしいと祈るような気持ちでした。





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