2014年3月8日(土)
  まるで冬山!?美浜町雲谷山(787m)

今回の山行は同じ山岳会で嶺南に住むH氏のお誘いである。ここのところ春のような暖かい陽気で雪はないかも知れない・・・と思って臨んだ山行
であったが、西高東低の強力な寒気団により完璧なる冬山と化した雲谷山となった。この山、名前がすごく気に入っていて2012年6月には沢登りで
山頂に到達し三方町(現若狭町)の石観音へ下山したことがある。今回は同じ山岳会のメンバー4人と美浜町新庄地区から雪の中、山頂を目指した。

(左が雲谷山の頂上 右は矢苫山459m 登山の翌日撮影)
福井を朝6時すぎに出発。集合は美浜町役場8時である。ちょっと早めに着いたので荷物の準備をしていたら昼食の弁当を自宅に忘れてきたことに
気がついた・・・幸いコンビニが近くにあり、オニギリを4ヶほど購入してきてザックの中へ詰め込み役場駐車場へ戻ると福井からのメンバーがすでに
到着していた。全員揃ったところで新庄地区へと車を走らせる。昨夜からの雪で道路は真っ白である。こりゃ上の方は結構大変かもしれない・・・




新庄地区にある嶺南変電所の裏側へ回り込み、登り口に車を止めて8時25分に歩き出す。有害鳥獣侵入防止柵のゲートを開けて沢沿いに
つけられた道を歩き出すと、手入れされた杉林が見事だった。積雪は約10cmくらい。登り口にあった看板では瀧ヤ谷という名前らしいが、この
谷に沿って登っていくルートは昨年嶺南地方を襲った台風18号により所々崩壊している。とくに沢沿いのルートはその被害が大きかったようで
途中にかけられていたであろう?橋は流され、登山道も一部なくなっている。(雪でわからなかったのか?)所々ルートを見定めながら登る。

沢に沿って登っているため、危険な場所には鎖やロープも整備されているが、道路が崩壊状態でほぼ沢の中を歩くところもあった。夏は気持ちいいだろう。
9時屏風ヶ滝の休憩所に到着。まだ新しい木で作られたばかりの建造物でここで休憩する。小さな祠が祀られていた。滝はそう大きなものではなかった。

この滝から上部への登りがちょっと大変だった。登るにつれ急な斜面となり雪がついていて滑り落ちそうでいい気がしない。

この急斜面、夏に登る人のためによく見ると雪の下からFIXロープが出てきた。この急斜面を登りきって9時26分ようやく尾根に出た。地図をよく見ると
この尾根上には登山道があるようで、下りはこの急な滝へのルートはやめて尾根道沿いに下ろう・・・ということで話はまとまった。尾根につけられた
登山道はこれまでの道に比べると急に歩きやすくなった。積雪量は20〜30cmというところでスノーシューを履くほどのこともなく順調なペースで進む。

さすがに尾根へ出ると風もあり雪が顔にあたって冷たい・・・と言うかイタイ感じである。尾根上640mのピークに10時13分到着。地図を見るとここから
ルートは雲谷山(787m)のピークと789mのピークの鞍部に向かって伸びている。尾根を登るといったん上がって下らなければいけないため、ここは地図に
沿ってピークの横をトラバース気味に斜面を登る。このあたりは結構だだっ広い感じなので、地図とGPSを見比べながら目標となる鞍部を目指す。

10時45分 目標としていた鞍部にようやく到着。鞍部へたどり着く直前の斜面がこれまた急で、ザラメ雪の古い雪の上に新雪が30cmほどつもり
ズルズルと3歩進んで2歩下がる感じの繰り返し・・・下りは表層雪崩が起きそうな感じの斜面である。しかし、この鞍部に到達すればあとは緩やかな
斜面を少し進むだけで頂上だった。11時雲谷山頂上着。小さな頂上を示す看板さえなければ、あまり頂上という感じのしないピークである。山頂付近は
風も強く横殴りの雪がひじょうに冷たく感じる。そのため昼食用に木の影を探して風を避けて座り込む。それでもやはり寒いものは寒い。手元の不確かな
温度計ではー5℃を示していた。昼食を終えて記念写真を撮り11時40分下山開始。結局、登りも下りもスノーシューを履くことは一度も無かった。

途中の鞍部からの下り急斜面では予想通り小さな表層雪崩が起き自分はその上に乗って下まで滑り降りたが、ほんの数十mとは言え雪崩の上に
乗って滑り落ちる(降りる?)気分は悪くなかった。ただ前を歩いていたH氏を巻き込んでしまったのは申し訳なかったが。GPSの地図を見て頂ければ
お分かりのように、下りは屏風ヶ滝へ降りるルートはとらず尾根をそのまま下った。途中で送電線の鉄塔の下をくぐり、そこからは道沿いに下ると
朝の駐車場の横へ見事に出ることができた。下山するとさっきまでの山頂の厳しい天候が嘘のような穏やかな景色となり、低山とは言いながらも
3月初旬はやはり冬山!久しぶりに手の指先が凍える厳しさを味わった山行だった。12時50分駐車場着。登り2時間35分、下り1時間10分。
雪道の下りはひじょうに早い。


(今回歩いた雲谷山GPS-DATA 下りは尾根道を利用した)

登った翌日に撮影した美浜町新庄の雲谷集落と雲谷山。雲谷山の由来はこの雲谷集落から来ているのだろう。
いい名前の地区だと思った。自分は「雲谷」に住んでいる・・・と言うとちょっとカッコいい!?

2012年6月24日 爽快!若狭町雲谷山 今古川沢登り

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