ジャスミンの風


鉱物図鑑

        カーボナタイト  Carbonatite













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特徴,種類 ナトリウム,カリウム等の炭酸塩鉱物を主要
構成鉱物とするマントル起源の火成岩。27
億年前から形成されており、大陸が分裂す
る際に多く出現している。
利用法 トリウムやニオブ,セリウム等の希土類元素に富
み、燐等を含む。
産状,産地 高い蒸気圧と比較的低温(400〜600℃)の
もとで生じ、特徴的な円形の露出状態を示
す。Phalombe,Balaka他で産出。
備考 当初は石灰岩が変成あるいは溶融して生
成したと考えられていた。が、1960年にタンザ
ニア北部のオルドイニョ・レンガイ火山でカーボナタイ
ト・マグマが噴出するのが観測され、火成岩と
断定された。 1986から1988年にかけて日
本の金属鉱業事業団によって詳細な鉱床
探査が行なわれた。
エピソード 分布地域と化学成分がダイヤモンドの母岩と
して知られるキンバーライトと類似している点も
あることから、成因的に関係があるとされて
いる。





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