私が事務所を訪れた時
珍しく二人とも暇を持て余していた。
幹也ものんびりと書類を整理していて
あの一時期の切羽詰った危機感は全く無い。
無論橙子師は何時もながらに紫煙を燻らせている。
この人、魔術師としては素晴らしいのだろうが
如何せん会社の経営者として見ると明らかに問題があると思う。
「こんにちわ、橙子師」
とりあえず挨拶を。
会社経営と魔術の師弟関係は別だし。
幹也がお世話になってもいる手前。
橙子師もそこで漸く私に気が付いたらしく
顔だけ私の方へ向けて挨拶を返す。
「ああ、鮮花か。
今日はどうした?
特に用事は入れていなかったと思うが」
「はい。今日は橙子師に用ではなく幹也にですから」
澄ましてそのまま幹也の机まで赴く。
「兄さん。話があるんですがいいですか?」
「ん。なんだい、鮮花。
ああ、でも一寸待ってて。
このファイルだけ綴じちゃうから」
そう言って手に持っていた
何かの資料をファイルに綴じる。
そのファイルを壁際の棚に仕舞うと
そのまま珈琲を手に持ち私に差し出す。
「鮮花はブラックでよかったかな?
橙子さんも飲みますか?」
「いや今はいいさ。
又後で貰おう」
その返事を聞き幹也が私と自分の分をテーブルに置く。
「はい鮮花。熱いから気を付けてね」
「頂きます」
一言言ってから口を付ける。
ん、おいし。
流石毎日淹れているだけあって美味しいわ。
「それで、どうしたんだい今日は。
いきなりここに来て」
「ええ、この前衣更えの為にクローゼットを整理していたら
これが出て来たので折角なので着て見ました」
そう言って袖を持ち、幹也の前で一周回って見せる。
幹也もへぇー、みたいな顔をして私を見てる。
「成る程ね。だから今日は浴衣を着てるんだ。
うん、鮮花は洋服だけでなくて和服も似合うね」
手放しで喜んでくれる幹也。
そうストレートに褒められるとやっぱり恥ずかしい。
「そうですか?
有難う御座います。
それでですね。
ここに来るまでに買ってきたんですが、一緒に花火、しませんか?」
手に提げていたコンビニ袋を目の高さまで持上げる。
「成る程成る程。
それが目的で今日はここに押し掛けたのか。
それで?
今日は浅上は一緒じゃないのか?」
窓際からこちらへ歩み寄りながら橙子師が尋ねる。
「いますよ?
あら?ホラ藤乃!来なさいよ」
言われて気付いた。
藤乃ったら未だにドアの所でもじもじしてる。
「あの、鮮花。やっぱり私いいです」
「いい訳無いでしょ!
皆でしようって話したじゃない。
何を今更」
渋る藤乃を強引に事務所に入れて
「そう言う事で橙子師。
幹也を時間で上がらせて下さい。
その後皆で花火をしますので」
「構わんよ。もう上がって貰って結構だ。
今も仕事と言う仕事がある訳でなし。
黒桐、もう上がれ」
「そうですか?
ですがもう少し残務処理が」
「何。そんなもの明日君がすればいい話だ。
一日二日遅れたってそれで人が死ぬ訳でもあるまい?」
それはそうですが、と口ごもる。
確かにそうだけど
それによって自分自身が大変になるのが目に見えているし。
けど
「兄さん、橙子師もそう言ってるんですし。
今日はもう終わりに」
そのまま強引に腕を掴む。
「ああ、危ないよ鮮花。
分かりました、それでは今日は上がります」
「橙子師は来ないんですか?」
フト気付き問う。
「?何を言ってるんだお前は。
折角黒桐が鬼のいぬ間の命の洗濯が出来る時に
態々ストレスを溜めさせる事もあるまい?」
そう言って底意地の悪い笑みを零す。
「そんな、所長も一緒にやりましょうよ」
「君も、そんな事を言うな。
折角妹君が君の為におめかしして来たんだぞ。
他の女を誘うなんて無粋だと思わないかね?」
少しばかり語気を荒げて幹也を諭す。
言われた幹也はぐっ、と唸って
「……分かりました。
ですが、次回は一緒ですよ」
と言って事務所から出る。
「それでは橙子師。
又後日に」
挨拶もそこそこに幹也の後を追い掛ける。
「あ、あの。
それでは、済みませんでした」
続けて藤乃も。
「ああ、気にするな。
何時もの事だからな」
ひらひらと手を振り、皆を送り出す。
「しかし」
誰もいなくなった事務所で呟く。
「ああも無意識に女性を口説けるものかね?」
新しいタバコに火を付け
「鮮花も、式も。
あれでは苦労が絶えんな」
クックック、と心底可笑しそうに笑う。
事務所を出て花火の出来そうな適当な広さのある場所を探す。
「浜辺で行こうか。
そこなら火の心配もしなくていいし」
ブラブラ歩きながら幹也がそんな事を言う。
「そうですね。
でも、兄さん。式はいいんですか?」
一応恋敵であるあいつの事を気遣う。
確かにいたらいたで修羅場は間違いないんだけど。
いないといないで何かあったのか不安になる。
「んん。式はね。
何でも橙子さんの依頼で少しばかり遠くに行く事になって。
そう言っても後数日で帰って来るんだけどね」
何でも無い事の様に話す。
橙子師絡みって事は、私寄りの依頼って事よね。
でもあれ以来大事はさせていないらしいから、調査、かな?
「ここら辺でいいのでは?」
おずおずと藤乃が提案をする。
この娘も幹也の前に出ると借りて来たネコみたいに。
普段はもう少し溌剌としてるんだけど。
「そうだね、それじゃ始めようか」
ポケットからライターを取り出し花火をコンビニ袋から。
「私、海の水入れてきます」
藤乃がバケツを持って波打ち際まで走って行く。
私も花火を一本一本取り出す。
「久し振りですね、兄さん。
こうやって花火をするのも」
屈み込んで花火を手渡しながらそんな事を口にする。
「そうだね。もう何年前かな?
鮮花が家から出る前だしね、ホント小さい時か」
受け取った花火に火を付けながら昔語りをし始める。
「あの時の鮮花は今とは打って変わって大人しくて。
何をするにも僕の後を追い掛けて来てて。
体も弱かったし、少しばかり心配したよ」
ジッと、弾ける火の玉を眺めながらそんな事を。
「そうだったんですか、知りませんでした」
バケツ一杯に海水を汲んできた藤乃が驚きの声を上げる。
「そうなんだよ、だから帰って来た時は別人かと思ったよ」
ははは、と笑って消えた花火をバケツに放り込む。
「さ。藤乃ちゃんも好きな花火取って。
鮮花も選んだら火を点けるから」
ライター片手に待機状態の幹也。
「そんな兄さん。
もう私も子供じゃないんですから、火ぐらい自分で点けます」
「何を言ってるんだ。
ボクから見ればまだ鮮花は子供だよ。
火遊びは大人の目の届く範囲で。
ささ。
いいから早く選びなさい」
そう言って私を促す。
幹也もこうと決めたら頑固になるのよね。
このまま言い争いしてても仕方ないし。
「分かりました。
それでは私はこれ」
そう言って一つを取り出す。
「鮮花、まだ分かってないな、君は」
幹也はふふん、と笑って私の手から花火を引き抜く。
「線香花火は最後の締めだよ。
それまでは別の花火を選ばないと」
そのまま別の花火に火を点けて私に渡す。
同じく、藤乃も線香花火をチョイスしていたので
別の花火を手渡される。
幹也の選んだ花火を私たちが受け取る、
暫くはそんなやり取りがあって
「でもよくまだ浴衣なんて残ってたね。
礼園はいつもあの制服なんだろ?
何時着るんだい?浴衣なんて」
「着ませんよ、浴衣」
即座に言い返す。
「でもですね、兄さん。
女性って言うのは着ないかも知れない服でも
残しておくものなんです。
そのお陰で今日こうやって私たちの浴衣姿を拝めたんですから。
少しは『綺麗だね』とか『似合ってるよ』とか言う
賛美のお言葉は無いんですか?」
ちょっと拗ね気味に幹也に詰問して見る。
そう言うとあからさまに狼狽し始める。
「う。
そ、それはだって。
綺麗だし、似合ってるし。
大体二人とも美人なんだから何を着ても似合うと言うか。
いや、だからってその浴衣が似合ってないとかいうんじゃなくて」
しどろもどろになって言い訳を連ねる。
「鮮花、そんな事言わないの。
先輩困ってるじゃないですか」
程好い所で藤乃が助け舟を出す。
「アリガト、藤乃ちゃん。
うん、やっぱり二人も良く似合ってるよ。
色々言いたかったけど似合ってるんだから、これ以上言えないよ」
ニコリと笑ってそう結論付ける。
「良かった。兄さんにそう言って貰えて嬉しいです」
「ハイ、やっぱりお世辞でもそう言って貰えると」
「そんな事無いさ。二人ともお世辞抜きで」
「そうやって無意識にオンナを引っ掛けて行く訳だな、お前は」
背後でそんな冷徹な一言が。
慌てて幹也が振り返る。
「え!橙子さん!」
酷く驚いた表情の幹也。
それはそうだ。
さっき行かないと言っていた当人が目の前にいるんだし。
「橙子師。どうしたんですか?」
「いや何。
どうやら私にもこう言う人間臭い一面があったと言うだけの話さ」
相変わらずぶっきら棒に言い放つ。
「どら、そう言う訳で混ぜてくれんかね?
それとも今更こんな年増と同席と言うのは御免被るか?」
なんて言いながら二、三本引っ掴むと
咥えている煙草で火を点けて
「ほら離れろ。
でないと火傷しても知らんぞ」
何てのたまいながらワザと人のいる方へ向けて花火を近付ける。
「危ないですって橙子さん!
それじゃ火傷しちゃうじゃないですか」
「だからそう言っている。
したくなかったら早く逃げるんだな」
そう言って最後には幹也目掛けて花火を投げ始める。
「や、ちょっと。
ホントに危ないですから。
止めて下さいってば、橙子さん」
「五月蝿い少し黙れ。
あんな傍から見ていて羨ましいシチュのクセに
何もアクションを起こさない根性無しにはこれくらいは」
わっはっはっは、と豪快に笑う。
「何が羨ましいんですか!
只皆して花火を」
「それだよ、黒桐」
「こんな美少女を侍らしておいて。
しかも誰一人としていない海辺でだ。
そんな中で何もしない男がどこにいる」
「ああ、成る程」
ぽんと、手を打つ藤乃。
「要するに所長さんは私たちに嫉妬したんですね?」
その一言でこの世全てが凍った気がしたのは私の気のせいじゃない筈。
「私の何処がお前らに嫉妬をせねばならん?」
ぎぎぎ、と藤乃の方を向くと橙子師。
幾分目が血走ってるのはやはり
「鮮花、そこまでにしておくんだな。
まだ若い身空でお星様にはなりたくあるまい?」
素早く私の思考を読んで先手を打つ。
「そう言う発言って自分が私たちに劣っていると
潜在的に理解しているからなさっているんですよね?」
絡むなぁ藤乃。
「もし、そうでないというのでしたら」
チラ、と橙子師の浴衣を見て
「そんな今時の若い娘が着る様な
超ミニの浴衣なんて着て来ませんものね。
それとも素でその浴衣を着て来たんですか?」
クスクスと小さく笑う。
「ハン、この浴衣はだな。
何も黒桐を愉しませる為でなくてだな。
世間一般の男性諸氏の眼福となる様に着て来たのだ」
橙子師。
それでもダメだと思います。
「そうですか、やっぱり焦っているんですね。
早く捕まえないと、って。
健気ですね」
ぽきぽき、と何かが鳴る音が。
止めてよ藤乃。
ここでドンパチはよろしくないよ。
「あら?
今度は実力行使ですか?
大人気無いですよ?」
「貴様如き小娘に暴力など振るうか。
見ているがいいさ。
貴様が馬鹿にした年増の色気って言うものをな」
ギリリと歯噛みして幹也の横に屈み込む。
「うーん、橙子さん。やっぱり藤乃ちゃんの言う通り。
その浴衣は頂けないですよ」
幹也からの止めの一言。
「し、仕方なかったんだよ!
浴衣っていったらこの昔の一枚しかなくてだな。
それでも矢張り着て見たくて着たらこうなったんだ。
何も狙ってきた訳でも何でもないんだよー!」
そう言って号泣する橙子師。
だったら普段着で来ればいいものを。
やっぱりそうしなかったのは
何か対抗意識があったとしか思えないんだけど。
「ああ、もう橙子さん。
酔ってますね?
幾ら暇だからって呑むには早いですよ」
今だわんわん泣いてる橙子師を哀れむ様に宥める。
「私だって寂しいのよーーーーーーー!!!」
大声で海に向かって吼える。
あー、ストレスを溜め過ぎると
人ってこうなってしまうんですね。
身を挺して実践して頂いた橙子師に向かって礼!
「男なんて大嫌いだー!」
「分かりましたから大声上げないで下さい」
「やっぱりオンナの方が」
ごす!
なにやらイイオトがして橙子師がしなしなと崩折れる。
「な、何を言い出すかと思えば」
ハァハァと肩で息をしている幹也。
もしかして今のは幹也が?
「まぁ、酔っていたみたいだし。
誰が殴ったかなんて……、ばれるかな?」
ばれると思います、確実に。
「さ、さあ。
何やら乱入があったけど、気を取り直して」
あはは、と乾いた笑いでそんな事言っても。
「そうは言っても、先程の乱痴気騒ぎで
残りは線香花火しか」
言われてズーン、と見事なまでに落ち込む幹也。
「と、橙子さん……」
「いいじゃないですか、兄さん。
私も先程ので聊か疲れました。
もう締めてもいいんじゃないですか?」
「そう、だね。
じゃ、点けるよ」
何とか復帰した幹也が私たちに線香花火を
「綺麗ですね」
「そうね」
只パチパチと弾けるだけなのに
その火花を見ているととても切ない気分になるのは
きっと自分の感情をこの儚い火花に投影してるから
「線香花火って少し物悲しいよね。
喩え、まだ暑くてもこの花火を見るとさ
『ああ、もう今年の夏も終わってしまうんだな〜』って
何だか郷愁めいた想いに耽ってしまう」
微かな明かりに照らされた幹也がそんな事を。
「そうですね
これって私たち日本人の遺伝子に組み込まれているんでしょうね」
「何だか切なくて物悲しい花火、よね。これって」
その後三人とも物思いに耽って
只、花火を飽く事無く眺めている。
「今年の夏は終わるけど、又来年もあるし。
今回で終わりでもないし。
次回があるんだから、そうしんみりしないで」
余程私たちの表情が暗かったのか
幹也が私たちを慰める。
「そんな事は兄さんに言われなくても分かっています。
それでもこの儚い夢に暫し浸っていたかったんです」
「儚い……夢か」
何か思う所があるのか幹也はすっくと立ち上がる。
「鮮花。夢ってさ。
自分で叶わないと思った段階でその夢は叶わないんだ。
だから夢を叶えたいのなら叶うってしっかりと
心が折れない様に強く思っていないといけないんだって」
珍しい。
幹也からそんな事言ってくるなんて。
「だから藤乃ちゃんも、もっと肩の力を抜いて。
自由にのびのびとしてていいんだよ。
辛いのなら誰かに縋ってもいい。
悲しいのなら誰かにぶつけてもいい。
けど、最終的には自分で折り合いをつけないといけないけどね」
藤乃も静かに幹也の言葉を聞いてる。
「では、いつかはこの夢も叶うんですね……」
「叶うと願えばね。
どんな願いだって諦めない限りは叶うんだよ」
ボクが式の事を願っていたみたいにね、と小さく呟く。
ああ、そうか。
幹也は式が昏睡状態の時もずっと看ていたんだものね。
だから
だから幹也の言葉はこんなにも重く響くのかな。
ずしん、と私の心に響く。
「ん、だからさ。
又皆して花火、しようね?
それまでに叶えたい夢があるのなら叶える。
一年で叶わないのなら途中経過。
叶ったのなら結果報告。
これが次回への宿題」
パンパン、と服に付いた砂を払う。
「宿題だからね。
忘れちゃ、ダメだよ?」
ニコリと微笑む。
「随分大変な宿題ですね」
この人、私たちの夢を知っててそんな事言ってるのかな。
決して叶う事の無い夢を互いに胸の内に秘めている私たち。
でも
幹也はその夢を叶えろ、と言ってる。
「私の夢、か」
「ん、鮮花。叶うといいね」
知ってか知らずか、そんな事を気安く。
「分かりました。
大変だからこそ遣り甲斐のある夢ですから。
期待してて下さいね、幹也」
「私もです、先輩。
期待して下さいね」
「うん、期待してるよ二人とも。
そして、又……」
「皆で夢を語り合おうね」
『夢 儚く 遠く 』
FIN
_________________________________________________________________________________________________________________________________________
後書き
鮮花:はい、そう言う事で!
藤乃:今回も浴衣SSとなります。
鮮花:しかも今回はらっきょSSです。
藤乃:それにしても訳の分からないSSね。
鮮花:そうかしら?誰が見ても私たちの浴衣SSじゃない?
藤乃:そうでなくて、内容。
鮮花:あーまーねー
藤乃:この人のは特にそれが顕著だし。
鮮花:確かにね、でもそれも今更よ。
藤乃:そう言われるのも覚悟の上なんでしょうけど。
橙子:ハン、今更そんな事をあげつらっても。
鮮花:あ、橙子師。
藤乃:こんばんわ。
橙子:今回は題があるからな、書き易いのは事実だろうさ。
鮮花:その割には内容は支離滅裂では?
藤乃:それがこの人の味ですけど。
橙子:しかし、今回の私は又酷いな。
鮮花:橙子師にあんな趣味があるなんて……
藤乃:鮮花、そんな事言っちゃダメよ。
橙子:貴様ら、喧嘩売ってるのか?
鮮花:売る訳無いですよ。
藤乃:そうですよ、元より眼中に無いですから。
橙子:!言ってくれる。
鮮花:藤乃、何気に毒を……
藤乃:アラ、失言でした?
橙子:確信犯だな、貴様。
鮮花:何かこの娘目覚めたらしいから。
藤乃:そう言う貴女も敵なのよ?
橙子:友人が恋敵と言うのはそれなりに大変だな。
鮮花:想い続けた年数と重さは負けないわよ?
藤乃:望む所よ。
橙子:……私は狂言回しか?
鮮花:何を今更。
藤乃:そうですよ、狂言回しは貴女にぴったりです。
橙子:貴様ら本気で覚えておけ。
鮮花:最近物覚えが悪くって(しれっと)
藤乃:ああ、鮮花奇遇ね。私も。
橙子:……(怒りを何とか抑えてる)
鮮花:じゃ、締めましょうか。
藤乃:そうね。
橙子:それではアバヨ。
鮮花:橙子師、そっけなさ過ぎ。
藤乃:それでは皆様御機嫌よう。
橙子:いいんだよ、これくらいで。
鮮花:それではこの祭りの益々の活躍を願って。
藤乃:こんなSSですが貰ってやって下さい。
橙子:直ぐに捨てる事を進めるがな。
鮮花:それでは〜(聞いてない)
____________________________________________________________________________________________________________________________________________________________
後書きの後書き(舞台裏)
そう言う事で、浴衣祭り第二段です。
今回はらっきょで攻めてみました。
如何だったでしょうか?
私の好きな礼園コンビがメインです。
後、文中で橙子さんが壊れてますが仕様です。
酔ったらああなる筈は無いんですが、オモロイので。
しかし
橙子さんが着ている浴衣、実際にいるんですよね。
最初見た時驚きました。
何でもミニにすればいい訳じゃないでしょうに。
時代と共に変わって行くんですかね?
それでは
ここまで読んで下さいまして真に有難う御座いました。
今回のSSが祭りの賑わいになれば幸いです。