「志貴様、朝で御座います」
ああ、翡翠の声が聞こえる。もう朝か。

深淵に沈んでいた意識が覚醒して行く。
ゆるゆると目を開けると目の前には翡翠の顔が。

「お早う翡翠。
今日も有難うな」

「いえ、もうお昼です志貴様」




























悪夢再び


























ナニ?
何を仰っているのですか翡翠さん?

お昼?
お昼に翡翠が起こしに来たの?
そんでもって
何で当の翡翠もそんなに冷静なのさ?

「あの、翡翠?
何で今日に限ってお昼なのかな?」
起き上がり、着替えながら横に控えている翡翠に聞く。

「私もつい先程起きたからです。
因みに秋葉様も先程、私とほぼ同刻に起床なさいました」

うわ、まじ。
家中が今起きたって事は。

「ハイ、恐らく姉さんが何やら一服盛ったのではないかと」
冷静に毒吐くなー。
最近の翡翠も随分危なくなって来た。

「しかも盛った当人ですら寝坊をしています。
どうやら自分も同じクスリを服用したらしいです」
策士策に溺れる?
珍しいと言うか何と言うか。

ま、いいや。
この様子だと俺もお小言喰らわなくていいみたいだし。

着替え終わり
そのまま皆の集まっているであろうリビングへ向かう。

ドアを開けると。
そこには
矢張り想像通りソファーに座り紅茶を飲んでいる秋葉。
何気にコメカミに青筋が見えるのは俺に対してでないと思いたい。


その後ろに控えている琥珀さん。
珍しくこの人も寝坊したらしい。
それでもニコニコ笑ってるのは応えてないのか、まだ何かあるのか。


「お早う秋葉」
取り合えず当たり障りの無い挨拶から。

でも
ギン! と物凄い殺気を持って俺を睨むお嬢様。
その内「ゲイズ」とか出来るんじゃないのか?
今でもそれに近いモノがあるみたいだけど。
晶ちゃんとか晶ちゃんとか晶ちゃんとかが。

「ええ、お早う御座います兄さん。
もうお昼ですが、今回は私もこの時間ですから。
それに対しては何も申しません」
シュンとしおらしく下を向く。
あー、秋葉にはこの時間に起きるってのは我慢ならないんだろうな。

「志貴さんお早う御座います。
お食事は如何なさいます?」
で全く応えていない琥珀さん。
貴女には「罪悪感」とか罪の意識ってのは……

無いんでしょうね、その笑顔を見れば分かります。

「今はまだいいです。
俺にも秋葉と同じく、紅茶を貰えますか?」
よいしょ、と秋葉の向かいに座る。
即座に琥珀さんが俺に紅茶を淹れてくれる。

ん。
いい香りだ。
最近秋葉と一緒に紅茶を飲んでるから随分と詳しくなった。
そこ、似非ぶるじょわとかゆーな。
毎日の習慣なんだよ。

「あの、志貴様。
何方とお話しているのですか?
急に斜め45度を睨みながら」
翡翠が冷静に突っ込みを入れる。
ウム、いい突込みだ。
だが。
心の声に突っ込むのは反則だな。

早速琥珀さんの淹れてくれた紅茶を含む。
うん。
間違い無く最高級のだね。
どこぞのぶるじょわに語らせたら止まらないな、これ。


何故か俺が紅茶を飲んでいる間ずっと琥珀さんがジッと凝視してるんだけど。
何だろ?

コクリ。
全部飲み干しカップを置く。

あ。
琥珀さんの目がきらりんと光った。
「琥珀さん。
今度は何を企んでいるんですか?」

「あはー、何を言ってるんですか。
私は一介のメイドさんですよー。企むとか何とか志貴さん酷いデスヨー」
なんて心にも無い事をスラスラと並べる割烹着の悪魔。
そうやって裏表があるからそう言われるんです。

「なんでもないですよー。
只起き抜けの志貴さんも見たいなーとか。
あれだけ慌てた秋葉様も久し振りに見たなーとか
茫然自失の翡翠ちゃんとか。
今日は色々いいものが見られましたしー」
よくもまぁそんな事を言えますね、この人は。

「それだって琥珀さんが何か一服盛ったからじゃないんですか?」

「確かに睡眠薬をお渡ししましたが。
そこまで強いモノでもなかった筈です。
お起きにならなかったのは私の責任ではありません」
幾分真顔で説明をする。
やっぱ盛ったんじゃん。

「全く。普段と違うクスリだから怪しんだけど。
やっぱり貴女何か企んでない?」
秋葉がチラと琥珀さんをねめつける。

「チョットだけ」
と、指で示す。

「ああ、でも御心配なさらないで下さい。
副作用とかありませんから」
とか言いながら何で俺の方を見ますか、貴女。

「副作用ない方が怖ろしいんですが。
本当に只の睡眠薬ですか?」

「あったり前ですよー。
どーしてそんな危ないクスリ飲ませるんですか」
ああたが言うなああたが。

ふーん。
ぱりん、と付け合せのクッキーを頬張る。
うん、美味しいなー。
朝ご飯抜いてるからこのクッキーが美味しい。

「ウフフフフフフフフフウフウフフフフフフフ」
うわ、妖しい笑い声が。

「い、一体なんですか」

琥珀さんは袖で口元を隠しながら今も笑ってる。
一体何を今度は企みましたか。

「食べましたね。クッキーお食べになりましたねー」

「ええ。食べましたが。
……真逆、このクッキーに?」

「半分当たりで半分外れです」

??????

「琥珀。私も食べたんだけど」

「あはー。では秋葉様も」
純粋に怖いぞ。

ナニ?
何が起こるんだ?

「ちょっと琥珀。
いい加減何を企んでいるのか話なさい。
さもないと……」
ガタリ、と椅子から立ち上がり琥珀さんを睨み付ける。
対して琥珀さんはニコニコと普段と変わらず。

「秋葉、暴力はいけない」
俺もつられて立ち上がる。

……ドクン!!

?あれ?
何か体がおかしい。
体の奥が熱い。燃える。

「ちょっと兄さん!大丈夫ですか!」

「志貴様!」
秋葉と翡翠が俺に駆け寄る。
大丈夫
って言った筈だけど声にならない。
うう、体が、熱い。

ガクリと膝折れる。
ガクガクと体が揺れる。
琥珀さん一体俺に何を盛ったんです!!

「うう……」

「琥珀!!兄さんに何をしたの!!」

「姉さん!!」
二人の逼迫した声が聞こえる。

「うををををををををををを〜〜〜〜〜〜!!!」
がばっ!
どっかの狂戦士の如くに雄叫びを上げ立ち上がる。

るん。

あれ?

何かおかしい。

「兄さん!!」
と叫んでいた秋葉も俺を見て硬直してる。
翡翠も絶句してるし。

「あはー。これこそ我が秘法の究極奥儀ですねー」
矢鱈とハイテンションな琥珀さん。
やはり貴女のせいですか。

「琥珀さん!一体何を仕出かしたんです!!」

るるん。

ぐわっと琥珀さんに掴み掛かるが。
何やら体が付いて行かない。

「志貴さん志貴さん。
随分と「女性らしい」お体になりましたねー」

ハァ?
何を仰ってますか?この人わ。
俺が女性らしい?
何処がデスか?

と自分の体を見てみる。

あれ?
何やら誇らしげに自己主張をしてる双丘。
そのまま腰に手を下ろす。
スラリとしたほっそり柳腰。
その下には豊満な……

うーん


ぐらまらす?


もしかしてこれわ
もしかしなくても見たまんまだけど。
むはー!

「ちょ、ちょっと兄さん、落ち着いて!!」

「これが落ち着いていられるか!!
俺はオンナ好きだがオンナになりたくはないぞ!!」

「言い切りましたね、志貴様。
このえろ学派が」
翡翠、物凄い毒だぞ、それ。

「あはー、とうとう完成しましたよ。
秋葉様、これさえあればもう「ばぃんばぃん」もユメではないんですよー」

「じゃ、琥珀さん、俺はその為の実験台ですか」
ぐわ!と琥珀さんに詰め寄る。
その度に秋葉には無いモノが揺れる。
うう、結構重いなこれ。

「志貴さんだけじゃないですよ。
私も翡翠ちゃんも当然私も同じ事しました。
ですが結果として出たのは志貴さんの一人なんですよー。
4分の一の確率ですねー。
でも成功したんですからこれから改良すればOKですよー」

うーん。
四人の内俺だけかー。

「って待て待て!
皆飲んでて俺のみ?それって成功なの?」

「成功ですよー。
実わ志貴さんと秋葉様のみなんですがね。
私と翡翠ちゃんはお薬のみですから。
紅茶とクッキーのコンボでこのお薬は完成です。
それを満たしたのは志貴さんと秋葉様。
そして秋葉様には出ませんでしたが志貴さんにはチリバツでした。
確率はもっと上がって二分の一です」
えっへんと胸を張る琥珀さん。
アルクまでは行かなくても秋葉よりは大きいので
胸を張るとそれなりに揺れる。

「琥珀さん。それで。
元には戻れるんですか?
真逆一生このままとか言いませんですよね?」

それに琥珀さんはあはー、としか言わない。
ちょっと待て。
待て待て待て!

「作ったはいいが戻せないんですか琥珀さん。
冗談じゃないですよ!」
がっしと琥珀さんの肩を掴む。
そのままブンブンと揺する。

「志貴様、志貴様。
強すぎです、少しばかり揺らすのを控えて下さい」

言われて気付く。
余りに強すぎたらしい。
首がガクガク動いてる。
何か口からエクトプラズムが見えるんですが。

強すぎたかな?
でも今までの、そんでもって今の状況を見れば

「自業自得です姉さん。
一体何を考えているんですか」

翡翠も琥珀さんの肩を掴む。

「何とか言って下さい、姉さん」

「何をってそれわ当然秋葉様をばぃんばぃんにする為ですよー。
結果としては失敗しましたが」

全くこの人は。
平穏無事って言葉が一番遠い人だなぁ。

「ま、性別が変わっただけで他は特に害は無いようですが。
出来るだけ早く作って下さいよ、解毒剤」
ぽすん、とソファーに座り直し、新しい紅茶を飲む。

ああ、紅茶が美味しい。
こんな状態でなければもっと美味しく感じるだろうけど。

「そう言えば秋葉?」
今だ呆然としてる秋葉に声をかける。
秋葉は下を向いたまま未だに一言も発しない。

「にいさんの……」

う、もしかしてこっちもか。

「兄さんの莫迦ー!!」
一気に髪の毛を真っ赤に染めて殺る気全開の秋葉。

「何で同じものを飲んで私には効かないのよー!!
何で兄さんはばぃんばぃんなのよー!!
不公平よ!!不公平だわ!!」

「イヤ待てよ!
俺だって被害者だぞ。こっちに矛先を向けるなよ。
向けるなら琥珀さんだろ?」

「ええ、存じてますわ兄さん。
琥珀は後でた〜〜っぷりと搾り取りますから。
でもその前にそんな姿の兄さんを少しばかりお仕置きしないと気がすみません」
私怨かよ、結局。

「じょ、冗談じゃないぞ!
そんな身勝手な理由で!
まだ秋葉には出てないだけでこれからだってば!」
何とか言い訳を考える。


フト偶々通り掛かったレンが
そんな俺たちを交互に見て

「ハッ」

鼻で笑いそのまま通り過ぎていった。


瞬間。
この部屋、いやこの屋敷全体が凍り付いた。

「……フッフッフッフッフ」
ユラリと面を上げられるお嬢様。
オマエ段々人から逸脱し始めてるぞ。

「そうですか、そうですか。
どうせ私はあんなちみっ娘に莫迦にされる位な洗濯板ですよ。
いいじゃないですか、洗濯板だって!
あるんですよ、揺れなくたって!ちゃんとここに!!」
何やらいい感じに一人でヒートアップして行く。
誰もそこまでは言ってないだろが。
でも自分で認識してるんだな、洗濯板だって。

「兄さんを殺して私も死ぬぅー!」
いつの間にかに手に握られた包丁で切り付けて来る。

「どっから出て来たその包丁!
それにその台詞はマジで危ないっての!」
ブンブン振り回しながら向かって来るアキハを宥めながら
何とか事態を収束しようとする。

「琥珀さん!何とかして下さいよ!
元は琥珀さんから始まったんですよ!」

「はいは〜い。
お任せくださーい」
すちゃ、と袖口から何やら色取り取りな注射器を取り出す。
あの色で一体どんな効果があるんだろうか?
人体に影響しないのか?

「はーい秋葉様。
少し静かにしましょうねー」
ぷす。
見事な手際で注射器を突き刺す。
秋葉もそのままばったりと気を失う。
暫く気を失っててくれ。
その方が静かだし。


気絶した秋葉を取り合えずベッドに寝かせ俺たちは
琥珀さんの部屋で薬が出来るのを待っていた。

「全く。
見境無しに暴れるなよ。
口惜しいのは分かるけど」

「全くですよー、今回は未然に済みましたが」
しれっとそんな事をのたまう。
誰のせいでここまで話がこじれてるか分かってるのかな?

「それで姉さん。
志貴様はいつまでこのままなのですか?」

「もー少し待ってねー。
今出来ますからー」
グツグツと何やら色彩豊かな煙を吐き出してるフラスコを前にして
琥珀さんが答える。
俺の目にはよく見る「魔女が妖しい薬を作ってる」場面そのまま。
又は「マッドなサイエンチスト」とも取れる。
実際その両方なんだけど、この人は。

「でも志貴さんいいんですか? 折角女性になられたん」
そんな戯言を言ってる暇があったらさっさと作る!
秋葉じゃないけどギンと琥珀さんを睨み付ける。
その目を見て慌ててフラスコの方に向き直る。

「ハイ、出来ましたよー」
コポコポ煙を吐き出してる薬を俺に渡す。
……これを呑むの?
何にしたって見た目は大事だなーとつくづく思う。

「ちょーっと凄くド偉く苦くてまずくて
気が狂いそうになりますが
一気に飲んで下さいね、でないと効き目ありませんから」

「それのどこがちょっとなんですか!
飲みたくないんですか」

「そんな事言ってると大きくなれませんよ」
好き嫌いはいけません!
と「琥珀さん怒ってます」のポーズで俺を叱る。

いや怒る場所そこと違うから。
大体においてこれで大きくはなれません。
別に意味で大きくはなれるかも知れませんが。

「これ、呑めば元に戻るんですよね?」

「…………」
何で無言なんです?
そして俺から目をそむけるんですか。

「大丈夫ですよ、元に戻りますよ」

「なら俺の目を見て言って下さい」

「……あはー」

嘘なのかー!!
やっぱり嘘なのか!!

「えい、翡翠ちゃんやっちゃって!」
え?
突然後頭部に激痛が。

「志貴様、申し訳御座いません。
こうでもしない限り話が進みませんので」
だからここでそう言う事をぶっちゃけるなっての。

「一眠りなさって下さい。
目が覚めた時には全て元通りです……きっと」

その最後の単語は何だ翡翠。

ああ目の前にあの薬が近付く。
あれを呑むならこのまま気を失おう。
うん、その方が多分俺の為だ。
きっとそうだ、そうなんだ。

妖しい薬が注ぎ込まれる前に自ら気を失った。





















































「……ハッ!」
ガバッとベッドから起き上がる。

い、一体なんだったんださっきのユメは。
ハァハァと肩で息をしてる自分に気付く。
見れば汗でぐっしょりだ。

さっきのユメ、一体なんだったんだ?
何だっていきなりこんなユメを?

ユメって事は恐らくレンだよな?
薄闇の中目を凝らす。

「……いない?」
さっきのはレンの仕業じゃないのか。
じゃ純粋に悪夢?
それこそ冗談じゃない。笑えないジョークだ。

「レン?」
そっと小声で呼ぶ。

ちりーん

かすかに鈴の音がする。

「レン、いるのかい?」

「にー」
ぴょん、と身軽にベッドの上に飛び乗って来る。

「ああ、レン御免よ。
でも、一つ聞きたい事があるんだ。
さっきのユメ、レンかい?」

(こくん)
がっくり来た。
やっぱりレンの仕業だったんだ。
思い切り疲れたぞ、これ。


「レン、何だってあんなユメを?」


(志貴、女性好きだから。好きならなってみればいいの)

「んなわけあるかー!!」









どっとわらっとけって


























































_______________________________________________________________________________
後書き
秋葉:ハイ皆様お待たせ致しました。
翡翠:誰も待っていないと思いますが。
琥珀:しー、いいのよ翡翠ちゃん。慣例句なんですから。
秋葉:(しっかり無視)この度のSS如何だったでしょうか?
翡翠:どうもこうも。支離滅裂なSSとしか。
琥珀:はっちゃけも少なかったですしねー
秋葉:貴女あれだけ暴れといて何を言ってるの?
翡翠:そうです姉さん。作ったなら解毒剤も作るべきです。
琥珀:あはー、だって成功するとは思わなかったし。
秋葉:それで何で私には効かなかったの?
翡翠:恐らく、世界の抑止力かと。
琥珀:化学の力でも無理なものは無理なんですよー
秋葉:私の胸は世界レベル?
翡翠:いえ、地球レベルです。
琥珀:翡翠ちゃん猛毒よー
秋葉:貴女達、生きて帰れるとは思わない事ね。
翡翠:黙れ、ナイチチ。
琥珀:あはー
秋葉:それでは、このSSの説明よ。
翡翠:逃げたな。
琥珀:翡翠ちゃん翡翠ちゃん。真っ黒よ。
翡翠:姉さんよりはマシです。
琥珀:(ずーん)
秋葉:実の姉すら手に掛けるなんて。翡翠、怖い娘。
翡翠:(無視)今回のSSは怒りのメール殺到のユメオチです。
秋葉:かなりの禁じ手よね。
翡翠:かなりではなくやってはいけない事の一つです。
秋葉:これがまかり通ると何でも在りだしね
翡翠:二度目は無いと思えよ。
秋葉:翡翠?ストレス溜まってるの?
翡翠:イエそんな事はありません。
秋葉:じゃ何でそうも黒いのよ?
翡翠:仕様です。
秋葉:(絶句)
翡翠:更にはネタが微妙ですし、今更月姫かよ?
秋葉:黒い、黒いってば。
翡翠:今はFATEが旬だろが。
秋葉:確かにそうだけど、だからって月姫をそうも……
翡翠:月姫にも良いものがありますからね。
秋葉:どっちなのよ?
翡翠:月姫の勝ちですが?
秋葉:変わり身が早いと言うか。
翡翠:さて、何時も申しておりますが。
秋葉:感想なんか送ってやるととても悦ぶわよ。
翡翠:自分はそう滅多に送らないくせに。
秋葉:ねぇ?何かあったの翡翠?
翡翠:イエ何も……
琥珀:翡翠ちゃんは今回余り出番がなかったからですよー
秋葉:そうかしら?
琥珀:そうですよ、余りに出番が少ないと翡翠ちゃんは反転してしまうんです。
翡翠:今度からは出番増やせよ?
秋葉:努力はするんじゃない?
琥珀:予定は未定ですからねー
翡翠:そんなに私が嫌いですかそうですか。
琥珀:このままだと翡翠ちゃんが延々毒吐くので〆ますね?
秋葉:了解。
琥珀:それでは皆様又次のSSでお会いしましょう。
秋葉:ここまで読んで下さいまして真に有難う御座いました。
翡翠:それでは皆様御機嫌よう。




















































_______________________________________________________________________________
後書きの後書き(舞台裏)

ハイそう言う事で月詠です。
今回のSS禁じ手のユメオチです。
しかもかなり強引です。
うーん、これでいいのかなー?

一回志貴君は女性化してますが
もう一回なってみて自分が如何に酷いかを感じ取って欲しいものです。
恐らくレンちゃんにそう言ったのは琥珀さんでしょう。
それでレンちゃんも真に受けて志貴に夢を見せた、と。

これを健気と取るかいや悪夢だ、と取るかは
読んだ方に任せますが。

それでもこの人は己が行動を考えようとはしないんでしょうねー
このえろ学派が。
ユメで終わってよかったね、ホント。
これが現実だったらもっと怖ろしかっただろうよ。


さて
それではここまで読んで下さいまして真に有難う御座いました。
又次回作のここでお会いしましょう。



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