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シニア海外ボランティア
SENIOR VOLUNTEERS
日本政府によるODA(政府開発援助)の技術協力事業の一つで、最近ウルグアイ関係で脚光を浴びている制度に「シニア海外ボランティア」がある。
「自分が持つ技術や経験を生かして、開発途上国の人々のために働いてみたい」という意欲をもつ日本の青年に、現地で暮らしながら現地の人々といっしょに働く機会を与える青年協力隊事業は1965年日本政府が行う国際協力事業の一つとして発足以来2004年1月末までに、78カ国に合計25,171人の青年を派遣した。
2004年1月末現在2,256名(うち女性1,228名)が活動中である。
これは満20歳から39歳までの青年を対象にするものであったが、海外でのボランティア活動に関心を持つシニア世代が増加したのに応え、これを支援するため1990年にJICA(当時は国際協力事業団、現在は独立行政法人国際協力機構)と外務省によりシニア協力専門家制度が発足した。それが1996年に改称され「シニア海外ボランティア」(満40歳から69歳まで)となったのである。ボランティアであるが、旅費や現地生活費・家族手当なども支給され、労働災害も補償される。
シニア海外ボランティアは、開発途上国の公的機関などに所属し、指導・助言・調査を通じて開発途上国の人材育成を図り、ひいては国造りに協力するものである。
開発途上国からの要請は多岐に亘るが、一応、農林水産、鉱工業(科学技術等)、人的資源(文化・教育等)、保険・医療・社会福祉など9分野に分類されている。求められる技術・知識レベルは要請の内容により各々異なっている。
事業発足(1990年度) 以来2004年1月末までに、活動を行ってきた国は51カ国になり、派遣された総数は延べ1,709名(うち女性243名)を数えた。2004年1月末現在784名(うち女性97名)
が派遣中である。
このほか中南米の日系人社会で主に日本語教育や社会福祉の分野で活動する「日系社会シニア・ボランティア」の制度があり、現在46名(うち女性18名)が派遣されている。ウルグアイは2002年一人あたりGDP3,648米ドルと中南米諸国中では豊かな国に属し民度も高く、技術協力の専門家派遣はあったものの、青年協力隊隊員の派遣はなかったが、シニア海外ボランティアは平成7年度
1名で開始されてから8年度2名、9年度2名、10年度5名、11年度5名、12年度5名、13年度9名、14年度10名、15年度8名と増えており、2,004年3月1日現在の派遣累計47名、派遣中が16名となっている。
ちなみに隣国のアルゼンチンはそれぞれ31名と28名である。
4月現在ウルグアイで活動中の12名の指導分野は映画音響、中小製造企業に対する経営管理、ウルグアイ21という団体での貿易と、マーケティング担当職員の指導、栄養改善普及、大学での日本語教育、人畜共通寄生虫症(エキノコックス等)、交流協会での日本語教育、農業協同組合指導、在ウルグアイ日本人会での日本語教育、花卉栽培技術指導、自動車整備訓練改善である。これに4月派遣される11名の指導分野の野菜栽培(農水省及びOISCA)、中小企業経営管理、卓球、生け花、そば・大豆等食用作物栽培、栄養改善、音楽教育、パソコン、周辺機器保守、マーケティング(ソフトウェア)、情報技術センター形式支援が加わることになる
ほとんどがモンテビデオで活躍している。
出典:JICA「シニア海外ボランティア募集要項 平成16年度春募集」、
JICA「クロスロード2,004年4月号」等 |
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