参考までに IC-756ProUとIC−756を比較したものです。
 まったくあてにならないIMPRESSIONかもしれません。

かねてより購入を検討しておりましたIC−756proUをやっと手に入れることができ
以前から使用しているIC−756と鳴き比べを行いました。(これを書いたのは2002年春です。ご了承ください)
やり方はその信号の聞こえている瞬間時点において私の聴感で判定するすというAboutな
やり方ですが、同軸SWを入れ2台並べて聞いてみました。
ちょうど今朝は6mでAL7PJとScatterでW7XUが聞こえており、微妙に弱い信号がどの程度
聞こえ方が違うかテストするにはいいチャンスでした。
結果から申し上げますとIC−756proUのほうが明らかに聞こえ方がいい!
了解度が0.5は上でした。いままで苦労して聞いていた6mEUのScatterもこれなら行けそうです。
S7へ持っていったIC−756proとは中身も微妙に違うみたいでDSP FilterのSoft/Sharpの切り替えによって
聞こえ方がかなり違ってきます。
とりあえずHFに出ていたTI9MとPW0TをQSOし、あとでいろいろ聞こえ方を調整してみましたが
相当奥の深い機械!といえると思います。

IC−756 vs IC−756proU

一部の方よりさらなるREPORTをという話もあり、その2を送ります。

通常の雑誌のインプレッションとはちょっと異なる視点で前回よりは細かくお伝えしたいと思いますが、
かなり6mに偏った見方です。ご了承ください。
 
@感度について これは前回書いたように756に比較していい?と思います。
  受信感度自体はそう変わらないと思うのですが、DSPの処理がよくなったのか大変聞きやすく感じ、トータルで
  感度が上がった?ように思えます。(定量的DATAの比較ではなくあくまで聞き比べた主観によるものです)
 ・その理由にはならないと思うのですが、ノイズブランカーのレベルが可変できるのもGoodです。
  操作的にはNBのボタンをちょっと長押し・・・LCDディスプレイ(以下Dispと略)にレベル表示されメインダイヤルを
  回してレベル調整できます。これは以外と便利!!
 ・また、受信部のダイナミックレンジは確実に上がっていると思います。以前はPreAmp2までONにして6mのパイルに
  参加していると石川方面の局のガサガサがあり(その局の使っているAMPがよくなかったのか?)被りも感じられ
  たのですが今はまったくありません。NBとの関連もあるかも知れませんが・・・
 
ADegital Filterについて
  ProUの売りはここみたいです。SSB/CWともにSharpとSoftのFil特性切り替えができます。(旧ProでもROM変更で
  Softに変更できるようになったみたいですが)Proが多くのUserから苦情が出たのはこのFilがからんでいた・・・という
  ことのようです。問題になったのはCWを中心に運用する方からが多かったのでないでしょうか。
  
 ・実は756Proは私もS79Zで使っていて大変苦労しました・・・というのはFilが切れすぎるのです。一般的にCWをよく
  運用すればするほど低いTONEで聞く癖がつきます。それがFil帯域内に入ればいいのですが、特性ぎりぎりの肩の
  部分で聞く癖がついているともう聞こえません。アナログFilに慣れている私はまったく受信に苦労し本来ならば楽しい
  はずのPileが苦痛になってしましました。Hi(これは帯域を広げればいいのではないか?ということではありません)
  今回のProUはこのFil特性をSoftに切り替えれば限りなくアナログFilに近づく・・・という触れこみです。
  確かにかなり理想とする感じに近づいています。Softで聞こえている信号をSharpに切り替えるとスパッ!!!とものの
  見事に聞こえなくなります。が、やはりデジタルFil、SoftにしてもアナログFilとは微妙に異なります。感覚的なものなの
  でしょうが帯域の肩の部分で聞く癖のついていた私は最近やっとこのFilの使い方(聞き方)に慣れてきました。
 ・このFilの帯域は自分の好みにSetでき私の場合は250Hz/350Hz/500Hzの選択をできるようにSetしてあります。
  SSBも同様にSetでき、FrontパネルのFilterボタンを押すことによって順繰り変わっていきます。(通常3つMemory)
  Proの場合初期VerはSharpのみ、その後苦情がでたためSoftのROMを頒布したのではないかと思います。
  ProUになってこれが切り替えて使えるようになったメリットはかなり大きい!と思います。SSBで運用する場合はSharp
  のままでいいのではないかと思うのですが、SharpとSoftを切り替えて聞いてみるとかなり音質に差が出てきます。
  いままでSSBのNarrowFilというのはアナログFil時代使ったことはなかったのですが、QRMの多い時などSideの
  被りもスパッと切れてこれは大変すばらしい!
 ・今までProでは6mEUの弱いScatterは聞こえない!?などと言われることがありましたが、それはこのFilの特性に
  要因があったのではないかと思います。感度的にはどのRXも似たようなものだと思いますので・・・要はそのあたりの
  特性をわかった上で使えば何の問題もない、と思われます。
  (ただしHFのPileなどに参加してJAから呼ぶほうに参加する分にはどんなTRCVRでもいいと思うのですが、呼ばれる側が
  756proのSharpなFILしかないとかなりつらい⇒受信ダイヤルから絶対手を離すことができない・・・と思います)
 
BLCD Displayについて
  カラーになりましたがカラーになってのメリットはあまり無い?PeakHoldを別カラーで表示しますがうるさいだけ。
  ただ、スペアナの感度は相当上がっており756とは比較にならない。PreAMP1をONにしておけばEUの弱いSigでも
  スペクトラムが上がってきます。756とYaesuのTRVTRがよく比較されますが、このスペアナ機能があるだけでICOMに
  する人も多いと思います。(私もその一人です。これでだいぶ助かっている) 感度UP(スペアナの)したことによって
  いっそう使いやすくなったことは間違いないでしょう。このままLCD DispでVHFのTVでも見れればカラーにした意味が
  あるんでしょうが?!Hi
 
Cその他細かいことですが・・・
 ・756ではBANDを変えたりするとPreAmpがONになっているとONになったまま・・・でしたがProUになって、そのBAND
  ごとに状態をMemoryしており、6mでPreamp1をONにして40mへQSYしてもPreAmpはONにならない。ささいなことですが
  6mだけでなくHFも運用している私にとってはありがたい機能です。(でもあって当然の機能と思う)
 ・ボイスメモリーなどもありますがこんなのは別にコメントする必要はないでしょう。Hi  
 
 私はICOMの手先ではないですが、756以来かなり使い勝手のよいTRCVRになったと思います。このTRCVRに変えてから
 3/10のEU LPでEA/EA6/EA8/EA9/CT聞こえた局すべてやっつけることができました。厳しい受信状況でしたが
 QRMの中、見事に目的の信号だけを聞き分けています。しかし、756ProUの機能はまだまだ奥が深そうで完璧に使いこな
 すまでにはまだ時間がかかりそうです。


その3
IC−756ProUについてもう1件追加がありました。 
6mマンの要求によるもの?と思われますが・・・
SSBからCWにMode変更したときにキャリアポイントを自動的にシフトしてくれます。(USB/LSBどちらかに設定可)
6mの場合USBで聞いていてCWを受信したとします。
ModeをCWに変えたとたん???信号が聞こえなくなって場合によっては見つけられなくなってしまいます。
弱いEUのscatterなどを聞いていてこれでDXを逃してしまった!ということを経験したことが私は何回かあります。
今回のProUではこういうことがないようにModeを変更しても自動的にキャリアポイントを補正してくれ、信号を
見失うことがないよう改良されています。(6mをメインに出ている人はUSB側に、LowBand中心の人はLSB側に設定
しておくとGoodです)簡単なことですがこれは6mDxをやっている方には結構Goodな機能です。
 
したがって今までの756ではModeを変えても表示周波数は変わりませんでしたが、ProUでは700〜800Hz表示
周波数が動きます。


ここに掲載した使用記は2002年春にIC−756proUを購入した際
今まで使用していたIC−756との使い勝手を比較したものであります。
また、これは使用者の独断と偏見に満ちたIMPRESSIONであることを十分承知の上
購入を検討されますようお願いいたします。