2017年9月10日(日)
 泰澄トレイルから越知山(613m)
〜福井山岳会9月例会山行〜

我が福井山岳会の9月例会山行、珍しく低山でノーマルなルートである。いつもは一ひねり二ひねりとどこかに
落とし穴?的要素がある例会山行だが、今回は白山開山1300年!ということもあって白山を開いた泰澄ゆかりの
越知山を目指すことになった。コースは行者コースと言われている小川集会場からのコースである。この山通常で
あれば車で山頂近くまで行けるため、なかなか歩いて上がる・・・ということがなかった。自分の記憶の中で歩いて
登ったのは数十年前、豪雪の中を山岳会の先輩と一緒に頂上の無線中継所まで上がったことが思い出される。
今回は参加者が多く総勢14名!という団体登山になり、ひじょうに賑やかな山歩きとなった。

(このコースでよく見かけるヤマジノホトトギス)
8時45分 小川集会場の広場着。駐車場は我々の乗ってきた車の他にも登山者の車があり15台ほどとなりほぼ
満車状態。全員が揃うのを待って9時登山開始である。このコースは登山者も多いのか?しっかり草刈りもされていて
所々に案内の看板や立札も整備されている。最初は急な登りのためいきなり汗がグッと噴き出してくる・・・

30分ほど歩いたところで堀切が現れる。尾根をざっくりとえぐってあり昔、この上に山城があったのだそうである。
また、信仰のルートだけあって石仏が数多く設置されている。

10時25分木の実谷との合流点に到着。ここから5分ほどで独鈷水(とっこすい)の水場に着く。この独鈷水、
いわれがあって泰澄大師が修行中手にしていた独鈷(護身用の錫杖のような棒)で岩をついたところ、そこから
水が湧き出てきた・・・以来1300年もの間、枯れることなく湧き続けているということである。尾根筋にも関わらず
平均9℃という冷たい水は、昔から眼病や諸病に効果があるとされ遠くからも汲みに来られる方が多いとのこと。
ひじょうに冷たく、岩の割れ目からどんどん湧き出してくる水を見るとちょっと神秘的なものを感じざるを得ない。

すぐそばには地蔵堂の建物も地元の方で作られ巨大なブナの木もある。

この独鈷水を過ぎると山は急にブナの原生林が多くなってくる。新緑や紅葉の頃は素晴らしいだろう。
11時30分 山頂近くの越知神社にようやく到着。


社務所の周りには高山蝶のアサギマダラがヒラヒラとたくさん飛んでいて、優雅な舞を見ているようだった。
ここの神主さん(無雪期の間はここに住んでいる)によると、ここ数日たくさんのアサギマダラが飛来している
そうで、蝶の研究をしている方もたくさん訪れる・・・と言う話だった。さて我々は山頂三角点のある奥の院
まで登って昼食休憩とする。社務所からは歩いて数分だが、車でここまで上がってこれることもあって軽装の
方も数人ここまで足を延ばしてやって来ているようだ。11時45分奥の院着。

山頂付近は木が多くあまり見通しは良くなかったが、パワースポット的雰囲気は十分である。
今日の参加者全員で記念写真を撮って12時15分下山開始。

久しぶりの例会山行で多くの参加者があり実に楽しい越知山だった。
麓の小川集会場には14時45分到着。

帰りはふもとの「泰澄の杜」の温泉に浸かって汗を流した。613mという低山だと侮っていたが
行者の修験道ということもあるのか?UP-DOWNも多く決して楽なルートではなかった。しかし、
どこか霊山の雰囲気を漂わせ、もう一度来てみたい・・・と思わせる風格の漂う山だった。

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