2017年6月12日(月)
  多し(2702m)

前日の11日(日)は平家平から姥ヶ岳へ登り、翌日は山岳会の仲間と白山!たまたま私が月曜日の休みだった
ことと、天候の都合から山岳会の仲間がこの日に白山へ登る・・・ということで、ご一緒させて頂くこととなった。
白山!かつてはよく登った山だが、残雪期の白山は単独行はやめて仲間と登った方がいい。登る距離も標高差も
それなりにあり登り甲斐のある山である。仲間がいたほうが楽しく登れるし心強い。

5時に集合して白峰へ入り市ノ瀬を越え別当出合の駐車場に車を止める。入山届を済ませて別当出合のセンター
から歩き出したのが、6時25分である。登りは観光新道を使うこととしていたので、新しい吊橋は渡らずに観光新道
への道を進む。出始めは結構いいペースで登っていく。後方に加越国境の山々が見えるが雲は思ったより低そうだ。

天気は問題ないと思っていたのだが、意外にも雲が低く別山や加越国境の山々は上に行くにつれ雲の中に入ってしまう。
しかし、白山山頂方向は素晴らしい青空が広がっていて、上の方の天気は問題なさそうだ。

殿ヶ池ヒュッテが近くなってくると残雪が少しずつ現れてくる。さっきまでは目線より高かった白山釈迦岳も徐々に
低く見えるようになってきた。(下中央の写真)殿ヶ池ヒュッテ(2020m)9時到着。

殿ヶ池ヒュッテで15分ほど休憩して雪渓の中をさらに上へと登る。この時間になってくると室堂から降りてくる人達と
すれ違う。話を聞いたらご来光はバッチリだったそうだが、気温がー4℃!と、ものすごく冷え込んだという話だった。

殿ヶ池ヒュッテを出て標高2000mを越えると、雪渓上を歩く個所がぐっと増える。が、前の人のトレースをたどれば
それほど難しい歩きではない。しかし、途中から急傾斜の雪面を登ることになり他の方々はアイゼンを着けて登る。
私は、アイゼンを持ってはきていたが雪のあるところ無いところでアイゼンを着けたり外したりが面倒だったので
そのままツボ足での登高を続ける。ほどなくして黒ボコ岩が見えてきた。弥陀ヶ原はもう少しだ・・・

黒ボコ岩(2340m)10時15分到着。目の前には弥陀ヶ原の大雪渓が広がっていた。

弥陀ヶ原の雪渓はガスが出たときにルートを間違わないように、100mほどおきに赤いペナントをつけた道標が続いている。
最後の登り五葉坂に雪はないが、久しぶりに上がる高度のため息が切れる。10時50分室堂(2450m)到着。

少し休憩して11時いよいよ山頂を目指して歩き出すが体が重い。手を伸ばせば届きそうなところにある山頂だが
ゆっくりゆっくりと進む。今日のメンバーでは私が一番若い、他の3人は自分よりもっと辛いはず・・・と自分を励ます。


山頂(2702m)には11時45分に着いた。久しぶりの白山山頂だが別山が見えなかったのが残念!
やはり下の方は雲の中だった。それにしても凄いのは一緒に登ってきた我が山岳会のM永会長である。
来月の誕生日で御年84歳!というから素晴らしい体力である。見習わなければいけない・・・

山頂でしばらく素晴らしい景色を満喫して12時5分下りにかかる。室堂センターには12時30分着。
センター前にある雪上ベンチに腰かけて昼食をとるが、下山にも時間がかかりそうなのでそう時間をかけられない。
12時55分に室堂から歩き出す。帰りのコースは黒ボコ岩から砂防新道で下ることにした。

この砂防新道、登りに使った観光新道よりもかなり積雪が多い。急斜面に残った雪渓をトラバースして渡り歩いて
いかなければならないため、他の3人はアイゼンを着けて万全の体制で下りにかかるが、またしても私はツボ足の
ままで下る。何といっても雪のある所と無い所の差が激しい。そのたびにアイゼンを着けたり外したりは面倒だし
そのまま下っても問題無い斜面と判断したためである。例年この時期の白山登山でアイゼンは使った覚えがない。
しかし、例年よりかなり雪が多い。念には念を入れて注意して下る。甚之助小屋(1960m)までは8割くらいが
雪上歩行となる。甚之助小屋着は14時。雪が多かった割にはいいペースで下ることができた。小屋でM永会長の
簡易アイゼンを見せてもらったのだが、この4本爪アイゼンまことに都合がよろしくないそうである。それもそのはず
アイゼンの爪がある部分は靴の中央の土踏まずのあたりになる。雪渓を昇り降りする場合、登るときは雪面に靴を
食い込ませるように蹴り込むので靴の先端部分を、下るときは体重が後ろにかかるので、かかと部分が重要である。
しかしこの4本爪アイゼンはそのどちらにも当てはまらない。いいように解釈すれば平地を歩くときにスリップしにくく
なるというぐらい・・・だそうである。現物を見ながらなるほど・・・とうなづいた。白山での使用は難あり?と思われる。

14時15分 甚之助避難小屋を出発して別当出合へと向かう。積雪は中飯場の少し上あたりまで続いていたが
ここまで降りてくると斜度はほとんど無いので危険な個所は無い。降りてくるにつれて緑がいっぱいで冬から春に
やってきた印象だ。自然と高山植物やフキノトウなど色物が目に付くようになってくる。

別当出合(1260m)15時50分着。帰りは市ノ瀬、永井旅館の温泉に浸かって帰途についた。
心地よい疲労感と、登り終えた満足感でひじょうに気持ちがよかった。

(GPS-DATA 北側が登りに使った観光新道 南側が砂防新道)

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