My Drawing Method
水彩色鉛筆を使った私のスケッチの方法を紹介します。いたってシンプルです。
■ 道具 ■
<色鉛筆>
ファーバカステル等高価なものもありますが、
私は近所の文房具店で入手できる安価な12色のものを主に使っています。
24色以上だと、どの色にしようかと悩みすぎますのでもっぱら12色で描いています。
主に使うのは、赤、緑、青、黄色、茶色の5色です。
<水性ボールペン>
水筆を入れたとき、面白い形ににじんでくれるので水性のボールペンを多用します。
線をしっかり描きたいときは耐水性インクを、
線の太さを変えて楽しみたいときは万年筆等をたまに使います。
<水筆>
ボディに水を入れるだけで水筆になるという、これはとても便利な道具です。
これ一本あれはどこにでも持ってゆけます。
筆先のサイズが数種類あるようですが、私は細筆を使っています。
<ガーゼ>
3年ぐらい使用したガーゼです。偶然にできたこのガーゼの模様の方が芸術的?
■ 描き方 ■
<STEP1(想像)>
まず、スケッチブックに向かい想像を働かせ、最初の形を思い切って描きます。
<STEP2(スケッチ)>
水性ボールペンで、ぶっつけ本番で外形を描きます。
影を入れたいところはそれなりに線の数を増やします。
<STEP3(着色)>
ここで、おもむろに色鉛筆で色をつけます。
赤、緑、青といった色のバランスを考えながら少々濃淡もつけます。
私の場合、無精なので鉛筆の持ち替え回数が最小になるように、たとえば赤の必要なところは
一度で色鉛筆を走らせています。
<STEP4(水いれ)>
水筆で色鉛筆の上をなでてゆきます。このとき水彩ボールペンのにじみが出たりすると
思っていなかった美しさが出たりします。水が多すぎたら、すかさずガーゼで水分を取ります。
この場合は、色のにじみがなるべく少なくなるように同じ色から順番に水筆でなでてゆきます。
<STEP5(サインを入れる)>
日付とサインを全体の構図が一番バランスされるように入れます。
構図としての重みと色の重みを見切って、「ここじゃ」という場所が見つかる時がうれしいです。