「琥珀さん!」
俺の叫び声が屋敷に木霊する。

呼ばれた当人は何時もの様に
あは〜と笑ってるだけだけど。

流石にコレは不味いと思ってるらしい。
頭には大っきな汗が。

「又、一体何て事してくれたんです。
前回で懲りてはいないんですか」

「あは〜、志貴さん酷いです。
私だって懲りてますよ」

じゃ、何だって前より酷くなってるんですか。

「それはですね、多分
今まで摂取していたお薬と今日飲まれた紅茶が
何でか、作用してしまったんですね。
コレには私もびっくりですよ」

結局ああたが犯人じゃないですか。

「とにかく、責任持って元に戻してもらいますからね」

「無理です」

ドキッパリと言い切りやがりましたね。

「いくらなんでもコレは私でも無理です。
だって、当人がコレでも良いと言ってますし。
当人が拒否しているのでしたら手も足も出ません」












「そう言うお年頃」















秋葉ーーーーーーー!!!!

「秋葉、お前何だってそんな事言うんだ。
そのままで良いなんて」

「兄さん!」

ズドォン。
地響きがして屋敷が揺れる。
俺たちも体が浮き上がる。

「私だって本当は嫌です。
ですけど、今のままならもう
誰からも馬鹿にされないんです」

そりゃ、馬鹿にはされないだろうけど。
他に問題もあるだろが。

「もう、もう誰にも「貧乳」とか「洗濯板」とか
「ナイチチ」とか呼ばせないんだから!」

何やら気合を込めて地団駄をする。

止めれ。
勘弁せい。

その姿でそれをすると
もう破壊行為以外の何でもないぞ。

しかし秋葉。
そんなに悔しかったんだ。
でもだからって方法が、問題なんだよ。


「と、言う訳で兄さん。
こんな姿ですけど。
私の事嫌いになったりしませんよね」

にぱ、と笑うが。

「嫌いにはならないが。
好きにもなれそうには無いな」


そう言った瞬間。

ピシ
何かが凍った音がする。

「な、な、な、な、、な、な」

「ナ?」

「何でですか、兄さん!」
物凄い怒声が響く。

「今の私なら。
この豊満な肢体を使って
今まで出来なかった
あーんな事や、こーんな事も出来るんですよ。
コレは殿方にとってチャンスじゃないんですか!!」

ウガー、と口から炎を吐き出す。
待て。
お前やっぱり前よりパワーアップしてるって。

「だからって。
俺はごく標準的な人間だ。
今のお前は
もう科学特捜隊呼ばないといけない位の
巨大なサイズじゃないか」

「少し位大きくなったからって何です。
秋葉はそう言うお年頃なんです」

もう訳分からんぞ。
とにかく
今のお前じゃ話しするのも大変だし。

何とかしないとな。

「で、琥珀さん。
薬無いんですか?本当に?」

「無いです」

ハッキリキッパリスッキリと言い切りました。
ある意味清々しいです。




でもそこでその発言は流石に頂けませんねぇ。


「翡翠、やってまえ」
ずずぃと翡翠が前に出る。

「姉さん、覚悟です」
すちゃ、と手に持ったフライパンを大きく振りかぶる。

「翡翠ちゃん酷いです、志貴さんも。
そう言う事すると「めっ」ですよ」

ええぃ。
黙らんかこの性悪猫が。
誰の所為だと思っていやがりますか。

「・・・・・・そう。
兄さんは結局、私を捨てて他の女と
一緒になるんですね」

遥か上空から冷たい声がする。

「兄さんが私のものにならないなら
もう何の興味もないわ。
手に入らない宝なんて何の価値も無いもの」

何かとてつもない事言ってませんか?
何だってそうも短絡的に考えるんだよ。

「いっそ私の手で永遠にして差し上げます。
悦んで下さいね(はぁと)」

最後にハート付けたって可愛くないぞ。
そもそも話の内容が洒落にならないし。

なんて俺の叫びはまったく無視され。

行きます!!

なんてとても愉しそうなお声がして。

口から炎が
目からレーザーが

・・・・・・・・

ってレーザーって何だレーザーって。

「待て秋葉。
炎だって十分非科学的だってのに。
レーザーまで出るってのはどう言う構造になってるんだ」

「乙女の秘密です」

そんな秘密いらないやい!!

今や
本当に科学特捜隊を呼ばないといけない
事態になろうとしていた。


なっていた。が正しいかな。


秋葉はムキになって暴れているし。
琥珀さんは只笑ってるだけだし。

モロに被害を被ってるのは俺と翡翠。
どっか割に合わないぞ。

(翡翠)
俺が逃げ回っている翡翠にアイコンタクトを送る。

(了解です)
翡翠も同じく返してくる。

よし。

「どこに逃げたって無駄です。
一思いに殺して差し上げます」

やたらめったら
レーザーや炎を繰り出す妹を見て
少しだけ後悔する。

やっぱ俺
戻って来なかった方が幸せに暮らせたんじゃ。

嗚呼。
有間での生活が走馬灯の様に・・・・・


「兄さんを殺して私も死ぬぅー!!」

待てっての。
それでその台詞はワラエナイ。

・・・・・・今こそさっきの作戦を実行しないと。

「!琥珀さん、秋葉の炎が琥珀さんの庭園に!!」
と、庭の方を指差す。

え?
琥珀さんがそっちを向く。

「ゴメン、琥珀さん」
ぐわし、と胸倉掴み上げ。
一気に投げ飛ばず。

「アレレ?」

「行ったぞ、翡翠」

俺がホン投げた場所には翡翠が。
しかも手には先程のフライパン。

「え?翡翠ちゃん、まさか」

「姉さん、貴方を覚悟です」

パィィィィィィィィィィィン。

何やらコミカルな音がして
今度は上空に弾き飛ばされる。

当然、上空に飛ばされると
目の前には。


「・・・・あ、秋葉様。
ご機嫌麗しゅう」

「ええ、すこぶる麗しいわ。
最高にハイって奴かしら?」

コメカミを人差し指でグリグリする。

・・・・・・・・・似、似合いすぎだ。

ギリリ
琥珀さんを握り締めると。

「琥珀、有り難う。
今まで様々な薬を試されたけど。
今回のコレは凄く良くてよ。
そう。
何て言ったら分かるかしら。
世界が変わったって言うのが正しいかしら」

そりゃ変わるでしょう。
そんだけ大きくなってれば。

「フフ。
琥珀、私は人間を止めるわ」
止めろって、本当に。


よし、琥珀さんに気を取られている隙に。

「喰らえ!!」

素早く七夜を抜き。
メガネを外す。

大きくても「線」は見えるんだな。
点も有るし。
胸に集中してる辺りが哀れを誘うが。

でも。

「十七分割!!」

ずんばらりんとばかりに
斬り刻む。

フゥ
溜息を付いてメガネを掛けなおす。

・・・・で。
ズドォンと言う地鳴りと共に・・・・・・・



共に・・・・・・・・


アレ?

聞こえない。

その代わりにバラバラとちっちゃい物が落ちて来る音が。


「兄さん!」
更に何やら少し甲高い秋葉の声。
しかも四方八方から聞こえるのは何で?


「いきなり何て事するんですか」×17


振り向くと。

ちっこい秋葉が・・・・・・

ひぃふぅみぃよぉ・・・・・・



十七人も?!


「十七分割だから十七人ですか。
簡単ですね〜」

なら、何でああたは無事なんですか。

「とにかく」×17

びし。
十七人の秋葉が俺を取り囲む。

「私をちっちゃくした責任、取ってもらいますからね」×17


ああもう。
一難去って又一難。
もう大変だぁ。


大きくなったり小さくなったり。


先生。
俺にはもう平和って言葉すらないんでしょうか。
あの頃に戻りたいです。

イヤイヤマジデ。

どっかの世界じゃいきなり十二人の妹が出来た人もいるらしいけど。
こっちは十七人。しかも同じ人物だし。


・・・・・一体何に張り合ってるんだ俺は?


ああもう収拾が付かない。

「志貴。私は何でもよく考えて行動なさいって教えたでしょう」

どこからかとても懐かしい声が。
最近このパターンばっかだな。

「そう言う事は思っていても口に出さないとも言ったわよね」

間違いない。
この痛烈な口調は、間違いなく。


「ヤ。久し振りね。志貴、元気だった?」

「コレを見て元気だったって言えますか?」

「ん〜?別に、あたしと姉貴の時よりはましだと思うけど」

どんな姉妹なんですか、そっちの家は。
いや、今は他人様よりこちら様の方を。


「先生、助けて下さい。
もう俺の力だけじゃどうにもなりません」

そうね〜。
と先生は小首を傾げるが。

イヤ、とにかく、早く何とかして。

「いらっしゃいませ、蒼崎様。
生憎と何も御座いませんが」

琥珀さんが先生にお茶を勧める。

「アリガト琥珀。頂くわ」

そこらにあった瓦礫に腰掛けて。
暫しのティータイム。


ああ和む、落ち着く。

突き抜けた様な青空の下。
皆でお茶会。


「ふぅん、なるほどね。
大体の内容は分かったわ。
しかし志貴。
随分見ない間に立派な「スケコマシ」になったわね」


嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
先生からそんな言葉聞きたくない。

「まあそれは後でゆっくり聞かせてもらうわ。
今はこの状態の復興ね」

くい
最後のお茶を飲み干すと。


「いい。
じゃあ、まず」
とか言って。

持っていたトランクをゴソゴソと漁る。

「この紙に名前を書いてくれる?」
と、一枚の紙を取り出す。

俺は何の躊躇いもなく。
記入欄に名前を書き、先生に紙を渡す。

先生はその紙を眺め。
うんうんと何度も嬉しそうに頷き。

「じゃ、次は目を瞑って」

又も俺は言われた通りに
その指示に従う。



「いい、瞑った?」

「ハイ、先生」

そう。

「じゃ、良いわね、そのままよ」

「3・・・2・・・1・・・今だ!」

がし
アレ?

何だか急に体が?

「一寸待ちなさいよ、何してるの」×17

ホーホッホッホッホと
横では先生の高笑いが聞こえる。

それに顔には風を切る感触が。
もしかして俺、飛んでる?

パチと目を開ける。

すると。

「うわああああああああああ!!」
思わず絶叫が。

「何よ、志貴。
そんなことでびっくりしてたら体か持たないわよ」

「誰だって驚きますよ。
いきなり抱えられて空飛んでたら。
何するんですか、一体」


じたばたと暴れる。


思った以上にがっしり掴まれている。
先生意外と力持ちなんですね。
俺が暴れたってビクともしないし。


その間にも先生は凄いスピードで駆け抜けていく。

「せ、先生。少しスピード落として下さい。
これ以上だと耐え切れないです」


「男の子でしょ。
我慢しなさい、もう少しだから」

そう言いながらも
先生は少しもスピードを落とさない。

勘弁して。
何だってこうもトラブルばっかなん?


「嘆くのはまだ早いぞ、人間」

またもや
どっかから声がする。

その声に先生が急停止する。
衝撃がモロに体に掛かる。


「誰?」

「名乗る程の者でもない、魔法使いよ」

魔法使い。
その単語に先生の体が硬直する。

「へぇ。私を見てそう言えるなんて。
貴方こそ何者?」

相手を値踏みする様な眼差しで見やる。

「名など無い。
人は皆、妾の事を「朱い月」と呼ぶが」


「朱い月ですって・・・・」

「朱い月。助けてくれるのか」

朱い月は重々しく頷くと。

「その人間は妾のものだ。
勝手に持って行くでない。
直ぐに置いて立ち去るがよい」

待て。お前もか、朱い月。

最近皆手段を選ばなくなったぞ。
そこまでして俺が欲しいのか。

いや。
俺なのか?
俺が欲しいのか、俺以外の何かが欲しいのか?
教えてくれ、誰でも良いから。

「何よ。
横からぱっと出て来て私の志貴を掻っ攫おうなんて。
虫が良すぎるんじゃない。
この子はね。
私が昔からツバ付けといたのよ。
ようやくここまで育ったのよ、私が貰ったって良いじゃないのよ」


先生(涙)
今まで描いていた先生のイメージが音を立てて崩れて行きました。

育ったって。
俺は一体なんだったんですか。


「ああ。
でも騒いだって無駄よ。
もう私と志貴は「夫婦」なんだし」

コレには皆顔色を変える。


「先生、夫婦って。
いつの間にそんな事になってるんです。
俺は承諾してませんよ」

俺の抗議もどこ吹く風。
先生は先程の紙をヒラヒラさせる。

それはさっき俺が署名した紙。

「これ。
コレが事実。
見て見なさいよ、これは婚姻届って言って」

「誰もそんな事聞いてるのではない」

いらただし気に朱い月が話しを中断する。

「その様な紙切れ、どうにでもなろう。
お主の事だ、まだその紙持っておろう」

何やら朱い月が先生のトランクを見つめる。

瞬間。

朱い月の手に紙が。


そんな事の為に空想具現化を使うな。

「フム。この紙か。
さて、人間よ。ここに妾とお主の名前を書き込めば良いのか」

「志貴。先に言っとくけど。
この国は重婚は認められてないからね」

いや、その前に俺の意思ってものはどこにも無いんですが。
いい加減何とかして下さい。

もうどうでもいいですから、早く俺に・・・

「志貴。少し黙ってて。
秋葉ちゃんたちよりも先に
こいつをどうにかしないといけないみたいだから」

俺をポンと投げると。
朱い月に向かう。

朱い月も先生を敵と認識したらしい。
目つきが変わってきた。

ああもう、こっちでも
怪獣大戦争か。


「いい加減にしてくれ。
先生も朱い月も。
俺はとにかく平々凡々と暮らしたいだけなんだ。
先生も朱い月もこれ以上勝手気ままに話を進めるなら」

七夜を抜き、メガネを外す。

「俺でも堪忍袋の緒が切れますよ。
元に戻せないならないで良いです。
でもこれ以上のドタバタはもう御免なんです」

「志貴。
逆ギレするなんて。カルシウムが足りないのね」

「人間。嘆くな。
今に妾がお主を娶ってやる」

だぁぁぁぁぁぁ。
話しが無駄に長くなる。
出来ないならのもう俺も実力行使に出ますよ。

「朱い月。
お前の空想具現化でも何でも良いから。
元に戻してくれ、頼むから」


「フム。
そこまで言うのなら、致し方ないな。
魔法使い。
お主との決着は又の機会に。
今は志貴の願いを叶えるのが先決じゃ」


チラ
先生が朱い月を見る。

そして
溜息。


「はぁ〜。
仕方ないわね。
志貴の立っての願いなら私も無碍には断れないし。
ま。
いいでしょ」



「いい。
志貴、貴方が戻りたいイメージを思い描きなさい。
そのイメージが強ければ強いほど、戻る確率が高くなるわ」

皆のいる場所に戻って来て。
先生が説明する。
因みに朱い月も一緒だ。


「ハイ。分かりました」

「そして人間。
そのイメージを妾が空想具現化しよう。
只他人のイメージなのでより明確なイメージが欲しいのだ」

「分かった」

二人に言われて
俺は強く思いを描く。

今までの生活。
何も無いとは言い切れないけど。
楽しく毎日が過ぎて行く生活。

そう。
それこそが俺の毎日。


目を瞑って
イメージを描き始める。


「フム。では行くぞ」

小さく頷く。
横では多分朱い月が空想具現化を発動させてるんだろうな。

今はそんな雑念を消して。
集中しないと。


サア、戻ろう。
今までの俺の生活に。




徐々に意識が白くなっていく。


















「秋葉。遅れるぞ、先に行くからな」
玄関で靴を履いている俺が秋葉を呼ぶ。

「待って下さい兄さん。もう少しで行きますから」
奥の方から秋葉の声がする。

チラリと腕時計を見る。
まだ時間はあるが。
それでも秋葉を急かす。

「何やってるんだ、たかがカバンを持って来る位で」

「志貴様、少し女心を理解された方が宜しいかと存じます」
俺の横に控えてる翡翠がいい一撃を見舞う。
それを言われては俺は苦笑いするしかない。


「女心ね。確かに俺は分からないな」

「ええ。それは存じています。
ですから、そう暫くお待ちになってあげて下さい」

キツイな、翡翠。
俺、何か悪い事したか。

そんなやり取りをしてる内に
秋葉が奥から出て来る。

慌ててるのが表情を見れば分かる。

「遅いぞ、秋葉。
置いてくぞ、いい加減」

「兄さん、女性は色々と朝は忙しいんです」

さいで。

「じゃ、行ってきます、翡翠」
「行って来るわね、翡翠」

「はい、行ってらっしゃいませ」
深々と頭を下げる。


玄関からパタパタとした足音が聞こえなくなって。


「ふぅん。
結構志貴も冒険しない性質なのね」

「この様な生活こそが、あの者には変えがたい生活なのであろう」
リビングでお茶を飲んでいる二人が話す。


「そう言う所が好きになったんだけどね。あたしは」

「ウム。それは妾も同感だ」

「あ。お茶無くなってますね、入れましょうか?」

琥珀さんが厨房から顔を出す。

それを朱い月が手で制す。

「妾はもう帰る故、構わぬ。
茶ならそちらの客に出すがよい」

「ん。そうね、あたしはもう少しご厄介になろうかな」

先生はボフと背凭れに沈み込む。

「さらばだ。
魔法使い、又いつか出会うかも知れんが」

「そうね、その時はこうはいかないわよ」

朱い月はフンと笑うと。
スゥと消えて行く。

先生はフフンと笑い。
琥珀さんの入れてもらったお茶を飲み。

「しかし、随分と甘いわね。
でも甘いのは妹にだけかな」

このシスコン。
なんて呟く。


あ〜あ。
久し振りに来て見れば。
まったく退屈させない子ね。






「兄さん、そんなに走らなくても間に合います」
坂道を駆け下りながら秋葉が俺に声をかける。

「そうか、ならいいか」
駆けるのを止めて秋葉のペースに合わせる。

振り向くと直ぐに秋葉が追いつく。
ハァハァと肩で息をしているが。

「もう兄さん。
そんなに走ったら又いつもの発作が」

「心配するなよ、大丈夫だ」

二人で並んで歩き始める。
直ぐに秋葉は俺の右手を取って自分の左手を絡める。
慌てるが秋葉はツンと澄まして知らん顔する。
でも耳が赤いのはやっぱ恥ずかしいんだな。




ああ。
いつものこの生活こそが
俺にとっては何よりも大事なもの。
俺の望んだ生活。
この最愛の人と歩んで行くこの生活と。
そして
この想いも。



願わくば
永久にこの生活が続きます様に。


















FIN
___________________________________
後書き
月詠:はい、どもです。月詠です。
青子:今回は私と。
朱い月:妾がここに呼ばれたのか。
月詠:たまには他のメンバーでも良いじゃないか。
青子:別に良いけど。
朱い月:さて、それで件のSSだが。
青子:何コレ?毎回思うんだけど、解説しないといけないSSってどうよ?
朱い月:コレは「G秋葉」SSと言って良いのか?
秋葉:これって例のチャットで話しの出た奴?
月詠:そ。コレで秋葉関連は全て書いたな。
青子:その為に私達が呼ばれた、と。
朱い月:確かにアレを戻すにはクスリが無理なら妾か魔法使いしかおらんしな。
月詠:コレでもかなり中途半端だけどね。
秋葉:私なんていきなり十七人になってるし。
朱い月:それだけでもう一つ書けそうなネタじゃな。
青子:どっかのお兄さんみたく一人づつ攻略する?
月詠:全部違うならね。同じ秋葉じゃ意味が無い。
朱い月:ある意味エンドレスだな。
秋葉:あの、この中で一番酷い扱い受けてるのは誰かしら?
青子:秋葉ちゃんかしら?それとも半端な扱いの翡翠ちゃん?
朱い月:妾たちではないのか?尻拭いの為に呼ばれたのだし。
月詠:う〜ん、そう言われると難しいな。
青子:それはそうと。
朱い月:前に話していたSSはどうなった?
月詠:(ギクッ)な、何の事でしょうか?
秋葉:私と鮮花さんの対話とか
月詠:ギクッ
青子:月姫オリジナルとか
月詠:ギクギクッ
朱い月:問題山積だな。
月詠:その内にね。ハイ書きますから、そう怒らないで。
青子:まあ、書く気が有るなら良いけど。
朱い月:しかし。〆方が許し切れんな。
秋葉:私は良いです。私のみ好い目見てますし。
青子:流石、妹スキー。
月詠:中途半端でゴメンネ。悪かったですよ。
朱い月:実は隠しネタとして戻った秋葉は一部分だけ変わってるのだが。
青子:読んだけど分からないわよ。
月詠:分からんと思う。ここで暴露しないと。
秋葉:(ポッ)
朱い月:なるほど、な。
青子:なるほど、ね。
月詠:と言う事です。
秋葉:まったくの内輪ネタです。
青子:さてそれじゃ、〆るよ。
朱い月:ウム。構わん。
秋葉:それではここまで読んで下さって真に有り難う御座います。
青子:では又次回のSSで会いましょう。
月詠:では本当に有り難う御座いました。


















__________________________________________
後書きの後書き(舞台裏)
ハイ、どもです。
月詠です。

今回のコレは久々のSSって事で少し長めに書いてみました。
無駄に長いですが、まあ、笑って許して下さい。

だらだらと書きましたが、今回の肝は「G」です。
これのみです。

コレの為にこのSSが出来たと言う訳です。
恐ろしい。
戻す手段が思い付かなくてこの二人を呼んだと言うのも秘密です。

ああ、しかし暫く振りに書くと腕が鈍ってるのがよく分かりますな。
別に自分のLVを弁えてはいますが。
もう少し切れがあった気がするのは自惚れでしょうか?

どうも笑いのポイントがズレている気が。
ダメですね、勉強し直しです。


さて。
それではご意見ご感想などはメールや掲示板で。


ここまで読んで下さいまして本当に有り難う御座いました。

又次回策にご期待下さい。

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