とある女性の不幸な一日

5月3日前夜

志貴「おかしいな?さっきまで覚えていたのに、明日って何の日だ?」

レン(?)

志貴「ああ、レンには関係無いよ。大丈夫、忘れてしまう位の事なんだろ」

レン(にこぱ)




5月3日早朝

翡翠「ハイ?本日ですか?特に何も予定は……」

志貴「だよなぁ。おかしいなぁ」

翡翠「何かあったのですか?」

志貴「それが思い出せないんだよ」





5月3日朝食後

秋葉「ええ、存じてますが」

志貴「何の日だっけか?」

秋葉「ええ、本日5月3日は…………(以下秋葉様の御高説が延々と)」

志貴「俺の求めている答えとは違うけど。ありがと」

秋葉「何が御不満なんですか?」

志貴「いや、いい」






5月3日学校にて

志貴「お、有彦いい所に」

有彦「なんだ?」

志貴「今日って何の日だっけか?思い出せなくて」

有彦「何だ遠野、お前もか」

志貴「てことはお前もか」

二人「何の日だっけ?」

弓塚「二人とも。テストの点が悪くて休日にガッコ来てるんだよ?大丈夫?」






5月3日下校

志貴「あー、すっきりしないなぁ」

アルク「あー、志貴ー!」

志貴「やぁ、アルク」

アルク「何悩んでるフリしてるの?似合わなーい」

志貴「フリじゃない。本当に悩んでる」

アルク「何で?」

志貴「今日って何の日だっけ?」

アルク「んー、博多どんたく?」

志貴「どうしてそう言う事だけはしっかり覚えてるかな?」






5月3日夜食後

琥珀「え?今日が何の日ですって?」

志貴「そ。琥珀さん分かる?」

秋葉「ですから兄さん私が朝言ったではないですか(以下延々と御高説が)」

琥珀「そうですねー、あ、これなんかどうです?」

志貴「何さ?」

琥珀「リカちゃん人形のリカちゃんの誕生日」

志貴「却下」

琥珀「ちぇっ」







5月3日深夜

志貴「どーしても思い出せないと言う事は」

レン(どーでもいい日?)

志貴「だったんだろうね?さ、寝ようかレン」

レン(おやすみなの)








5月3日後日

シエル「遠野君」

志貴「あ、先輩お早う御座います」

シエル「ハイお早う御座います。それでですね、昨日は何の日だったか知ってます?」

志貴「え?」

シエル「…………」

志貴「…………」

シエル「…………」

志貴「あ!!」

シエル「思い出しました?」

志貴「機動屋台中華飯店マークUが半額だったんだ!!失敗した!!」

シエル「そっちかー!!」
黒鍵乱舞。










































シエル「どうして誰も私の誕生日だって気が付いてくれないんです!!」

全員「それがっ貴女のっイ・イ・ト・コ・ロ」

シエル「イヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

終わっとけ




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