2017年5月21日(日)
 越前市唐木岳→大平山→武衛山縦走
〜福井山岳会5月例会山行〜

久しぶりに山岳会の例会山行に参加した。行先は越前市の低山、唐木岳である。今回の山行のリーダーT氏の
提案だったが、日野山の隣の山ということしか知らずNetで検索すると、かつては鉱山があった山らしい。知らない
所へ行くというのは楽しみなもので、地図を眺めているといろいろな想像を掻き立てられる。

(唐木岳の登りで見えた大平山)
ここのところ暑い日が続いており、今回は低山とは言え朝の集合時間は6時半。鯖江市に集合して車に分乗
越前市の文室町を目指す。林道を詰めて標高219mの地点付近で車を降りる。まずは唐木岳への登りである。
7時35分歩き出し。時間が早いのと木に覆われていて日陰なので涼しい・・・ここで話題になったのが、jきょうは
どこの山をどう登るか?ということだった。もともとリーダーのT氏は唐木岳(738m)を登って降りる→その後近くの
武衛山(320m)に登って2つの山のピークを楽しむ・・・という予定だったようだ。しかし、今回のメンバーはそれで
なかなか納得しない。登って降りて移動して、また別の山を登る・・・ということが気にいらないのである。それで
結果的にまず唐木岳に登り、下山せずに尾根伝いに大平山(612m)へと進み、さらにそのまま武衛山(320m)
まですべてつながっている尾根道を縦走しようということになった。問題はそれぞれの山をつなぐ尾根に道はある
のか?ということであるが、獣道のような細い切り開き程度の道ならばあるだろう・・・ということになり参加者全員
納得しての登山となった。なお、今回は20代から70代までの幅広い年齢層の8人のメンバーである。

唐木岳への登山道は多くの人が登っている感じではないが、所々に標識もありそれなりに登る人はいるのか?
1時間ほど進むと登山道脇にかつての鉱山で使用されていたものなのか?トランスや鋼管と思われる廃材が転がって
いる場所を通過。このあたりから道は一気に急になってくる。陽は当たらないとは言えど藪山で急な登り、額から汗が
流れ落ちる。前に登ったホノケ山もそうだったが、このあたりの山は標高こそ高くないが、急傾斜の登りの山が多い。
急傾斜の斜面を登り切って尾根に出ると、気持ちのいい新緑の道が続いていた。

唐木岳山頂(738m)には9時に到着。展望もなく山頂そばの木の幹に唐木岳と書かれたオレンジ色の標識と
三角点の標石があるだけだった。ここで全員で写真を1枚撮って、9時20分次のピーク大平山へと向かう。
山頂からは草刈りされた細い道が続いていたが、少し進むと草刈りはされておらず藪道となった。しかし、所々に
誰かがつけたであろうと思われるピンクのリボンが目印となって何となく道もあるようだ。

(唐木岳の山頂にて)
唐木岳から大平山へと向かう道は山頂へ近づくにつれてしっかりした道になってくる。さらに新緑が素晴らしく美しく
このコースの見どころはここ・・・と言ってもいいかもしれない。皆で堪能しながら大平山を目指した。


大平山(612m)は山頂に送電鉄塔のある山である。鉄塔を目印に歩いてきて10時30分に到着。ここは太陽の
日差しをもろに受けひじょうに暑い!少し休んで10時50分歩き出し。このあたりは電力会社の鉄塔保守用道路が
整備されているはずだが、目指す武衛山に向かって道はあるわけではなく途中の尾根上で道を間違え地図とGPSで
位置を確認しながら進んだ。一度ルートを間違え登り返さなければならない場所もあり、暑さと疲労で堪える・・・

尾根上にある2番目の鉄塔を11時40分に通過。このあたりから登山道はぐっとよくなり歩きやすくなってくる。
快調に尾根を歩いて12時ちょうどに武衛山直下の峠に到着。おそらく昔は村と村を結ぶ峠道だったのであろう
土に埋もれかかったお地蔵さまが峠に向かってたたずんでいた。今となってはもう誰も歩かなくなった峠なので
久しぶりに人に会って喜んでいるかもしれない。ここはいい日陰になるので峠で昼食にした。武衛山の山頂までは
あと少しだが、山頂は日差しを遮るものが何もなくこの峠でランチにしたのは正解だった。

この峠から武衛山山頂(320m)まではわずか15分ほどだった。しかし、ここまでずっと尾根を歩いてきて疲労と
暑さで最後の登り返しは苦しかった。山頂12時50分着。山頂はちょっとした広場になっていて景色もよく見える。
実はこの山頂、かつては我社のテレビ中継放送所が設置されていた。もう20年ほど前の話になるが、廃局に際し
地元との折衝や工事業者との話し合いなどすべて私の担当だったので懐かしい・・・久しぶりにこの頂上に来てみて
昔の面影が少しくらいあるかと思っていたが、山の上では変わり方が激しく過去の痕跡を残すものは何一つ残って
いなかった。数百メートル離れた場所に受信アンテナを設置したところもあったのだが、今となってはその場所が
どこだったのか?ということすらわからなくなってしまっていた。さてこの武衛山頂上からはもう下るのみ!立派に
整備された遊歩道をのんびりと歩くのみである。

立派な遊歩道だったが誰にも出会わず我々だけで独占して歩くのはもったいないほどだった。登山道沿いには
麓の味真野小学校の生徒さんが作った標識が整備されていて、山頂までの道のりがわかりやすい。味真野の
人たちにとっては、この武衛山が故郷の山なのだろう・・・早朝の散歩などにはもってこいの山だと思われる。

麓にある味真野苑には13時55分着。味真野苑は水芭蕉のシーズンは終わってしまっていたがそれでも結構たくさんの
観光客が来ていてそこそこ賑わっていた。味真野小学校の校庭の桜が満開になる頃はものすごい人なのだろう・・・
低山ならではの新緑の山を仲間と歩けてリフレッシュでき、素晴らしい日曜日だった。


(今回歩いた縦走路のGPS-DATA)

(縦走路断面図 トータル10Km強歩いた)


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