2015 Bhutan Jomolhari Trekking Day4


11月2日(月)Paro→Shana→Tsemamarp(3400m)
いよいよブータンの山へ向かって出発である。この日は歩く距離が長いため早朝のスタートで、かつ朝食は登り口でとることになっている。
5時起床、山歩きのできるスタイルに着替えて薄暗い中、6時にホテルを出発する。登山口のあるShanaまでは車で1時間ちょっとらしいが、
走っている林道からチョモラリ峰のピークが見え出した。真っ白なピークで印象に残る山だ。林道はパロ川に沿ってずっと奥まで続いている。
途中にチェックポストがあったが問題なく通過。かつては、手前のドゥゲゾンまでしか車は入ることができなかったが、今ではこのShanaまで
入ることができ、チョモラリBCへのTrekkingコースとしては都合、往復2日分短縮される結果となり我々も短い休暇期間で入れることになった。

Trekkingスタート地点のShanaには7時20分に到着した。さすがスタート地点!馬がめちゃくちゃたくさんいる。そして朝日が眩しい!
その朝日を浴びながら朝食を頂く。これは何にも増して素晴らしい朝食だった。

この時気がついたのだが、少し向こうに日本人らしきグループ?がいて恐る恐る話しかけてみたらやはり日本人6人のグループで
長野県の労山の仲間だそうである。若い人からそこそこの年齢の方まで女性だけのグループでチョモラリBCから昨日下山したとの事。
皆さん無事下山して気が楽になったのか?饒舌だった。我々は朝食を終えて8時20分に歩き出した。スタート地点標高2960m高い!

我々のTrekking部隊は日本人5名の他にガイド1名、コック1名、アシスタントガイド2名それに馬が11頭、そのための馬方が2名という
ずらっと並ぶと壮観な?登山隊である。今までネパールでのTrekkingではポーターを雇うことが多かったが、こちらブータンでは馬である。
朝出発するときは我々が先にスタートしたが、途中で馬方率いる馬部隊が先行してず〜っと先に進んで行った。Trekkingルートは
Paro川の右岸、左岸を何度か行ったり来たりしながら、ずっとなだらかに続いている。10時50分 一軒だけある民家を通過した。

11時40分ちょっと早いがランチにする。ランチはアシスタントガイドのカルマがみんなの分を一人で運んでくれている。途中の広い場所を
見つけてTrekking初めてのランチなのでどんなモノが出てくるのか?気になったが、なかなか悪くないランチだ。赤米を主食にして野菜の
煮たものが中心とした料理で日本人の口にあう料理である。高度を測ったら3185m!まだ、わずか200mほどしか上がっていない・・・

ランチを終えて再び歩き出し5分ほど経ったところで初めての別れ道と出会う。右はチョモラリBC、左へ行くとNubriという小さな村を
経由してTremoLaという峠を越えて、1日でTibetまで抜けることができるらしい。あの憧れのTibetまで1日歩けば手の届く所にいる。
そして標高3000mを超えても川の流れは衰えるどころか、ますます急流になってくる雰囲気で日本では考えられない。必ず川を渡る
橋の上はチベット仏教の五色のタルチョーがなびいていて、ネパールと同様ここも完全にチベット仏教圏である。さらに山中は日本と
同じように紅葉が進んでいて、時々ハッとするような見事に紅葉している木に出会い、一瞬日本の山を歩いている気分にさせられる。


途中で民家というか?Shopを兼ねた民家が1軒あり、その近くにテントがあったので、ようやく今日のテント場に着いたか?と思ったら
ヌカ喜びで、まだまだ先の場所が我々のテント場だった。途中のテントはこのルート沿いに電気を引くために電柱となるパンザマストを
担ぎあげしている人夫さんたちのものだった。この道中何箇所も大量にパンザマストがデポしてあり、電気を引くのも大変な作業だ。
待望のテント場には16時10分ようやく到着。いやはや長い一日だったが、すでにテントも張り終えていて寝るだけなのは助かる・・・

本日の歩行距離はおよそ15Km。日本だと白山一往復くらいかも知れないが標高が高く疲労度は白山の比ではない。
早々に食事をしてテントのシュラフにもぐったが、まさしく疲労困憊!寝るときに「湯たんぽ」を用意してくれこれが一晩中
暖かくてひじょうにぐっすりと休めた。また、足をザックの上に乗せて上げておいたら、翌日筋肉痛もなくGoodだった。
ところで本日は本当のところ、大きなCamp場があるTakengthanka(タンタンカと呼ぶらしい)3630mまで登ってテント泊
という予定だったが、我々日本人の足が遅かった?ため、少し手前のTsemamarp(ツェママルポ)という場所にテントを
張ることとなった。Takengthankaまではプラスあと1時間!ということだったので、行ってもひじょうに厳しかった・・・

ブータンでのTrekkingについて
一般的にブータンでのTrekkingコースの時間は長いと言われている。初日は昼食休憩を挟みながら8時間の行動時間である。
これがもしネパールであれば恐らく最大6時間くらいではないだろうか?さらにスタート地点の標高が高いため、通常日本での
山歩きに比べてかなり負担は大きい。特にチョモラリBCコースは、1日目の途中に集落らしきものはほとんどなくネパールの
Trekkingコースと比べると自分のいる位置が把握しにくい。そのためいつになったら、その日の宿泊場所に到着するのか?
わからない・・・これも疲れる要素の一つ。また、ブータンのTrekkingコースにはロッジや山小屋というようなものは皆無であり
必ずテント泊である。そのためストーブで体を温めるというようなことや、他のトレッカーとお茶を飲みながら情報を交換すると
いうような楽しみもない。いやそれより一番疲れる元は、夜中のトイレである。もぞもぞシュラフから這い出しテントのチャックを
開け(しかも2重のチャック)、寝ぼけ眼でヘッドライトの明かりを頼りに事を終わらせ再び逆の動作でシュラフにもぐる・・・この
単純な動作が、高地であることも手伝ってひじょうに疲れ、ヒーヒーハアハア状態となるのである。これがロッジだとベッドだし
トイレに行くのもドアを開け閉めするだけで済むのでかなり負担は軽くなるという訳である。しかし、ブータンのTrekkingスタッフ
みんなよく教育されていて、到着するとすぐに熱いお茶を必ず持ってきてくれテントの床にはエアマットを敷きさらにその上には
分厚いカーペットを用意してくれていて快適である。人が荷物を運ぶのではなく馬がすべての荷物を運んでくれるので成せる
技ではなかろうか?ただ、馬が輸送の担い手ということもあるのだろうが、歩く道が石でゴツゴツしていて歩きづらい。これは
三重県の熊野古道などでもそうだが、石を敷き詰めて馬のひづめで道路をえぐられないようにしているからではないかと想像
する。石でゴツゴツした道は人間にとってはひどく歩くきづらい・・・これも疲れる要因のひとつだろう。しかし、馬が何でも運んで
くれるので楽だ。なお、下の写真のようにトイレ用テントも地面に穴を掘ってきちんと用意してくれるので女性でも安心である。


写真左からテント内部2人1張り(エアマット上にカーペット敷)→トイレットテント→座って用を足せるよう便座あり!

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