OCT/27〜NOV/10 運用記  9N7SZ 2002

これは「運用記」となっていますが、実際は仕事で行った隙間の時間を利用して、アマチュア無線を楽しんだ記録です。
したがって無線の運用記でもありますが、撮影日記もかねています。
そこらへんをご承知のうえお読みください。ナマステ・・・

プロローグ

 またしてもネパールへ行く機会がやってきた!
今度のネタはかねてからネパールの友人にリサーチしてもらっていた、テンプーの話である。
テンプー・・・というのは別名トゥクトゥクとも呼ばれるが、アジアの街でよく見かける汚い排ガスを撒き散らして走り回る三輪車である。
 しかし、今回はひじょうにクリーンな電気で走る電気三輪車(SAFA TEMPO)である。
この番組を提案するにあたり、主人公となる人物をかなり力を入れて探したが、
何人目かで今回のAnita(アニタ)さんに出会うことができた。
 何はともあれ、提案書をまとめて提出、その後私の名古屋から福井への転勤などが重なり一度はボツ・・・になりかけたが
何とか復活させ、10月27日関空よりロイヤルネパール航空直行便にて飛び立った。
 行くからには何とかしてアマチュア無線もやらねば・・・おりしも時期的には秋の一番いいDXシーズンでもある。

仕事の話

 今回の番組は「アジア人間街道」という番組で、今のアジアをたくましく生き抜いていく人達を活き活きと描こう・・・というものである。約2週間の期間で24分の番組を作りあげなければならない。
今回の番組のあらすじ
 8000m級のヒマラヤの山々に囲まれた小国ネパール。
その首都カトマンドゥをテンプーで駆け巡る女性ドライバーがアニタ・シュレスタさん(29)だ。
今、ネパールの社会が変わろうとしている。これまで家庭に縛られていた女性たちが社会に出て活躍し始めたのだ。
女性の人気を集めているのがサッファーテンプーのドライバーだ。
安全運転で接客態度もようと女性ドライバーの評判は上々、約60人の女性ドライバーがカトマンドゥ市内を走っている。
 幼いころ学校に行けなかったアニタさんは娘に教育を受けさせるため、テンプーのハンドルを握る。
女性の活躍の場が広がりはじめたネパールで奮闘するアニタさんの日々を追う。
アニタさんとサッファーテンプー アニタさん一家 夫パダムさんと娘ムナちゃん

10月27日(日)
 朝5時起き。名古屋のホテルを出て
名古屋駅から大阪関空へ。
12時20分発のRA412でKathmandu(以下KTM)へ・・・順調に行く予定だったが、上海の新しい空港へ降りてしまい、
そうとは知らない乗客が騒ぎだし、出発がここで1時間ほど遅れてしまった。
 結局KTMへも遅れて19時30分着。真っ暗だった。
即ホテルへ行きコーディネーター、通訳と打ち合わせ。寝たのは深夜0時。(日本との時差は3時間15分)長い一日だった。
10月28日(月)
 朝7時に目を覚ましてしまった。
それでは到着一報を・・・と思いインターネットにダイアルアップで接続しようと思ったらモジュラージャックがない!
ホテルのマネージャーに掛け合うと、
部屋の隅のカバーのかかっている電源と電話モジュラージャックの一緒になった場所を教えてくれた。
 ところで、本日はネパール全土的にマオイストが活動する・・・という情報が日本大使館を通じて流され、
目立った動きはできないことになった。
仕方がないので撮影はせず、大使館への挨拶、打ち合わせ、アニタさん一家との挨拶で1日が終わってしまった。
KTMでコーディネーターをやってくれているL氏に頼んで9N7SZのアマチュア無線ライセンスの申請をお願いしておいた。
 夜は久しぶり(2年ぶり)にRoyal華Gardenに行き風呂に入ってさっぱりすることができた。

10月29日(火)
 朝4時に起きKathmandu市内を見渡せかつ、ヒマラヤの朝日が見えるHattibanへ向かう。
ここまでホテルから約1時間かかったが、さすがにいい画がとれた。
しかし、海抜1800mさすがにこの時間帯は冷え込みがきつい!
昼間はKTM市内を撮影。
 夜、JA8MWU/9N7WU阿部氏のシャックへ行きアマチュア無線のオペレートをする。
6mを聞くとBandじゅうすごいBuzz!これはBigOPENの可能性大!?
1300Z 50.110でSSB CQを出すと
早速YO9HPが呼んできた。しかしほかのEUはまったく呼んでこない。
ほかによく聞こえているのはA45WD、A45XRそれにVR2だけ・・・
おまけにA45WDのQSLMgrはYO9HPと打っている・・・(YO9HPはポータブルA4か???!)
1315ZかろうじてIT9RZRとQSOできた。
彼の信号はよく聞こえているのだが、いかんせんPowerの差かなかなか了解しづらいようだ。
ほかにSV1DHが聞こえているがこれはQRZ?も返ってこなかった。
いったん10MHzにQSYしてPileを楽しみ、1430に再度6mへ・・・今度はガツン!とFR1GZが呼んできた。
他に5B4FL/5B4AGMとSSB、CWでQSOできた。
本日は6m YO9HP/VR2PX/A45WD/A45XR/VR2XMT/IT9RZR/VR2LC/FR1GZ/5B4FL
        5B4AGM だけ。10MHzでは71QSO。
運用中の9N7SZ TRCVRはIC-746 9N7WUのアンテナ 6mは5エレ

10月30日(水)
 朝5時起き。アニタさんの自宅へ徒歩で向かう。一家を朝食の時から撮影開始。
ずっと昼までアニタさんにくっついて撮影。(我々はたいへんなお邪魔虫である)
午後は、私独自の調査をしていたヒマラヤそばを撮ったが一部撮りきれず後日へ。
 その蕎麦屋から帰る途中、女性の交通警察官に遭遇!いやあ〜ネパールも本当に女性の進出が著しい!
それに一昔前まではまったく見かけなかったBikeに乗って、颯爽と街を走る女性の多いこと!本当にネパールは変わった。
 夜はまた、アニタ宅で夕食、娘ムナちゃんの勉強の様子を撮る。
ホテルへ帰ったのは22時だった。無線できず・・・

10月31日(木)
 本日も朝5時起き。市内3大観光寺のひとつボドナートへ向かう。
ここは過去何回か来たことがあるが、早朝は昼間とはまったく異なった感じだった!!
ものすごくたくさんの人が寺の周囲をぐるぐると回ってお経を唱えている。
五体投地をする人も多数・・・KTMへ行ったら早朝ぜひ訪れるといいスポットである。
このお寺の映像はKTMの紹介で番組
冒頭に使用した。
 朝食後はまた、街に出てアニタさんのTEMPOを撮影。夕方、今まで撮ったテープを試写する。
インタビュウの内容をチェックすると、現場で通訳の言っていたことと本日聞きなおした内容と微妙に(というか結構)違う。
NGだったインタは再度聞きなおすことにする。
海外へ行くと本当に言葉の違いには苦労する・・・結局寝たのは10時過ぎ。本日も無線はできなかった。

11月1日(金)
 朝6時に起き、アニタさんの所属するSAFA TEMPOの会社へ行く。
新たにDriverの入社試験を受けにくる女性がいるという情報があったからである。
このあたりは日本と一緒、一家の生活を少しでも楽にしようと仕事を求めて来る人は、どこにでもいるのだ。
午後はこれまた取材していて見つけた、SAFA TEMPOの自動車学校へ行った。
行って見てびっくり、すごい数の女性がいる。日本の自動車学校と同様、交通規則の座講と運転の実地講習をやっていた。
 夕方時間ができたので阿部さんのシャックにお邪魔し、時々6mもチェックしつつ10mにQRVした。
結構いいCONDXでEUからたくさん呼ばれる。
1057Z 6mでJH1XYR/6とQSO!今回初の6mJAである。しかしCONDXはいまひとつ・・・JAー4局、4X1IF,
5B4AGY,VK4CP/6とQSOして終わり。1300Z QRT.
 その後、夜アニタさん宅へ行きまた撮影。寝たのは11時。
KTMのSAFA TEMPO自動車学校(女性専用)
取材Staff 左河合デイレクター 後ろは通訳のサイニャと助手兼通訳のマハビール

11月2日(土)
 今朝は少し時間の余裕がありホテルで朝食をとることができた。
(一応ここのホテルシャングリラは朝食つきでUS$70 KTMでは4つ星くらいか?)

9時半頃より、市内SAFA TEMPO乗り場でアニタさんのTEMPOを撮影する。
KTM中心部でロイヤルネパール航空(通称RNAC)のオフィスもあるせいかすごい人!!
カメラの周りに、すぐ見物人が集まってきて仕事にならない!何とか見物人を振り切って?撮影をした。
昼食は久々に日本食「古都」レストランで天ぷらそばを食べた。
 夜の撮影まで時間ができたので、無線をしに阿部氏のシャックへ行く。
ホテルから車で約10分くらいだが道がややこしい。
今回は無線を聞きながら、今まで撮ったテープをVHSにダビングし、
そのVHSテープを通訳に渡して日本語訳にしてもらうという作業もあわせて行った。
 30分ごとのテープかけかえもあり結構忙しかったのに、なんと50MHzがOPENしだした。
0825Z(参考までに現地時間14時10分)試験電波をちょっと出したらJM1IGJ/6から呼ばれる。ものすごく強力である。
日本ではちょうど連休のせいもあり、沖縄移動組から呼ばれ続け0846にはいったんPileも収まった。
2000年にQRVしたときはJAのShortPathが終わったあと、今度はScatterが開けるパターンだった・・・
そう思ってやや期待しつつANTを南南東に向け、CWでCQを連発、0908 JJ3AZA/1から応答、結構強い!
あまり強いのでSPかと思いANTを東へ振ってみるがNG,やはり南南東のScだ。
2000年の時は東からのScで弱かったが、今年のPathはみんな強力!JAに混じって時々VKやBYの局も呼んでくる。
8N1OGA(小笠原)もできた。
この日は1145にQRTするまで148局(うちJAは139局)、
JA/VK/VR2/BY/JD1O/KH2とQSO、北はJA7までQSOできた。
 この日は気分良く夜の撮影に向かえた。21時には夜のシーンを撮り終えホテルに帰った。

11月3日(日)
 今日はKTMの識字教室の撮影に向かう。これは昨日とあるところから仕入れた情報だった。
ねらいは女性の地位向上・・・である。
ネパールでは今まで女性の地位は低くみられ、字なんかは読めなくてもいい・・・とされてきた。
しかし時代は変わり、男女平等でだれでも勉強できる時代になったのである。

この学校?がよかった。校舎を建設中とかで畑の中にトタンで屋根をつけただけの教室、
しかしみんな熱心にネパール語を習っている。日本のどこかの学生とはえらい違いだ・・・
午前中にここの撮影を済ませ、その後ヒマラヤ蕎麦屋へ向かう。
 ヒマラヤのそばは私個人的な思いがあり今回の撮影メニューに加えてもらったものである。
私の故郷、福井は大変な?そばどころである。
名物は「おろしそば」。そのおろしそばがここKTMにもあり、食べることができるのである。
これは前回の取材(1999年)に来たときから調査済みであり、今回やっと撮影にこぎつけた。

これがネパールのおろしそば!美味!! RNAC前のTEMPO乗り場

ここのそば粉はツクチェというところ(いわゆるジョムソン街道沿い)から持ってきた、
赤い花が咲くというそばから取ったそば粉、だそうである。
ここでもいろいろ取材すると、どうもKTM周辺で今赤い花のそばの花が咲いているらしい・・・
(結局気になり後日そこへむかうことになる)
 午後少し時間ができたので無線室へ。昨日のCONDX再来を期待したがパッとせず。
しかし今まで聞こえてもできなかった6mのSV1DHとQSO、ほか9H1AWともQSOできた。
あとはVKが6局(でもVK4までできた)、DU1EVのみ。
24MHzでは71局とQSO,いつも名古屋でいっしょによく飲んでいたJR2BJEともQSOできた。

11月4日(月)
 朝食後、昨日のヒマラヤ蕎麦屋へ向かう。
今日は昨日取り残したそばを打つところを撮影。
今日も昨日と同じインドからのお客さん(日本人で日系企業の駐在員という話だった)がきていて
そばのフルコースを食べていた。
インドにはこれほどおいしいそばを食べさせてくれるところは無いそうである。
昼食はここの「おろしそば」にしたが実にうまい!!
日本でもこれほどの味のそばを出してくれるところはそう多くはないだろう。
 休憩してすぐに郊外にあるバスターミナルへ向かう。
今日はアニタさんのおかあさんがお祭りで田舎から出てくる日だ。
大勢の人ごみの中からやっとおかあさんを見つけ出したが、人とほこりでもう大変!
でも夕暮れのバスターミナルというのも、なかなか風情があっていい感じだった。
 引き続きアニタさん宅へお邪魔して夜の話し合いシーンを撮影。
ネパールはちょうどテイハールというお祭りですごくいい映像になった。
しかしここでいただいたお供え物のおすそ分け(あまいお菓子であるが)を食べたが故、
河合デイレクターは翌日大変なことになるのであった。

テイハールというのは光のお祭り。
家の軒先や玄関、いろいろなところをたくさんの灯明で飾り、富と繁栄の神様ラクシュミーを家に迎え入れるというもの。
ネパールにはいろいろなお祭りがあるが今まで見た中で、このお祭りが一番印象に残っている。

11月5日(火)
 朝、河合Dを起こしにいくが様子がおかしい?!
よくよく話を聞くとやはり下痢・・・寝たのは朝4時とか言っていた。実はあのお菓子は要注意なのである!
2年前に子供を連れてきたとき、やはり!あの同じお菓子で我が家の子供たちも大下痢!数日間寝たきりだった。

今回も食べるのはよしたほうがいいよ、と言っておいたのだが、あとのまつりである。
 河合Dには休んでいてもらい、私一人プラス通訳でRNAC前のTEMPO乗り場を撮影した。
何かハプニングが起こってくれるのを待つのだが、そんな思うように物事はいかない。
結局客引きの様子や乗客のインタビュウーなどを撮って昼食。
 イタリア料理を・・・というので店へ行ってみたがこれがまた、なかなかの味!
ネパールまできてこんなおいしいイタリア料理を食べるとは思ってもいなかった。
おいしいイタリア料理店だが一口もつけずこらえるKデイレクター 実においしかったピザとパスタ ボリューム満点 光の祭り テイハ−ルの飾り

 この日の夜、じつは今度はタイ料理を食べたのであるが、これもまたいい味だった。
ネパールというのは面白いところで、狭い範囲でいろいろな国の料理を楽しめるのである。
 食生活だけは結構満足した1日だった。

11月6日(水)
 ロケも終盤。私のテーマにしていたそばの取材を敢行した。
じつはいろいろなところで話を伝え聞いたところによると、KTM近郊のNagarkot(海抜およそ2000m)
というところへ行く途中、赤いそばの花咲く畑が見れる・・・というのである。
うそか本当かわからないが車で2〜3時間くらいのところだそうなので出かけてこの目で確認することにした。
車はKTMの喧騒を離れだんだんと田舎を目指し、高度も上がってきた。
2時間くらい走っただろうか。遠くにピンクの花が見えてきた。そばか!?と思ったら実はさくらの花だった。
その下には黄色い菜の花も咲いている・・・そしてよく見ると同じようなところにピンクのそばの花が咲いているではないか。
近づいてさらによく見ると、花は白と赤が混じっており、それで遠くから見るとピンク色に見えるのであった。
とにかくやっとそばの花を見つけることができ大感激!!!
さくらと菜の花そしてそばの花が同時に見ることができ、この桃源郷Nagarkotへの旅は感動だった。
 夜は、韓国料理の店を見つけたのでそこでキムチに石焼ビビンバでも・・・と期待して店に入りメニューをひろげる。
と、その瞬間真っ暗に!停電である。すぐに回復するかと思ったのだがこれがまったく回復の兆しなし!
やむなくホテルへ帰ってそこで夕食とする。しかし、石焼ビビンバ食べたかった・・・・・
海抜2000mの街Nagarkot 雲の中にヒマラヤがあ ピンクのそば畑と撮る

11月7日(木)
 今日もアニタさん宅へ行き家をでるところを撮影。
その後はチャーターした車でアニタさんの運転するTEMPOの前になり、後になりして撮影する。
KTMの道はでこぼこが多く本当に苦労させられる。やっと撮影を終えて昼食となったが、久々に日本食にした。
Lazimpatにある「kiku レストラン」 ここは長期滞在者やよく知るツーリストにはおなじみの店である。
とんかつ定食を食べたがこれがまた、涙が出るほどおいしい!
 午後はちょっと買い物をしてVTRをダビング、またしても日本語訳作業を通訳にお願いする。
この頃になると通訳もかなり作業に慣れてきて、かなり段取りよく進む。
ついでに6mをちょっと聞いたらJA(沖縄)が聞こえた。
6mでのQSO JA 2局、VK 2、BV 1、HZ 3、VR2 2、DU 1、KH2 1 トータル12局のみ!
 この日は一件ニュースがあった。
ヒマラヤ登山の遠征に来ていた同じ福井山岳会会員竹内氏がKTMに帰ってきた・・・というのである。
残念ながら我々がちょうど撮影で市内を回っていたときに帰ってきたようで、この日に会うことはできなかった。
 夜は、いつも撮影で迷惑をかけたお詫びにアニタさん一家を食事にお招きした。
食事は、もういやというほど食べたダルバート(ネパールでの一般的な食べ物 豆のスープとカレー味の鶏肉や野菜
それにご飯)だったが、楽しいひと時を過ごすことができた。

11月8日(金)
 今日は娘ムナちゃんの学校撮影の日である。
番組の中ではそこそこ重要なシーンなのだが、いかんせん学校とのスケジュールが合わずやっと今日撮れることになった。
英語の授業(ネパールでは7歳でも英語を勉強している!)の様子を撮って校長先生にもインタビュウー。
 午前中いっぱい学校撮影で終わってしまう。
残った時間をSAFA TEMPOの会社やKTM市内のとり忘れていた映像(専門的には拾いという)を撮影。
夜はまたアニタさんの部屋で最後の撮影をする。
何回も何回もお邪魔したのでここへ来ると自分のうちにきたような?
気分でアニタさん一家ももう慣れっこになって、ほとんどカメラを意識させずに自然に撮れる。
しかし部屋は大変狭い!
6畳一間くらいで家族3人、食事、寝る、勉強、だんらん・・・すべて何をするにもこの部屋しかない・・・
 アニタさん一家とはこの日が最後になる予定だったので、帰り際丁重にお礼を言ってホテルに引き上げた。

11月9日(土)
 待っていた霧のない朝がきた。
朝8時にホテルを出て市内にある高級ホテルの屋上を借りに行く。
このところ天気はいいのだが、ガスのためまったく見通しが悪く、なかなかヒマラヤを
見ることができなかった。
ヒマラヤからズームバックしてKTM市内・・・というのはお決まりの映像のような気がするが、
なかなか条件のいい日はやってこないのである。
 今日は最終日なので撮り残した映像を各地を回って収めていく。
SAFA TEMPOの会社で撮影中、アニタさんの旦那さんパドマさんが我々を探して尋ねてきてくれた。
彼いわくお昼ご飯をつくるから、自宅でみんな一緒に食べませんか?という思ってもいない申し入れだった。
我々としてはまったく断る理由はない。
 お昼12時お宅を訪問すると、みんな待っていてくれてネパール料理ダルバートをつくってくれた。
そんなに裕福ではないのに、精一杯のことをしてもてなしてくれた気持ちがとてもうれしかった。
ダルバート ご飯と鶏肉カリフラワー、野菜という組み合わせの質素なネパール料理 今日もTEMPOのハンドルを握るアニタさn

 さてホテルへ帰ってパッキングである。
さらに各方面へのお金の支払いなどを済ませ、アマチュア無線、最後の運用を行いに阿部さんのシャックへ向かう。
 1000Z 運用開始 6mでいきなりVR2,DU,KH2が聞こえる!これはBigOPENか!?
と思いきや他はまったく入感無し・・・仕方なく24MHzSSB→28MHzCWと運用しながら時々6mの状況をチェックする。
1122Z 6mSSBでHZ1MZそしてBD7NIとSSBでQSO,
過去の経験によると東アジア方面のShortPath OPEN後はScatterでJAがOPENすることが多かった。
ANTを南南東へ向けCWでCQを10分ほど連発、するとJR2SQZから応答があった!待ちに待ったJAのOPENである。
11/2より信号は弱いが6から1エリアにかけて呼んでくる!呼んできた局を片っ端からPickUPするが信号が弱い!
さらに今日はお世話になったスタッフや知り合いの山仲間達との会食も待っている。
時間が無い・・・結局1235Z JR2DPLとのQSOを最後にQRTした。
 
11月10日(日)
 なんと!!朝1時にホテルを出発する。
なぜかロイヤルネパール航空は朝の4時半のフライト時間に変更になっている。
正直言ってとんでもない時間である。(やっぱりTGにしておけばよかった・・・マイレージも貯まるのに)
さらに空港へ着くまで検問の多いこと。頻発しているマオイストへの対策だろう。
せっかく早くきたのに税関の職員は誰もいないし、
重量計算のオーバーチャージを支払う手続きも馬鹿みたいに時間がかかり、
飛行機のシートに落ち着いたときはぐったりしてしまった。
上海経由関空についたのは夕方16時、さらに名古屋へ到着したのは20時。
使った機材をチェックして名古屋のホテルに入ったのは0時近くになってしまった。
 かくして長い1日は終わり、今回のネパールロケは終了した・・・

最後に
 かなり凝縮された2週間だった。
1回のロケで「アジア人間街道」という24分間の番組と福井ローカル向けにそばの番組(約14分間)を作った。
アジア・・・の方は12月8日にOnAir、福井ローカル用そばの番組はその1週間ほど前に無事放送された。
 6度目のネパールはもう自分の思うように動け、どこに何があるかまで本当によくわかるようになった。
もう仕事ではそう訪れることはないだろうが、個人的にはこれからもちょくちょくこの国を訪れ、
今まで撮影してきた人たちがどうなっているのか見守っていきたい。





6m QSO Result

日付 QSO数 Entity と内訳
10/29 14 YO/VR2/A4/I/VK/FR/5B
11/1 9 DU/JR6/4X/5B/VK6
11/2 148 JA/VK/VR2/BY/JD1o/KG6 JAは139
内訳JA1-58/2-17/3-7/4-2/6-36/7-11/9-2/0-6局
11/3 9 VK/SV/DU/9H
11/5 1 HZ1MD
11/7 8 JR6/VK4/BV/HZ
11/9 52 VR2/KG6/HZ/BY/JA  JAは52局
内訳JA1-6/2-12/3-11/4-4/5-5/6-6/9-2

6mでのトータルQSO 241(うちJAは191)
 Entityは4X/5B/9H/A4/BV/BY/DU/FR/HZ/IT9/JA/JD1o/KG6/SV/VK/VR2/(YO)  トータル17Entity
HFでは10MHz〜28MHzまで499QSO  
6mに力を入れるといつもHFでのQSO数は少なくなります。まして仕事で来たので運用時間は短くて当たり前でしょう。Hi

QSLはSASEもしくはJARL経由で(JARL経由では折り返しになります)

2002 9N7SZ QSL
QSLは1998年にLangTangを訪れた際撮影したものです。(海抜4000mくらい)
14歳でダワ君という名前のポーターでした。





またまた ネパールで聞いた6m                               

                            JA9LSZ9N7SZ

6mマンの皆様、今秋のネパールからの6mのOnAirに際し多くのCallを頂きありがとうございました。
今回は仕事での訪問(
TV番組の撮影)だったため、QRVに多くの時間をさけず、
また、
JAとのオープニング時間が合わなかったりとなかなか思うようにOnAirできませんでした。SRI

 それでも今回の仕事は早朝と夜が多かったため、
JA
OPENする時間帯(午後36時)にはまだ聞くことが出来たほうかと思います。
2000年春にもこのKathmanduから6mにQRVしてShortPathScatter361局のJAQSOしておりましたが、それから2年半、下り始めた秋のCONDXはいかがなものかと不安と期待で楽しみでもありました。
ネパールでの滞在は
1028日(月)から119日(土)まででしたが
無線の
OPをできたのは7日間、のべ18時間でした。
HFでのQRV時間含む)以下に向こうで聞いた今秋の状況をお知らせしたいと思います。

 

10月29日(火)EUがOPEN!!

1300z(時間表示はすべてUTC、ネパールと日本時間の差は3時間15分、
従ってネパール時間は
1845分)BANDをワッチするとBuzzだらけ、SSBCQを出すとYO9HPから呼ばれる!
これは
EUBigOPENか!?と期待したが全く空振りでVR2A45WD/A45XRから呼ばれる程度・・・
後で調べると
YO9HPA45WDと同一人物のようで、どうもYOCallを使ってA4から呼んだのではなかろうか?このあとは1315z IT9RZRから呼ばれる。SSBで呼んできたが弱かったのでCWQSYしてQSO
599/559
だったが彼はBeamをどこに向けても聞こえていた。
VK4CP/6とその後QSO1341zにはSV1DHが聞こえるが呼べど叫べど応答無し。
(これは
JAでも同じかHi)しばらく30mで時間をつぶして再び1433zに6mへ、FR1GZがメチャ強力!
続いて
5B4FL5B4AGMQSOしてこの日は終わり。

トータル14QSO YO/VR2/A4/IT9/VK/FR/5B 7Entity

11月1日(金)やっと聞こえたー沖縄

0917z DU1EVCWQSODUとは以降頻繁にOPENしている。
その後
JH1XYR/6QSOでき初めてJAの信号がきこえてた。
また、
4X1IFとも弱いScatterでかろうじてQSO

トータル9QSO DU/JR6/4X/5B/VK6 5Entity

11月2日(土)JA BigOPEN!!! 春のCONDXの再来か!?

土曜日ということもあり今日はJAも一杯ワッチしているのでは?と期待して早めにワッチ開始。
0825zJM1IGJ/6を皮切りに立て続けに沖縄方面28局とQSO!沖縄をやり尽くし呼ばれなくなってきたので
Beam
を南南東に大きく振りCQを連発・・・20分ほど出し続けていたら0908zJJ3AZA/1から呼ばれる!
そのあとはご想像通り、
JAの大Pile。今回のScatterは東日本がよかったようで1//φからのCallが多い。Scatterとは言えPeakでは本当に599を振ってくるほどCONDXはよかった。
仕事開始のギリギリ
1145zJH1XYR/6とのQSOを最後に無念のQRT・・・
今日の
QSOでは何回Callを打っても応答しない局多数。あとで調べるとXV9DTが同じ周波数にでていたとか。
さらに、こちらの信号が弱いせいか
UP50KHzを指定しても全然わかってもらえず
結局
1〜4KHzUPをとる事になってしまった。
自分の
QRVしていたのが105だったのでUP110になるのはできれば避けたかったのだが・・・
なかなか思うようにはいかないのであった。でも今日は8
N1OGAができた。

トータル 148QSO JA/VK4/VR2/BY7/JD1O/KG6 6Entity JA=139

 JA内訳 JA1=58/JA2=17/JA3=7/JA4=2/JA6=36/JA7=11/JA9=2/JAφ=6

11月3日(日)やはり2匹目のどじょうはいないのだった。

昨日の結果から今日も?ということもありやや期待しながら聞くもNG・・・
1051z
 VK4CP/6VK4数局1113zまで。再度1202zに聞くとSV1DHがよく聞こえている。
何度か
Callの後やっとQSO559/5191225zには9H1AWともScatterQSO(真西Beam)、こちらも559/519

トータル 9QSO  VK/SV/DU/9H 4Entity

11月5日(火)1局のみ!

0927z HZ1MDとのみSSBQSOCONDXは良くないのか?

11月7日(木)仕事が忙しくわずかなQRVのみ。

0941z JH7MSB/6QSO、どうやら沖縄方面は開いているのか?
今回初めて
BVQSO 599と大変強力。しかし時間無く1105zQRT!

トータル 8QSO  JR6/VK4/BV/HZ 4Entity

11月9日(土)神は6mを見捨てていなかった!

泣いても笑っても最終日である。
今夜(正確には翌朝4時半)の飛行機に搭乗しないといけない。
この小さな国の飛行機(
Royal Nepal Air Line)は所持機何と3機?とか2機?
という話だからいわゆる自転車操業状態である。
1便遅れると玉突き式に自動的に遅れが増してくるシステムになっている。
ちなみに前回
99年に仕事で来たときも、この航空会社は乗務員のストライキに突入し
3日間もKathmanduに足止めをくらってしまった。(おかげで無線はできたが)

ところでこの日は1000zに6mにOnAirVR2YNXからQSO開始するもあとが続かない。
4局
QSOして12m10mQSY、時々6mの様子を伺うことにする。
1122z 6mSSB
HZ1MZ続いてBD7NIQSO、その後Beamを南南東に振りCWCQを連発すると
1132z JR2SQZより応答があり!待望のScatterOPENしだした。
この日は西日本がいいみたいで
JA2JA6あたりがよく聞こえているが、
先日の
OPENに比べると信号はさほど強くない。
今日は先日の失敗もあったのですぐに
UP50KHzを指定してさばく。
だが、まずいことに次の現場への出発時間(ネパール最後の仕事)が迫っている。
スタッフを
15分ほど待たせQRVしたがまだJAは聞こえていた・・・
(このときは執拗に
SSBへのQSYをリクエストする局がいて参った)
もう
30分ほど時間があればよかったのに、と思うが何と言ってもこれは業務優先である。
1235z JR2DPLとのQSOを最後にQRTと相成った。

トータル 52QSO  VR2/KG6/HZ/BY7/JA 5Entity JA46

 JA内訳 JA1=6/JA2=12/JA3=11/JA4=4/JA5=5/JA6=6/JA9=2

 

今回のQRVでのトータルQSO(6m) 241QSO うちJA191QSO

QSOできたEntity 4X/5B/9H/A4/BV/BY/DU/FR/HZ/IT9/JA/JD1o/KG6

          SV/VK/VR2/YO(疑惑?)  計17 Entity  

    CONDXは思ったほど悪くはなかったようだ。
しかし、
EUと東南アジアがShortPathOPENしている状態でも9NからEUは全く聞こえず、
ワッチする時間はもっと遅くか、もしくは早いほうがよかったのかも知れない。
個人的には
EUOPENが楽しみだっただけに残念である。

    中東方面はA45XR/A45WDが大変Activeでいいパイロットになった。
また、
JA方面はVR2OPENが参考になったが48/49MHz台の信号はよく聞こえていることが多く
どこか
OPENしていることが多いようだ。
南北の
Pathで簡単にできそうなVU/8Q/4S/VQ9の信号は1度も聞くことはできなかった。

    2000年春にできなかったEUFR/VK4(前回はVK6/8のみ、僅か9Entity
まで
QSOできていることから考えても今回の秋のほうが伝播状態はよかったようだ。
問題は
QRVする時間が短かったことにあり、前回のようにフルにOPできれば6mでのQSO総数は500を軽く?超えるものとなったのでないか?
また、過去の実績等から考慮するとまだ、来春も
9NJAとのOPENの可能性は結構ありそうである。
できればどなたか
QRVしていただき私とQSOしていただきたいものである。Hi

    今回もJA8MWU/9N7WUのシャックをお借りし、
連日ホテルからこの無線機のあるシャックまで通いました。(
IC-7465ELE八木を使用)
いつも快くこの無線室を貸していただいた阿部さんには感謝です。

     

今秋も6mを楽しませて頂きありがとうございました。

                        9N7SZ/JA9LSZ 八原    


〜またまたネパールで聞いた6m〜は2002年11月一部の6m愛好家の方々に
お送りしたものです。