2018年2月4日(日)
インスタ映え快晴の武奈ヶ岳(1214m)

今回はいつもの福井県から越境しての登山である。言い出しっぺのH氏のリベンジ登山。何でもH氏は前回登りに来た時に体調が
すぐれず、山頂を目前にしながら途中から帰る・・・という悔しい思いをしたとかで、今回は何としても頂上まで行きたい・・・という悲願の
山行でもあった。実は私も武奈ヶ岳は久しぶり。自分のHPを見てみたら2009年以来である。前回は琵琶湖側になるガリバー青少年
旅行村からの登山だったが、今回は西側の大津市葛川坊村町からの登山である。武奈ヶ岳は比良山系最高峰、200名山のひとつ。

福井市の某所に朝6時集合、同じ山岳会のK氏、M氏と合流して若狭町熊川を目指す。熊川で嶺南在住のH氏と合流しR303から
R367へと車を進める。福井を出たときは雪で路上に3〜5pくらい積もっていて、この日はカッパを着ての登山になるかと思って
いたのだが、敦賀あたりから青空が見えてきて滋賀県内も快晴!放射冷却でバリバリに冷え込み登り口にあった国道の温度は
-6℃を示していた。駐車場にはすでに多くの車が止まっていて、他の登山者の様子から恐らくスノーシューは不要・・・と判断して
車に置いて登ることとした。8時15分歩き出す。山の麓にある明王院(天台宗の修験道場)の横から登り出す。登り口から雪道
になりいきなりの急登が続いている。が、先に登った人たちのトレースがしっかりついているので、アイゼン無しでも問題なく歩ける。

歩き出して15分ほどしたら上からSKIで降りてくる人に出会う。こんな所はSKIには向かないがよくもまあSKIで降りようなどという
気になるものだ・・・一帯は見事に植林された杉林。雪の量は20〜30cmくらいなので一部は地面が露出している場所もあった。

846mのピークに出るとようやく陽が当たり始める。しかし気温の低いのは変わらない。手袋をはめた指先がジンジンと痛いように
感じ感覚がなくなってくる。昨日から今朝にかけて降った雪がサラサラで気持ちいい。気温がかなり低いからだろう、アイゼンを
履いたH氏の足元からキュッキュッという小気味よい音が聞こえてくる。

途中から御殿山へのルートは夏道の巻き道ではなく、冬用の尾根直登ルートをとる。恐らく冬用ルートは積雪期専用で夏には
道は無いのだろう。かなりたくさんの踏み跡が冬用ルートに残っている。このルート、冬でも関西方面から多くの登山者が来るの
だろう、途中多くの人達に出会った。意外にも若い人が多い。冬山の人気度としては荒島岳以上の人気スポットだと思う。標高
1097mの御殿山には10時30分到着。冬山のペースとしては悪くない。御殿山に登ると一気に視界が広がる。目の前に白い
武奈ヶ岳とそこへ続く稜線がスカッと眺めることができる。そしてよく見るとその白い稜線に多くのの登山者が貼りつき登っている。
とりあえず御殿山から下って鞍部のワサビ峠まで行き、ここから稜線に沿って登り返す。ワサビ峠10時40分通過。

私の目の前を女子3人組が威勢よく下って行った。携帯で写真を撮って・・・と、お願いされてどうもインスタ狙い?


10時50分 ようやく一つ目のピークにたどり着く。山頂は遠くない・・・しかしまだ登り続けなければならないのが辛い。
山頂から降りてくる軽い足取りの人達に何人もすれ違う。皆さんツボ足で身軽に歩いている。

最後のなだらかな稜線を登り切って、山頂到着11時20分。山頂には、他のコースから登って来た登山者もいて結構賑やか。
素晴らしい晴天に恵まれてみんなニコニコ顔。しかし遮るものない山頂で吹き付ける風は冷たい。気温-7℃くらいなので風が
吹くと一気に体感温度は下がり-20℃くらいに感じる。山頂にいた他のグループの方にシャッターを押してもらうが、このグループ
インスタ映えを狙って?か、動物の顔を模した帽子を全員お揃いで被っている。こちらも記念に1枚写真を撮らせて頂いた。山頂
からは琵琶湖を隔てて湖東の伊吹山が白く見え、眼下には琵琶湖が広がっている。素晴らしい景色を眺めることができた。

山頂付近の北側斜面は霧氷がビッシリできていた。


昼食は山頂では寒すぎると判断して、少し下った風の無い所でとる。太陽の光が暖かく感じるが気温-3℃。登山ルートの脇でランチに
したのでその横をたくさんの人達が登っていく。恐らく200人くらいはいたのではないだろうか?我々の登り始めは遅い方ではないか?
と思っていたのだが、何のことは無いあとからあとからたくさんの人がやってくる。みんなトレースのついた頃合いを見計らって来たのか?
昼食を終え12時15分下山開始。13時過ぎでも登ってくる人は多く冬の武奈ヶ岳の人気は大したものである。確かに素晴らしい景色だ。

麓の明王院駐車場には13時45分着。雪道の下りはひじょうに早い。登りで流した汗を近くの「くつき温泉てんくう」で流して帰途につく。
下山したすぐそばに温泉があるのはありがたい。この日は近くにあるSKI場も盛況だったようで、多くの親子連れで温泉も賑わっていた。
帰りも来た道を逆ルートで帰るが、北に向かうほど天候は悪化。北陸自動車道の今庄トンネルを抜けると猛吹雪!前もよく見えないほど
ひどい天気に様変わり・・・ほんのわずかな場所の違いなのに、これほどまで天候は変わるものなのか!?ついさっきまでいた武奈ヶ岳の
頂上が夢のように思い出された。それにしても楽しい冬の山行だった。次回もこんな天気であってほしいものだ・・・

今回はアイゼンもスノーシューやワカンといった類のものは使用しなくても登れましたが、雪の状況によっては必須となることもあります。
準備は万端にしてお出かけください。軽アイゼンは登りにあった方がいいかも知れません。

登山ルートMap(GPS-DATA)はBlogを参照ください。HPサーバー容量を少なくするためBlogに貼り付けています。


2009年5月23日 名瀑と新緑 滋賀県武奈ヶ岳

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