ジャスミンの風


鉱物図鑑

     ガーネット[ざくろ石]  Garnet 


原 石


加 工 後(ルース)














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化学組成/モース硬度/比重 A3B2(SiO4)3 / H=7 / SG=4.2  A ; Ca,
Mg,Mn,Fe等 B ; Al,Cr,Fe等
特徴,種類 丸い結晶で赤系統の色が知られているが、
黄色を除いて種々の色のものがある。ラテン
語で種子を意味する「Granatus」に由来。
鉄とアルミニウムを主成分とした暗赤色のアルマ
ンディン(鉄ばんざくろ石)、強い血色のパイロー
プ、紫がかった赤色のロードライト等、青色を除
いて様々なカラーバリエーションがある。
利用法 宝石として用いられる以外に、木工研磨材
(紙やすり)やレンズの研磨材、また薄くスライス
したものは寺院や教会の窓材等に使われ
てきた。
産状,産地 火山岩,変成岩,花崗岩質ペグマタイト,漂砂鉱
床の中などに見られる。
Nsanje,Lilongwe他で産出。
備考 1月の誕生石、牡羊座の星座石。
エピソード アルマンディンは古代エジプト時代に既に発見さ
れており、中世のヨーロッパでは十字軍の兵士
たちの護符として使われた。ロシアのロマノフ王
朝下のニコライ1世が亡くなった際、その棺に
はウラル地方で採れた巨大な(採掘時20トン)ロ
ードライトガーネットが使われた。またナポレオン1
世が戴冠式用にジョゼフィーヌに贈ったジュエリ
ーにもガーネットが使われていた。





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